★REALTOKYO STAGE欄 更新
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世界一大好きな 城山羊の会。
『トロワグロ』千秋楽に
行ってきました! 初日と 2日目も イキましたが!

城山羊の会 10周年
ということで
10年前の 旗揚げ公演『葡萄と密会』当日パンフレットの文章
も 引っぱり出してまいりました。

書いていらっしゃるニュアンスは、似ていますが

10年前:
貯金もあることだし、やってしまった
旗揚げ.JPG
現在:
お金もなくなりました
10周年.JPG
ひぃ~~~叫び貯金は?!

あのときの pamplemousseも 満席のぎゅうぎゅうでしたが
今回も 満席。
ただ、城山羊の会は どちらかというと
愛好家たちの淫靡な快楽として ひっそりと 愉しまれていた雰囲気でしたが
今回は 絶対に 売り切れる確信があったので 
発売日に3公演分 即買いして よかったです。
公演が始まったら 評判が評判を呼び
前売り完売。
千秋楽の開場時間には 当日券もキャンセル待ちも完売していました。
今回のフィーバーには 
「城山羊の会は 今回に限らず ず~~~~っと一貫して 面白い
のに」

と ちょっと思ったりもしますが
とにかく、愛する劇団が
満席、というのは 嬉しい
ものです。

さて わたくしは
初日と 2日目を観たので
1週間以上 間があいており、
(本当は木曜日、禁断症状が出てしまい
当日券を狙おうかと思いましたが、観ていない人が観られないのもイヤだなと思って 自粛)
あらためて 新鮮な思いで 観ることができました。

紙のように白い
はる子(平岩紙さま)に
一目ぼれの 田ノ浦(師岡広明さま)。
田ノ浦 is fascinated by はる子! (C:『THE HISTORY BOYS』)

恋に落ちて
はあ~ と 胸に手をあて 呼吸を整える
田ノ浦。

それを
ぬっぼ~~~~~
と じっとり 見ている
豊満な胸の 和美奥さま(石橋けい様)!
田ノ浦に胸の内を聞いてみる 鼻にかかった 甘ったるい声。

田ノ浦に 自己紹介して
わちゃ わちゃ
しあう 斉藤雅人(岡部たかし様)。
この わちゃ わちゃ 初日に あったかしら?
新鮮!

その後 サンアドの斉藤太郎(古屋隆太さま)が
名刺を使い切ったところも 名刺ケースとか 初日あたりは なかったような。
いろいろ 細かく印象が違って。


太ってた頃の顔を
ほっぺを ふくらませる
という形で 表現する ねずみ顔の 雅人。
ト書きが いちいち
なごやか
なのが Cawaii!
遅刻で 息を整えていたと はる子に思われている 田ノ浦、
本当は 恋なのに
ね~~
ハートブレイク

和美奥さま、
イソップの熊の話に ご立腹でしたが
川島さんの奥さんが 困ったときに 見捨てた
のでしょうか。

そんな 和美奥さまが はる子を 攻撃というか
口撃
する その 具合が
初日・2日目より はげしめになっておる気が いたしました。
和美奥さまが テンポよく はる子を ずべずべ 慇懃に褒めまくったり
田ノ浦が はる子に反応するのを ムフフと 観察する
その ディテールが とにかく楽しい!
美しさの奴隷のくだりでの 火花、
腕くらべで はる子と並ぶ和美奥さまの 圧迫に耐えかねての
専務(岩谷健司さま)、
「和美、向こういって、果物でも食べようか」の たしなめ・・・
ああ、こういうところ!
こういうところが 城山羊の 美味しさで
舐め回して しゃぶりつくしたいっ・・・

そして 和美奥さまの息子 照男(橋本淳さま)。
城山羊の会 名物
テルくん!

テルくん.JPG
山内ケンジ先生のドラマ『シェリー酒は死の香り』にも 古今堂の テルくん が 出てくるヨ!
『デートとは何か』の 12:00に出てくる人も きっと テルくん
だよね!


「父がいつもお世話になってます、
ってハルさん」という 若者ならではの 笑い崩れ、言葉の つづけ方、
「どうも、ご無沙汰してます」と 大人の女性顔で 応対する
はる子。
この空気 イヤら
しい!


そして「きれいだな」
「特にこの、腕が」
と せっかく消えかかった 戦場の導火線に
着火

しちゃう
照男、
それに対し 一瞬黙ることで
火消し
に いそしむ 男性陣、
「あたしの勝ち」と 小声で 負けるが勝ちする 和美奥さま・・・
わたくしも 雅人だったら 幾度となく ぶっ倒れ
ちゃう!

