歓びの歌~Ode to Joy ~

この時、この瞬間を


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2017年1月8日。

 

生きていれば、また一つ年を重ねていたDavid Bowieの誕生日。

 

東京では「David Bowie is」が開催されました。

 

すでに他国で開催されたこの大回顧展は、去年彼の訃報を聞いた

彼を愛する全ての人が待ち望んでいたものであったと認識しています。

 

ボウイを知って、とても大切な存在になって早30年近く。

例えるならば「Tim Machine」辺りの年齢になった私ですが、

いつだって彼を観ると、大きなショックと彼への感謝を感じずにはいられません。

 

このブログは過去のサイトから合わせると10数年ほど?続けており、

もちろんボウイのことや自身のいろいろな日常のあれこれを綴っていましたが、

ここ数年、更新の回数が激減しておりました。

ただこんなブログでもニュー・ポストを待っていて下さる方もいまして、

新年、気持ちも新たにまた色々なことをメモリーとして残していきたいと思います。

 

さて、「David Bowie is」ですが、初日の初回のチケットが取れたこともあり、

とにかく精いっぱい身綺麗におしゃれもしていきました。

全国にたくさんのファンの方がいる中で、一番初めに観に行けることへの戒め、

また、彼を観るときに自分なりの敬意とマナーあり、というところです。

 

今日は敢えて彼の曲を聴かないようにしていました。

行く前から泣いては居られないと思ったからです。

 

会場のある天王洲アイル駅は私の住む最寄駅から1本で、

会場の寺田倉庫G1ビルも駅から3分ほどの場所と、

冷え込んだ今日には助かる立地。

 

(ここから、既出程度ですがネタバレがありますのでご了承ください)

 

 

会場入り口には大きなパネルと山本寛斎さんのメッセージなどが飾られており、

私も含め、ほとんどの方の撮影にもってこいのウェルカム・ボードのようでした。

 

 

中に入ると、エレベータで展示階へ。

(1Fがグッズ販売、カフェ等で展示は5Fという構成)

 

入口でヘッドホンを渡されましたが、仕組みとしては

各セクション(数十個あります)ごとの音が用意されていて、

展示物に近づくとセンサーで音楽などが流れるというものです。

 

彼の生い立ちから同じ時代の流行や少し前のBowieが影響を受けたものの紹介、

家族構成や学生時代。

 

私は彼のアルバムや映像、書籍、写真集など昔から買っていましたし、

デビュー当時のマイムやヘルミオーネとのトリオ曲映像、

限定の書物なども持っている為、ある程度は見聞きしていると自負していましたが、

それでも初めて目にするものがいくつもありました。

 

会場では彼の曲がミックスされた状態でかかっており、時々ヘッドホン越しに

聞こえる彼の語る声に、今にも涙が溢れんばかりとなりました。

(彼の魅力の一つに声がありますが、あの唯一無二の気品とインテリジェンス、

優しさを感じる声は素晴らしいギフトです)

 

今回の展示の目玉でもある数々の衣装。

 

かなり詳細に展示、説明されており、あまりにも有名な山本寛斎氏の衣装から

ヴィヴィアン・ウエストウッドのアクセサリー、近年の故アレキサンダー・マックイーンの

作品まで。

ボウイはまだほんの駆け出しであったマックイーンを選び、タッグを組んでいたんですね。

私はスタイリッシュなユニオンジャック、「アースリング」のジャケットが大好きですし、

マックイーンの手がける衣装に心底惚れています。

 

ボウイは身長176~8センチと言われていますけれど、なで肩で華奢なので、

あまり大きくは見えないですよね。ただ、「ヤング・アメリカン」や「アウトサイド」、

「アースリング」等でよく着ている肩のつき上がったタイプのジャケットは彼にとても

似合いますし、彼の本来のスタイルが生かされる仕様であると感じます。

 

個人的な好みで言うと、「シン・ホワイト・デューク」「アウトサイド」辺りが

ものすごく好きです。

 

展示物には詞が書かれたノートや彼宛の手紙などもあり、

彼がいかに各界のクリエイター、同業者からも信頼されていたかも伝わりました。

 

彼の才能はいかにして放たれるのかが気になるところですが、

「アウトサイド」のレコーディング風景や、「ダイアモンド・ドッグス」のフォトセッションの様子も

見られます。

 

そして、彼は政治家ではないけれど、彼なりの方法でアプローチをしていましたよね。

「ヒーローズ」を想うと、彼ほど思いやりがある人、その思いやりを出し惜しみしなかった

アーティストもなかなかいないのではと思いますが、そんな姿もやはり映像として流れていました。

 

