4月23日(日)歴史と自然豊かな京都今熊野の地を京都女子大学名誉教授・大國義一先生と共に巡りました。

 

この日の京都は快晴。9時15分京阪東福寺駅に集合して、緩やかな坂を上りこの世の中で唯一極楽を感じられるという即成院に到着。

本堂内陣奥の収蔵庫には、平安期の作である阿弥陀如来像及び25菩薩像が安置されています。これは阿弥陀さまが25菩薩さまを従えて、極楽より現世に来迎される姿を立体的に表現したものだそうで、真近で拝むことができ、感動しました。

 

次に緑いっぱいの路を歩いて、皇室ゆかりの御寺「泉涌寺」へ

 

大門をくぐると坂の下に仏殿が見えてきました。

 

仏殿の中央須弥壇には釈迦如来像、阿弥陀如来像、弥勒菩薩像の3尊が安置されており、天井には狩野山雪の龍の絵が見事でした。

 

明治天皇が御所内から移築された御座所にも入りました。天皇の玉座の間など神聖なお部屋を見ることができました。

秋には紅葉が美しい御座所庭園。

 

四条天皇をはじめ後水尾天皇から仁孝天皇までの25陵、5灰塚、9墓が営まれている

月輪陵(つきのわみさぎ)

 

次に緑のトンネルをくぐり、今熊野観音寺へ。

 

現在は泉涌寺の塔頭になっているが、歴史はこの寺の方がはるかに古い。寺伝によると空海が大同2年(807)東山山中で一人の老翁から授った十一面観音像を安置して法輪寺と号したのが始まりという。その後藤原緒嗣が檀那となって伽藍を建立した。さらに後白河法皇が、応保元年(1161)熊野神社を勧請し、観音寺を本地堂とし新那智山と称して以来大いに栄えたが、文明、応仁の乱で焼失して衰退した。正徳年間(1711~16)宗恕祖元が勧請復興を計り、本堂と庫裡を再建した。現在は西国観音霊場の一つとして栄えている。(大國先生レジメより)

                   

 

青空に映えて緑の中に美しくそびえる多宝塔。

 

お待ちかねの昼食です。

本日のお店は元豪商の迎賓館の建物の「澤正」さん。

食事の時間に大國先生が研究中の漢字のお話をしてくださり、参加者も興味深く耳を傾けていました。

 

「澤正」で約2時間、おいしい食事をいただきながらゆっくりと贅沢な時間を過ごした後、

「剣神社」に向かいました。

祭神は伊邪那岐(いざなぎ)命、伊邪那美(いざなみ)命、白山姫(しらやまひめ)命、瓊々杵(ににぎ)命の4柱。現在は子供の疳の虫除け祈願で知られているそうです。

太刀魚(飛魚)の小絵馬が多く奉納されていました。

 

 

次には、熊野権現を深く信仰した後白河上皇が、永暦元年(1160)仙洞法住寺殿に近いこの地に熊野の神霊を移し、平清盛に命じて社殿を造らせたという新熊野神社(いまくまのじんじゃ)へ。

後白河上皇お手植えの樹齢900年の樟を拝観しました。

なんと手を伸ばして6人分の太さがありました。

また新熊野神社は能楽にも縁がある神社で、

足利義満がこの地で観阿弥清次、世阿弥元清父子の能を初めて見て感動し、二人を観阿弥・世阿弥と名乗らせたのだそうです。

 

最後に、元和7年(1621)に後白河天皇の御陵を守護するために建てられたと言われる法住寺を訪れた。その前には後白河上皇が永暦元年(1160)に造営した仙洞御所の法住寺殿址の碑が建っていました。その敷地は南北約1km、東西約500mの広大な地域を占めていたそうです。

 

快晴に恵まれ、緑いっぱいの自然と歴史、そして彩豊かな会席料理を満喫した一日でした。

 

― 参加者の感想 ―

●快晴の春の一日をほどよい行程で楽しく歩きました。今熊野という地名しか知らなかったので沢山知識を得ることができました●ゆったりした時間取りがよかった●今まで一般的に見学するのみで詳しく勉強することがなかったので、興味深く廻ることができました●即成院、泉涌寺など行ったことのあるお寺でしたが、先生のお話を聴くと 新鮮でした。25菩薩像が素晴らしかった。またゆっくりと違う時期に行ってみたい●天候に恵まれてよかった。また先生の食事の時のお話も興味深かった●泉涌寺と即成院が大変良かった。住職のお話にも聞き入り、感動しました●お寺の歴史の背景や建築上の特徴が印象に残った●天候に恵まれ春を満喫、先生のお話もお寺の説明や漢字の話など興味深かった●平安の仏像と新緑の中の散策がよかった●未知のことばかりで新鮮で、歴史の趣と偉大さに感動しました。また次回も参加したいです●蕎麦会席がよかった。美味しくいただきました●日頃食べない蕎麦会席が珍しかった●昼食の日本料理の味、雰囲気が素晴らしかった

 

次回は11月に予定しております。乞うご期待!

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