中小企業向け融資を専門に手掛ける日本振興銀行(本店・東京都千代田区)の検査妨害事件で、警視庁が、小泉政権時に金融庁顧問を務めた同行の木村剛・前会長(48)から任意で事情聴取していたことがわかった。

 捜査関係者によると、木村前会長は検査妨害への関与を否定したという。警視庁は11日夕、同行本店など数十か所を銀行法違反(検査忌避)容疑で捜索。これに先立ち、金融庁は、容疑者を特定しないまま、同行の役職員と法人としての同行を同容疑で警視庁に刑事告発した。

 木村前会長は日本銀行出身で竹中平蔵・元経済財政・金融相のブレーン。2004年4月、東京青年会議所のメンバーらと振興銀を開業した。警視庁は木村前会長に対し、検査妨害が行われた当時の状況についても説明を求めたとみられる。

 同行の本店が入る千代田区神田司町のビルには11日夕、警視庁の捜査員約30人が次々と捜索に入った。

 捜査幹部らによると、同行は2009年6月~今年3月までの金融庁の立ち入り検査に際し、役員らが出資法違反にあたる疑いが強い取引内容などを記した多数の電子メールをサーバーから意図的に削除するなどし、金融庁の検査を妨害した疑い。警視庁は今後、押収した資料を分析し、検査妨害の実態解明を進める。

 一方、同行の西野達也社長は11日午後、本店内で報道陣の取材に応じ、金融庁の立ち入り検査の前、同行役員ら数人がメールを削除したことを認め、「あってはならないことだ」と述べた。関与した役員らの名前は明かさず、「木村前会長は含まれていない」と説明した。同行は現在、専門家による特別調査委員会を設置し、検査妨害などに関する内部調査を進めているという。

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