五嶋龍さん

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五嶋龍さんである。近年はテレビ朝日「題名のない音楽会」の司会としても親しまれているが、日本での演奏会にも積極的。昨年11月にはアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮フランクフルト放送響とチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」を、今年6月には、ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管とプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」を共演、燃え盛るような情熱とドラマティックな推進力で圧倒的な情感を紡いだ。

 

そして来年2017年3月、五嶋龍さんはまた日本のステージに立つ。今回の共演は今年80歳を迎えた巨匠エリアフ・インバル指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団。五嶋さんとインバル氏、そしてこのオーケストラとは初共演だそう。しかもプログラムはメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」なのだが、何と日本では初めてであり、世界でもまだ4、5回しか弾いていないのだという。

 

公演は、群馬、横浜、大阪、東京、そのためのプロモーション用のインタヴューをさせていただいたが、五嶋さんはメンデルスゾーンに並々ならぬ意欲を持っており、今から大変に楽しみだ。

 

 

 

 

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尾池亜美さんの結婚式

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ヴァイオリニスト、尾池亜美さんの結婚式に出席してきた。彼女とは、以前朝日カルチャー新宿でレクチャー・コンサートを一緒にやらせていただいたり、いろんな媒体でご紹介させていただいたりした経緯がある。

 

それにしても驚いた。お相手の新郎氏は元外務省官僚で、現在は塩崎厚生労働大臣の政策秘書を務められている。驚いたというのは、塩崎大臣の奥様は、実は私の小・中・高時代の1つ上の先輩であり、まさに才色兼備、マドンナの誉れ高き方で、学生時代にはお世話になった。その父上も当時書店を経営されていて、ここでも当時入手困難だった永井荷風全集を見つけてくれたりして、大変お世話になった覚えがある。また塩崎大臣ご本人にも、以前個人的にお会いしたこともあり、またその関連で松山までお伺いしたこともある、縁浅からぬ方。

 

もちろん新婦側として出席させていただいたのだが、新婦をかつてご指導された、東京藝大学長の澤和樹さんジェラール・プーレ氏のお2人によるJ.S.バッハや、新郎新婦によるヴァイオリンとマンドリンの演奏、また新婦とその友人による演奏などもあって豪華絢爛、そして心に残る披露宴であった。

 

なお今後は、改姓した伊藤亜美として演奏活動を続けるとのこと。おめでとう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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毎年恒例

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夏の風物詩(?)、盟友のフルーティスト野勢善樹氏のお弟子さんたちによる、サマークラスにお伺いした。ここ何年か毎年お伺いし、講師コンサートの際の曲目解説を担当している。会場は長野県小海にある小海リエックス。

 

昔はよくスキーに来たものだが、もうスキーは十何年ご無沙汰しているし、もっぱら楽しみは星空の湯という温泉と宴会(笑)。基本はお弟子さんたちの研修の場であるが、私は到着早々、皆さんの会食に合流(笑)。その後講師コンサートの後に打ち上げというのがお決まりのスケジュール。

 

今回の講師コンサートのテーマは「ロマン派と幻想」だったため、ロマンとは何か、ロマン派とはどういう潮流かということを中心にお話させていただいたが、時間的制約もある。その後の打ち上げでいろんなことをお話しできて楽しかった。

 

この日のアンコールには、私のピアノ・トリオを、フルートとクラリネット、ピアノに編曲したものを演奏していただいた。フルートは野勢氏、クラリネットは木村健夫氏、ピアノは小林侑奈さん。フルートは音域もOKだし何ら問題もないのだが、困ったのはクラリネット。何しろ移調楽器で、原曲が変イ長調なので、A管を使用するからと編曲。しかしながら、こちとら根っ子がピアノなもんで、ドはド以外の何物でもないし(笑)、移調には一苦労。う~ん、ドがラなのだから、ラ♭はええっと…??

 

 

 

 

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中村紘子さんのお別れの会

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9月12日、サントリーホールで、中村紘子さんの「お別れの会」と「偲ぶ会」が催された。ブルーローズ(小ホール)での「偲ぶ会」には、大きな祭壇と生前の縁の品が展示され、大ホールでの「お別れの会」では、日本パデレフスキ協会会長で衆議院議員の細田博之氏や指揮者の外山雄三氏などの追悼の辞ほか、堤剛さんや大谷康子さんなどの献奏があった。

 

たまたまこの模様を、音楽の友11月号(10月18日発売)で書かせていただくことになったが、大ホールには遺影が掲げられ、いつもと同じ、あの素敵な笑みが湛えられていた。なんだか未だに信じられず、突然「あら、元気~?」などと電話がかかってきそうな気がしてならないのは、私だけではあるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は重陽、菊の節句であった。桃、端午、七夕など五節句の中ではもっともマイナーではるが、やはり秋を感じさせる重要な節句である。と言って私も夕べ、日本酒に菊などを浮かべはしなかったが…(笑)。

 

さて明日、このブログでもお馴染みの冨永愛子さんの出演するコンサートが開かれる。東京文化会館小ホールでの、「武田章寛ヴァイオリン・リサイタル」である。これは東京音楽コンクール入賞者リサイタルであり、武田さんは2010年に第3位、冨永さんは2008年に第1位を獲得してのコンサートとなる。

 

プログラムは、ストラヴィンスキー「イタリア組曲」、ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」、イザイ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番」、そしてR.シュトラウス「ヴァイオリン・ソナタ」という極めて独自の色彩感が強い作品たちである。

 

まさにクラシックのシーズンを告げるのに相応しい演奏会である。ゆっくりと愉しみたい。