東西に分かれるドイツの壁の前でのコンサート、それを聴く東ドイツの人々の姿が胸を締め付けます。

警官も人も溢れる中、「ここから俺を出してくれ!」と叫ぶ若者の声と、

そんな彼らに向けて歌うボウイに、ついに涙がこぼれます。

 

そしてその涙は、多くの映画にも出演していた彼のフィルムをまとめた映像や、

「戦場のメリークリスマス」で共演した坂本龍一氏とビートたけし氏

の対談映像で止めることができませんでした。

 

今回は、ただただ気持ちのままにこの回想録を収めましたが、

また再訪する予定なので、そのときはまたもっとクリエイティブな目線で

見て回りたいと思います。

 

帰り際、入場してから3時間以上経過していたことにびっくり。

見ごたえがありますので、これからの方は大いに期待をしてよいかと!

 

 

 

ここからは自分のことですが、さて、ここ近年悩んでおりました。

悩みながら進んでいました。

何かを得るために何かを犠牲にするのはやむを得ないと思っていたし、

現実には今もそうですが、今はその考え方自体がしっくりこなくなりました。

 

私は芸術が好きですし、自身のフェイヴァリットに誇りも、たくさんの愛情もあります。

 

日常流されながら、必要じゃないことに気付いているのに,

必要なように受け入れることをやめます。

 

長めの休暇では思い切り時間を大切にゆっくりと噛みしめました。

素晴らしいことがありました。

 

これは魔法がかかった時間なのか。

 

違います。

 

「それは魔法だよ、こっちへ戻っておいで」というところから自分を解放します。

 

価値観や哲学の違いから、自分を悪く言う人がいるのも受け入れがないこともあるでしょう。

 

でも私は自分を悪く言わないし、思わないようにします。

 

これから毎日をどんなふうに過ごすかはもう決めていました。

 

「David Bowie is」の中でも大きく紹介されているボウイの詞があります。

「僕は誰かに電話をせずにはいられなくなって、君を選んだ」

 

「君」というのは私でもあります。

それもずっと知っています。

 

「starman」はボウイであり、ボウイの生み出したものですが、

私も自身のstarmanでいたいのです。

 

幸い私の友達にも何人かstarmanがいるので、

遠く離れていても、近いようで会えなくても、

starmanは私をブギーさせてくれるから、大丈夫です。

 

お付き合いくださった方、ありがとうございました。

SNSやブログでは鑑賞したり、体験した素敵な物事だけ上げようと思います!

 

 

 

 

 

 

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「旅行記」なんて大したものではないですが、自身の旅メモのようなものとして記します。



あのアジアの喧騒、豊かな自然と行きかう人々、バイクの音、そんなものを
思い出しながら、数日過ごしています。


BGMは初期YMO「La Femme Chinoise」。
詞や高橋幸弘さんの上品な英語の発音、ボーカルが大好き。


海外旅行は11年ぶりでした。

ニュージーランド、LA、ロンドン、NY、ハワイと2年に1度は海外に行っていたのに
ぱたりと行かなくなって、自分の生活ぶりを振り返り反省もしました。。。


「広い世界を見るんだ」

私はいろんな人間の価値観、生活、土地、歴史、
そのすべてを知りたい、そして自分はどう生きていきたいか、
何をやり遂げ、誰と過ごしたいか、何を守りたいかを考えたかった。

ずっとその気持ちを持っていて、何もそれは海外に行くことで解決するわけではないけれど、
それでも外に出ていきたかったんですね。

ベトナムは行きたかった国でした。

美しい海、まだまだ貪欲で生命力の溢れる人々。
でも人のことは気にしない、自分のペースで「take it easy!」の
スピリットを感じられる人々。


私はマルグリット・デュラスの「L'amant-愛人」をフェイバリットにあげていますが、
その著書も映画も何度も何度も目にして、いつか私も憂鬱と少しの希望を
持ちながらメコン川を渡ってみたいと憧れました。

メコン川は渡りませんでしたが(笑)ホイアンを歩き回り、なんとなく
あの映画の「中国街」の雰囲気を味わうことが出来ました。


ヴェトナムは今、発展途上の最中で、収入もぐんぐん上がり、人口の半分は若手、
かつ貧富の差は少ない状態というベストバランスと聞いています。


私と主人は積極的に現地の方へ話しかけ、つたない英語でコミュニケーションを取りましたが、彼らのゆったりとした人柄、物事ははっきり言いながらも人の意見を聞いてくれる性質に影響を受けました。

