DRIFTER

~漂流者の日々徒然~


テーマ:

「東京ホームレス」 さん で「ぐるんぱのようちえん」という絵本が紹介されていた。


それに影響されて僕も好きな絵本を紹介したくなった。つまり「勝手に絵本バトン」てわけさ。

僕が紹介するのは

あまん きみこ, 二俣 英五郎
きつねのおきゃくさま

もう廃刊なのでストーリーも細かく書くね。



お腹を空かせた狐が森を歩いていると、向こうから痩せこけたヒヨコがやってきた。
狐はヒヨコを見て太らせてから食べようと考えた。よくあることさ。

ヒヨコは狐を見てこう言った。
「きつねさん、どこかにいい住みかはないかしら?私、困ってるの」
「それならウチに来るといいよ」
「あら、優しいのね。きつねのお兄さん」

狐は優しいなんて言われたのは初めてなのでなんだかボーっとなってしまって危うく転びそうに
なった。

それから狐はヒヨコの世話をしてヒヨコは丸々と太っていった。

ある日、ヒヨコが散歩に行きたいと言ったので、逃げる気かな?と思った狐は後を付けていっ
た。

ヒヨコが春の歌なんか歌いながら歩いていると、向こうからアヒルがやってきた。
「やあ、ヒヨコ。どこかにいい住みかはないかなあ?困ってるんだよ。」
「ならきつねお兄ちゃんの家に来るといいわよ」
「キツネだって?とんでもない!」
「あら、お兄ちゃんはとっても優しいのよ」

狐はそれを聞いて、またボーっとなった。
そして慌てて家に戻った。

狐はヒヨコとアヒルの面倒をよく見た。
アヒルも丸々と太っていった。

ある日、ヒヨコとアヒルが散歩に行きたいというので、おや?逃げる気かなと思った狐はまた後
を付けていった。

ヒヨコとアヒルが夏の歌なんか歌いながら歩いていると、向こうから今度は兎がやってきた。
「やあ、ヒヨコとアヒル。どこかにいい住みかはないかなあ?」
「ならきつねお兄ちゃんの家においでよ」
「きつね?とんでもない!ガブリとやられちゃうよ」
「きつねお兄ちゃんは神様みたいなのよ」

それを聞いていた狐はびっくりして気絶しそうになった。

神様だって?この俺が・・・

狐は慌てて家に戻って、それから兎の面倒もよく見た。兎も丸々と太っていった。


そんなある日、オオカミがやってきた。

「この家にはヒヨコとアヒルと兎がいるな。うまそうな匂いだ。いや、狐もいるぞ・・」

オオカミが襲い掛かってきた。
狐は勇気がりんりんと沸いてきた。
そして、死に物狂いで戦った。
オオカミは逃げていった。


その夜、狐は恥ずかしそうな笑顔で死んでいた。

ヒヨコとアヒルと兎は小さな墓を作った。

そして、優しくて神様みたいなきつねお兄ちゃんの為に涙をポロポロと流した。おわり



この絵本を読んだとき不覚にも泣いてしまった。しかしこの話は単純はお涙頂戴ものではない。

先ず最初に伝わってくるのが「人(この場合はきつね)は変われるのだ」ということ。自分のことだけ考えて生きてきたきつねが他者を命懸けで守ろうとする優しさや強さが芽生える瞬間が素晴らしい。

だがきつねはあくまでもきつねである。同じ肉食獣であるオオカミと戦うなんて「らしくない自分」を恥ずかしそうに笑いながら(そしてとても満足げに)死んでいく。

きつねが死んでしまった理由は「らしくない」行為をしてしまったが為であるが、たとえオオカミと戦わなくても結局きつねは死んでしまったことだろう。きつねはヒヨコたちを食べなくては生きていけないのだ。

