1分で所在不明児童の問題がわかる動画を公開しました!
Childfirst tan 日本
2015年4月28日 — より多くの方々に所在不明児童の問題について理解していただけるように、動画を作成・公開しました。
「【1分でわかる】所在不明児童対応に必要なこと」
https://www.youtube.com/watch?v=WtUCmYOmm6w&feature=em-upload_owner
5月8日に厚生労働省へ提出するまで、あと12日!
1人でも多くの方にこの問題に関心を持っていただき、2万人以上の方々から署名が集まるように、動画のシェアおよび署名の呼びかけにご協力いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
25,000人まで残り5,444人の賛同者が必要です!
ケアの必要な子どもを「無視」しないで!
「所在不明」の子どもをもれなく確認できる
システムの設立を求めます
今年5月(註:この記事は昨年のもの)、5歳の男の子の遺体が、7年もの間放置され、白骨遺体として発見された事件を憶えている方も多いのではないでしょうか?
この男の子は3歳の時、朝4時半にTシャツにオムツ、裸足のまま路上を歩いているところを保護されたこともありましたが、「ただの迷子」として処理されていました。
さらに、小学校入学前の健診も受診せず、小学校に1度も登校しないままでしたが、実態がわからないまま調査は打ち切られていました。
行政が男の子の不在に気付くチャンスは何度もあったにも関わらず、7年もの間、だれもこの悲劇に気づくことができなかったのです。
現在、この事件と同じような、行政が生活を把握できていない「所在不明」の子どもが、日本に少なくとも1600人以上いることがわかっています。
この様な、定期的な乳幼児健診を受けていなかったり、住民票はあるのに学校に通っていない、といった、行政が把握できていない子どもたちを「所在不明児」と呼んでいます。
このような子どもたちは、虐待やネグレクト(育児放棄)の被害にあっている可能性があります。それなのに彼らは、行政のチェックの目からもれてしまい、声を上げることもできず、保護してくれるはずの行政から、「無視」されているのです。
現在の制度では、各自治体や現場で、行政の様々な部署が集まって保護の必要な児童を協議する場を設けていますが、他の部署と連携して踏み込んだ捜索まで現在の制度は十分に機能できていません。
また、「所在不明」となってしまう子どもの多くは、親がDVや虐待の加害者から身を隠すために、住民票を移動させないようにしているケースも多くあります。引っ越したことを自治体に届け出ると、それまで住んでいた自治体に引っ越し先の記録が残ってしまい、加害者にばれてしまう可能性があるためです。
そのため、自治体ではなく、国の官庁が、「所在不明」となっている子どもの情報をまとめて管理することがとても大切なのです。
そこで、この1600人以上いる「所在不明」の子どもたちが、あの事件のような悲劇に二度とあわないために、これ以上、「無視」されない新しい仕組みを作ってほしいと、国に訴えていきます。
社会に見守られていれば助かったはずの子どもが、大人の事情に巻き込まれてセーフティネットの網目から落ち、何の非もない命を落とすという悲劇をもう見たくありません。子どもたちの安全を守るのは、私たち大人の責任です。
子どもたちの未来のため、皆様のご協力をお願い申し上げます。
署名をしようと思われる方はこちらへ
キャンペーン詳細
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子育て支援・発達支援・DV/虐待対応の現場に携わる若手支援者と研究者による有志チーム(@childfirsttan)
NPO法人子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク理事長 山田不二子医師
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所在不明児童対応のポイントを1分で説明した動画を公開しました。こちらからご覧ください。
https://youtu.be/WtUCmYOmm6w
子ども虐待防止ネグレクトネットワーク理事長・内科医の山田不二子先生から、今回の所在不明児童対応のポイントとメッセージをわかりやすくご説明頂きました。インタビュー動画(6分)。
ルポライター・杉山春さんからの所在不明児童対応の必要性についてメッセージをいただいています。インタビュー動画(3分)。
その他、詳しい内容や資料はこちらをご覧下さい
http://goo.gl/54NvLu
宛先
内閣総理大臣 安倍晋三 殿
厚生労働大臣 塩崎恭久 殿
総務大臣 高市早苗 殿
と2人の別の宛先
国家公安委員会委員長 山谷えり子 殿
法務大臣 上川陽子 殿
「所在不明」の子どもをもれなく確認できるシステムの設立を求めます。「自治体内の部署・機関間での情報共有を徹底し、所在不明児童の安否確認に努める」ため、「国の官庁に新しく『所在不明児童の情報管理・照会システム』を創設し、現住所を特定せずに自治体間での安否確認を可能にする」ことを強く望みます。
男児の監禁致死容疑で両親逮捕 「遺体、川に流した」
朝日新聞デジタル 4月28日(火)12時30分配信
東京都足立区に住んでいた夫婦が次男(当時3)の遺体を捨てたと供述した事件で、警視庁は28日、いずれも無職で夫の皆川忍(31)と妻の朋美(28)の両容疑者を監禁致死と死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。忍容疑者は容疑を一部否認、朋美容疑者は認めているという。
次男の遺体は見つかっていないが、警視庁は供述や状況証拠などから立件できると判断した。
捜査1課によると、2人の逮捕容疑は2012年12月~13年3月3日ごろの間、当時住んでいた足立区の自宅で、次男の玲空斗(りくと)ちゃんをウサギ用の小型ケージに監禁し、顔にタオルを巻いて窒息死させ、遺体を同月4日、同区の荒川に捨てたというもの。夫婦は「言うことを聞かないので閉じ込めた。騒ぐので口にタオルを巻いた」と話している、と捜査1課は説明している。
捜査関係者によると、朋美容疑者は、玲空斗ちゃんに食事を2~3日に1度しか与えず、入浴も満足にさせていなかったと説明しているという。