これまで弱い磁場しかないと考えられていた太陽の南極、北極付近に、強い磁場が散在しているのを、国立天文台などの国際研究チームが8日までに、太陽観測衛星「ひので」による観測で発見した。発見は、周期的な変化を繰り返す太陽活動の予測にも役立つという。論文は米天文学誌アストロ・フィジカル・ジャーナルなどに掲載された。
 国立天文台の下条圭美助教らの研究チームは、ひのでの可視光・磁場望遠鏡で、太陽の極域付近を観測。高い解像度を生かし、数ガウスの弱い磁場が広がっているとみられていた極域に、黒点並みの1000ガウス以上の強い磁場が、点状に散在しているのを見つけた。
 これらの磁場は太陽の自転で増幅され、赤道域で強い磁場を持つ黒点として現れる。これまで、黒点の「もと」になるには極域の磁場が弱過ぎるのが謎だったが、今回の発見で説明がつくことになった。
 太陽活動は11年周期で活動の激しい極大期と、その反対の極小期を繰り返しており、極大期には黒点が多数現れる。次の極大期は2012年ごろのはずだったが、最近になっても黒点の数が増えず、米海洋大気局(NOAA)は1~2年遅れると予測している。
 国立天文台ひので科学プロジェクト室長の常田佐久教授は「極域の磁場が弱いと、次の周期の黒点がなかなか現れない。極域を詳しく見ることは、太陽活動の周期を知る上で重要だ」と話している。 

【関連ニュース】
〔特集〕日本人宇宙飛行士の軌跡
〔写真特集〕国際宇宙ステーション
〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト
「すべて物理の法則で動く」=野口さん、理科教材用に宇宙実験
宇宙から絵本読み聞かせ=野口さん、「きぼう」で朗読

「非核三原則」佐藤元首相が後悔…公開メモ(読売新聞)
路上に男性変死体、殺人で捜査 手縛られ頭部打撲跡 国分寺(産経新聞)
地下鉄サリン 15年でつどい 元警察庁長官「反省多い」(毎日新聞)
供述調書漏洩事件 ジャーナリストがNHKと和解(産経新聞)
<暴行>警視庁の警部補、男性突き飛ばし容疑で逮捕 埼玉(毎日新聞)
AD