「あらしのよるに」に於いてオオカミのガブはあくまでも肉食であり、ヤギのメイへの友情に殉じはしたものの命をつなぐために他の動物は食べていた。だがこのきつねにはそういう気配は一切無かった。
それ故、生き方に殉じたともいえるが、ここでの教訓は「人は変われるものだが決して人以外のものにはなれない」ということだね。


現実の自分を踏み外しては人は生きていけない。
AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:


僕は楳図かずおの昔の作品が大好きで結構集めている。


楳図かずおの代表作といえば「まことちゃん」や「漂流教室」が有名だが、僕が好きなのは「おろち」「猫目小僧」そして「イアラ」なのだ。

「おろち」と「猫目小僧」は人間の心の闇を鋭く描き出している。
主人公は人間に希望など持っていないのだが、それでも無垢な魂の存在を心のどこかに求めているのだ。
それで計らずも様々な事件に巻き込まれていく。


「イアラ」はこの2作品とは少し毛色が変わっていて楳図作品の中でも評価はそれほど高くはない。

だが未完成な分、楳図かずおの天才性をより感じさせてくれる作品となっている。


時は奈良時代。

身分の低い恋人同士の土麻呂とさなめは運命によって引き裂かれてしまう。

さなめは東大寺の大仏の魂として生きながら大仏に溶かし込まれてしまうのだ。

断末魔にさなめが叫んだ謎の言葉、「イアラ」。

その時から土麻呂は不老不死となり永遠の時を生きることになる。

さなめの生まれ変わりを見つけるために、そしてイアラという言葉の意味を知るために。

舞台は室町、安土桃山、江戸、そして現代、未来へと続いていく。

土麻呂はその都度、さなめの生まれ変わりとおぼしき女性を見つけるのだが皆どこか少しずつ違っている。

永遠の時を生きる土麻呂は生きることの真理を捜す旅人でもあり、歴史上の様々な人物(秀吉や利休など)と関わりを持ちながら苦悩し続けるというストーリーなのだ。

特に僕が好きなのは土麻呂が松尾芭蕉と一緒に旅をして、芭蕉の死をきっかけに一つの悟りを得るエピソード。



始めあり終わりあり、始めなく終わりなし

月日は東より上り、西へ沈みまた東よりめぐる


楳図 かずお
[豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ



AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

今週末は「アメブロサーバーのメンテでブログもお休みだなぁ」と思っていたら延期になったとのこと。


まぁ今更何か書く気にもならないのだがね。しかし最近重いよね?ここ。


そういえば万博の帰りのバスの中で観たビデオ「くれよんしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は泣けたな・・・ココロに突き刺さったよ。


「オマエ偉いんだろ!?だからオマエのせいでこんなこと(理不尽な戦)になったんだろ!なのに逃げるのか!?オマエひとりだけ逃げるのかっ!?」

これはラスト近くで敵の大将に向かってしんのすけが放つ言葉。すごく当たり前なセリフなんだよね。オトナが言うと奇麗事にしか聞こえないようなセリフ。でもしんちゃんはコドモだからその当たり前のことを言うんだけどこれがマッスグに突き刺さるんだよ。


とにかく見事な映画だから未見の人は是非観て下さい。平和とか自由の有り難味を考えさせられます。

バンダイビジュアル
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

僕の好きな映画にはヒトツの傾向があることに気が付いた。

傾向というよりはテーマが似通っているというべきか。

それは、時代の荒波に翻弄されながらも己を貫き信念(或いは魂)に殉じる人間の物語ということだ。
僕自身は良くも悪くも昔からあまり変わらないタイプではあるが、何しろ豆腐のような根性しか持っていないので余計にそういう信念を持った人に憧れるのかもしれない。


ただ彼ら(映画の登場人物)と僕にも共通する部分はある。

それは自分自身の正義や理念をちゃんと持っているという点だ。
ただそれが世の中の常識とはちょっとずれてるだけなのだ。。

ではそんな僕の好きな映画を少し紹介させてもらおっと♪

「ドクトルジバゴ」

医師であり詩人のジバゴは革命の嵐が吹き荒れる中、妻子ある身でありながら薄幸の女性ラーラと激しい恋に落ちる。追われる身となったジバゴとラーラ。雪と氷に閉ざされた別荘での二人の愛の暮らしはどこまでも儚く美しい・・・
心を持ち続けることの尊さを教えてくれる名画中の名画。

