え~! なんで?。。
さっきね、クルマを走らせてたんです
そしたらね、歩道にジャージの女子高生7人くらいがいてね
青になって、ゆっくり出たら。
いきなり、先頭の3人が、ボクのクルマに向かって、
おもいっきり、
踊りだした
「え なになに。。」
びっくりしたんです、けども。。
クルマの中で、ボクも踊っちゃいました
(アカーン、あんた運転中やん)
あじさいが咲くときって、草取りの季節なんです。
「ばーちゃん、これ、くさ?」
「ちがうべよ~。それは、えだまめ。ひっこぬいたら、ダメだがんな」
「これは?」
「それは、しそ。ぬいちゃ、だめ。だめ。あぶながしっぐで、みでらんね~な」
「だって、ぜんぶ、くさなんだもん」
「ばーちゃんが、おしえだげっから。こっちきてみ~」
「これ、みでみろや。ちっちぇ~けど、かぼちゃだがら。
こっじのは、いんげんまめ。ほれ、実がなってっぺ」
「ちっちぇ~な。いびつだね」
「えぇんだ。いびつだって。味はかだじなんかじゃ~ねぇ~んだがら」
「だって、ちゃんとしたかたちのほうがいいんじゃない?」
「えぇがら、えぇがら。かだじなんて。
このかだじって、決めつけるほうが、よぐね~べさ」
「うん」
「ばーちゃんが、ほしいのは、
立派な野菜でもねぇーし。
おっきい、ちっちぇでも、ねぇーんだ」
「どんなものが、いいの?」
「ばーちゃんはな、家族のみんなが、
な~んもなぐ無事に、笑顔でご飯をたべっとぎが、いちばんなのさ」
「うん」
「そっさぁ~。ばーちゃんが嫁にきだどぎは、
「ふづづがな者ですが、どうぞよろしぐお願い致します」
って言っだんだぁがら。
どんなに、笑顔で、むげぇられだらっで、
思いできだんだがら」
「うん」
「野菜も、きっど、そんなきもじで、いっがら」
「うん」
「こちらこそ、元気で、よぐぎだな。
笑顔で、よろしぐってあいさづしでやっぺ」
「うん」
あたたかい、風ひとつない初夏の畑には、
真っ白な、ちょうちょが、
ひらひらと、遊んでいた。
手をのばせば、あの入道雲に、
触れるような気がした。
がんばろう~東北