すべての人と触れ合うことは無理だし、観光客だからという理由で
親切にしてくれたところも多いでしょう。

ただ、「あなたたちを知りたい」という姿勢はポジティブに伝わったと思います。

ダナンはビーチリゾート。
素晴らしい海と砂浜。星は美しく、主人はオリオン座やアンドロメダを見て感動していました。

でも規制が緩いのでタバコは吸い放題、ゴミもポイ捨てし放題は
悲しい。これらは95%以上他国からの旅行者がやっていることだと思う。
この美しい自然をどうか皆で守りたいと思う。


ビーチから15分歩けば、皆、路上で食事をしたり、一杯やっている。
私もココナツを買ってプラスチックのビールケースに座って飲んだ。
ただそれだけでハッピーな気持ちを持てた。
だって彼らはみなハッピーな雰囲気を伝えてくれたから。


お洒落なカフェやコンビニ、クラブのようなバー、その中も観光客と地元の人が
入り混じっています。

物価が安く、カフェやビールを食事と共に頼んでも一人350円行くかどうか。
お土産代を除いて、私と主人は4日で長距離タクシー移動含め合わせて7~8千円も使っていない。


ホイアンへはタクシーで移動でした。30分とばし、約1700円程度。
昼過ぎから行って、夜のナイトマーケットを見て回り21時半に現地を出ました。

途中歌を歌いながらゲームを進行する会を見たり、建物に属しているミュージシャンの
演奏を聴きました。
民族楽器のトリオだったので、胡弓以外は何を使っているのかわからなかったけれど、
本当に心を打たれた。。

私と主人を日本人と知らなかったと思うけれど、
沖縄民謡の「花」を演奏され、涙が止まらなかった。

曲に合わせて歌う私を見て、メンバーの一人が「うん、うん」と頷いてくれて、
その姿を見てまた涙してしまいました。


世界遺産の美しさ、ランタンの色とりどりを見て、うっとりしながら、
また人をかき分けて帰りました。


帰りのタクシーでは途中、民家が並ぶ道沿いを行きました。
基本冷房などは使用しないと思われ、大きな扇風機をつけ、
床にごろ寝しながらTVを見たり、食卓を囲んでいる風景を垣間見て、
(ドアを閉めていないの!)
自分たちの生活の整備ぶりがすこし嫌になりました。

タクシーの運転手さんが「ここ、俺んち!」って言って家の前を
通ったのもなんだか心がくすぐったかった。

ダナン大聖堂では一緒に讃美歌も歌いました。(言葉がわからないのでハミングですが)

そう、私は幼稚舎からキリスト教の学校だったので、
毎朝の「神の祈り」や讃美歌は体にしみついています。

キリスト教でも、仏教の歴史が長いせいか、
皆祈りが手を合わせてお辞儀をする形で、
本来の手を組んで十字を切るところと異なり、またカルチャーショック。

自由だね、そうここは平穏と神聖を持ち、
その中で祈る場所。スタイルと信仰は決まりきった形でなくていいんです。


私がヴェトナムで得たものはすごく多いけれど、
一番はゆったりした気持ちです。

「こういうこともあるよ」と楽しい事へ向える気持ち。
帰国して、職場でも満員電車の中、道端でも驚くような事を
されたりしてちょっとピリッとしますが、あの光景を思い出せば大丈夫。

ヴェトナムに信号や横断歩道はない。
ものすごい数の車やバイクの中歩けるのは
皆の「譲り合い」だと思いました。


いろんなことが辛くなったり、我慢できないような思いをした時、
そんな時は旅に出ようと思います。

さて、ずらずらと文体もまばらな状態で書き続けてしまいましたが、
仕方ないんです。
だって飲みながら書いているんですから(笑)

ゆったりはここまで来ましたよ!