そして 男性陣が 照男の就活の話で
談笑しているときに
専務が にこにこと はる子を見ていて
にじり寄って にじり寄って
「乾杯しようよ」
とか
「これ、(腕)
今晩、貸してもらいたいな」
と ハラスメント! ンマア・・・

そんな 専務を
2~3回 チラ見してるのに
見て見ぬフリを貫く 太郎め
が!

そして 初日・2日目には 気づかなかった
グラッパのくだりでの
犬の鳴き声。
そして はる子が パーティーから去るときの
照男への キッスの際
田ノ浦を 一瞥
してる~~~ッ

これ、ちゃんと ト書きにあったけど
初日・2日目は どうしてだか 気づかず。
だから余計 田ノ浦が 落ち込んでいる
のか・・・!


そして はる子が帰ったことを
照男から知らされ
照男「ご夫妻によろしくお伝えくださいって」
和美奥さま「あ、そう。
直接言ってくればいいのにね

ひぃドクロ

そして 照男と2人きりになった
太郎の
露出欲 満載の 自己顕示、
照男の腕を 嗅ぐ
という 動物的欲求、
流れるような キッス、
「ここじゃ、ほんとやばいんで」
という 照男の 勃起感、

この官能、ねちょねちょと 舐めまわしたい!!
自分の胸に手を当てさせる、というのは ゲイのしるしだと 『ビリー・エリオット』でも 言っていましたが
あっちの少年たちの なんという さわやかさよ・・・


和美奥さまに
照男と会うことを ごまかす
太郎の いろんな 焦り、
そして 和美奥さまの
太郎への
「すごい昂ぶっちゃいましたよ」
と みんなの前で襲われる自分を 想像しちゃったことを 告白する
という 大人のプレイ!


はる子がいたときの 倦怠を
さくらんぼを 食べては 種を 吐き出す
その 豊満なしぐさも たいへん エロティックでしたが ドンピシャよ~~~~~
和美と 呼ばせ
指を 舐めての 胸の谷間への挿入と 
「個室のいいお店」への ランチへのいざない
それでいて 雅人が倒れれば
心配そうな顔で 大人の女に戻るところ、

石橋けい様、ほんっっっと・・・感服です。
プディング
という ふっくら甘やかな 響きや
なごやか という ふんわり響きのト書きとは うらはらの
上流社会の贅沢な 暇つぶしのパーティー
め!
そして『効率の優先』でも 専務の手を 胸に持っていっていた けい様よ! ハッ それでこの 専務の奥さまの座を?!
この 専務の家の
フェイスブックみたいな 晩さんの情事
ブライアリー・ロングさまを 呼びつけ、
「修道女だけでも 見ていって!」
と 言いたい!


最後の 太郎と照男のシーン、 はからずも古屋さまのザ・スズナリ タオル一丁シリーズ今年計6回 観ることに!
覗き見
みたいな ふがふが
を 味わわせてくれる 山内ケンジ先生。
本当に すけべで 
悦楽のひだを ずぼずぼと 刺激してくれて
だけど 眼鏡の奥に 客観性があって
端正に フレームにおさめてくる 極上さ。

台詞の 口あたりのよさ。

脳がふわふわしてしまい
身体がじんじん しびれてしまう この快感を
持ち帰るには 官能的すぎて、
1時間ほど 冬の下北沢を 散歩して 帰りました。

1年間 この快楽を 待ちわびていたのに
また 半年近く 城山羊の会は おあずけ。
ああ、演劇って なんで終わっちゃう
んでしょう

その はかなさがないと
次回作ができないからだと わかってはいるのですが・・・
山内先生 もっと~!
と おねだり したくて しょうがない。
Emmene-moi au bout du monde Blaise Cendrars!


城山羊ロスは この
山内先生の『デートとは何か』
そして 各種公演DVDで がんばって満たします!
「我慢する」という
プレイ

だと 思って・・・
It's only a play!

しかし だからこそ
この千秋楽に 選挙カーが通ったり
真後ろの客が しゃべったり 飴やフリスクを シャカシャカしてるのが すごくイヤだった。
大好きな世界を 侵食する エイリアンめ! アタシの快楽の ジャマしないで!
やっぱり 城山羊の会は
一度でいいから ひとりで ひっそりと 愉楽に浸りながら
淫靡に 堪能したい
なぁ~~~

と 思うのでした!

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