ワーナー・ホーム・ビデオ
ドクトル・ジバゴ 特別版



「スミス都へ行く」

全人類(特に政治家や企業家)が必ず見ておくべき映画。これを観てなんとも思わない人間は信用できない。
愛と正義で泣きたいアナタにオススメ♪元気になれるよ!

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スミス都へ行く



「パットン大戦車軍団」

タカ派の軍人パットンの第二次世界大戦の物語。時代に取り残されていく男の悲哀を描く。その強烈な個性は観る者を圧倒する。主演のジョージ・C・スコットがオスカー受賞を拒否したことでも有名。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
パットン大戦車軍団〈特別編〉



「ファンダンゴ」

ベトナム戦争の最中、召集を受けた主人公(ケビン・コスナー)は青春の証として埋めた「DOM」を掘り起こす旅に出る。「オレは・・何かを求めさすらい、女と遊ぶ自由が無きゃもたない・・」

徴兵を拒否して自分らしく生きようとするコスナーの姿は切なくほろ苦い。

ワーナー・ホーム・ビデオ
ファンダンゴ


「さらば我が愛 覇王別姫」

京劇に全てを捧げる主人公(レスリー・チャン)の波乱に満ちた生涯。抗日戦争から文化大革命へと激動する時代に、芝居に全てを捧げ愛する覇王のため最後まで「虞姫」であろうとするレスリーの姿は美しい。

ジェネオン エンタテインメント
さらば、わが愛~覇王別姫



「戦争のはらわた」

戦争と人間の醜さを個人にスポットを当てることで鮮明に描いた作品。仲間を味方に惨殺されたジェームズ・コバーンのラストの高笑いが哀しく耳に残る。

バンダイビジュアル
戦争のはらわた~Cross of Iron~


「東京ホームレス」 の村上知奈美さんが5月16日の記事のコメント欄で「人の意識を変えるのに何かいい方法はないものか?」と書かれてらしたが僕は高校の頃に観た「スミス都へ行く」で劇的に人生観が変わったんだよね。大げさだけど「いつか必ず正義は報われ、世界は真の愛の意味を知る」と信じるようになったのさ。


勿論世の中そんな甘いもんじゃないと知りつつもね。でもただ信じたくなったのさ。

いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:

今更遅いのはわかっているが「24」観てます。でもまだ5までしか観てません・・

 

というのも中々観るヒマが無いせいもあるけど、一話観るたびにどっと疲れちゃうんだもの。

今日やっとDisc5まで観たけどそれまでに借りたまま観ずに返したことが3回もあったよ。それなのに借りなおして観るのって空しいよね?ま、しょうがないけど。でもこの調子だとseason1観終わったら2はもう観ないかもなぁ・・

 

面白いのは確かだがちょっとイライラさせられすぎる。ハラハラよりイライラが先立つというのは僕の性には合わないからね。よっぽどヒマがあって3日くらいで一気に観れたらまた違った印象になるのかもしれないけどさ。

でも観てるとたしかに気分はハードボイルド調になってしまう。観終わってスグに雨の中を運転して返却しに行ったんだけど、ハンドルさばきが少し激しかったもんな。しかも友達に電話もしたんだけど(運転中だから本来はダメね)、「私だ・・ジャック・バウアーだ」って言っちゃったもん。しかし相手には通じなかったよ(恥

で、たまたまパトカーとすれ違ったりしてさ。思わず身を潜めたり周囲を不必要に警戒しながら運転してた。ビデオ屋では鋭い眼光を見せながらいかにもヤバいブツを渡すかのような気分でDVDを返却。

 

まー幸せなヒトだね?我ながら。

 

 

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。