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明けて、3月14日。ホワイトデーですね。

旦那さんはとても綺麗なお花と小さな花瓶を贈ってくれて、
胸がいっぱいになりました。

いつも優しく穏やかで、大きな心で私を見つめてくれる人。
彼を想うと私も切なく涙してしまいます。


3月14日は、私にはまた別のとても大きな意味を持つ日。
亡き父の誕生日です。

ホワイトデーが誕生日なんてとてもロマンティックですが、
明るく、気も大きく、母や家族を大切にして、
人の気持ちを考えた言動をいつもしてくれた父。

そんな父に、私も毎年お花を贈っています。
今も絶対に私たちを見守ってくれていると思う。
だからまっすぐに後ろめたい気持ちなく生きて行こうと思う。


タイトルの映画「ピアノ・レッスン」(ThePiano)。

DVDも持っていますが、今日BSでやっていたので改めて観ました。
なんとDVDにも収録されていないノーカット版です。

美しい旋律、海に踊る娘。
情熱的な男女の姿。

とにかくこの映画が大好きで、「愛人/ラマン」と同様に、女性として、
こう貫きたいと思うような愛の姿があります。

「俺は不幸だ。君のことが好きで、君に夢中になるあまり、
ずっと君を想っている。眠れないし、食事ものどを通らない。
もし、俺を想っていないなら行ってくれ」

こんな言葉に、声を発せられない彼女は気持ちが伝わらない、
また、自分の気持ちも理解できない苛立ちをぶつけます。
その次の瞬間からきつくきつく抱き合うシーン。

胸が苦しくなるくらいの想いです。

同じように彼女を愛する主人の気持ちも苦しいです。

そもそも彼女の半身といえるピアノを簡単に売ってしまう事態、
デリカシーは無いんですけれど、指を斧で切り落とすシーンでは、
こんなに大事に思っているのに、通じないのなら罰を与えるぞ!と
どんなことをしても彼女を留まらせたいんですね。

でも、そんな主人も最後は愛する人のもとへ彼女を向かわせる。

なんだかいろんな人の気持ちが強く溢れ、時に激しく、残酷に強くぶつかりながら
伝わっていく過程すらも美しい。

そんな映画です。

正々堂々と愛する人を愛せる時間を大切に、
惜しみなく表していきたいと思います。





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都内でも警報が出るほど降り続いた雨。

台風が来ているなんて言われて2週間近くシトシトしていたし、数日は暴雨だった。


いろんな地域で被害が出ていて、都内では雨が明けてから比較的大きな地震もあった。


相変わらず忙しくて、ちょっと早めに帰ったりする日々の後にはまた夜明け近くに帰宅することも何度か。。


でも気持ちはとても良くて。


このところ極端な疲労の中でも毎日通勤の時音楽を聴きながらこっそり歌うのがまた日常になってきてね、素晴らしいサプライズが起こったからなんだけれど。


やっと晴れのたのに、不思議。

また雨に濡れていたい。
冷たい雨に打たれながら一人で遠くを見ながら過ごしたい。



「And they scream
 The worst things in life come free to us
 Cos we're just under the upperhand
 And go mad for a coulple of grams
 And we don't want to go outside tonight
 And in a pipe she flies to the Motherland
 Or sells love to another man
 It's too cold outside
 For angels to fly」


 そして彼らは叫ぶ
 最悪な出来事はいつも自分たちに降り掛かってくる
 だって僕らは権力に支配されているから

 外はあまりに寒すぎる
 エンジェルが飛び立つには

「The A Team」/Ed Sheeran

素晴らしいよね。 誰が他人の影を責められるものか。



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Ellie Gouldingのとにかく美しい声(ちょっと鼻にかかったような温かい声)とまるで昇天していくような音が印象的な曲。


引き込まれる曲の歌詞を知り、それからすっかり捕らわれてしまうような事は
多くあるのだけれど、それはその時の状況以外に、生まれてから今までのすべての感性にリンクしています。




時々どうしてもどこかノスタルジーに浸りたくなるのだけれども、思い出すのは
自転車で通った学校への道や、映画に深く入り込んだ時に通ったお店であったり、
初恋の人がいた街中であったりして、どうしていつもいつも同じシーンなのだと不思議なくらい。

けれど、そういうシーンと必ず繋がって思うのは大好きな恋人(今は夫だけれど)のこと。
私は恋愛だけはほぼ、過去に振り返らない。
どうにもならない後悔や不安、心配を感じる人はたった一人いるけれど、それ以外は皆印象的であれ、ただ、幸せを願うだけ。

いつも心の中を占めるのは現在進行形のたった一人の男性だけだけれど、(それって当然なのかな)その人の中に本当に様々な気持ちが混在していて、すべての音楽はその人の為に感じ、生きているような気もしてしまう。


「浮かんではまた消えていく
楽園の片隅で あなたの身体は
まるで私だけの聖杯
あなただけが私の心に火をつける

歩調を合わせて
だって 私のあたまは的外れに
回ってばっかり
もうはっきり見えはしない
あなたはなにをためらっているの?」


愛とか情熱で頭がおかしくなったり、
自分をコントロールできなくなる、っていうのは
私にとってはとても美しくて、
とても動物的で 肉感的な暖かいものだと思います。

そういうことを忘れずにいたいな、と感じた夜です。








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