小笹優子

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私は個人的に、ここの出版社から本を出版しないほうがいいと思ってます。

リトル・ガリヴァー社の印税の支払われ方を知りたい方はメールください。

小笹優子様


他の売上げというのは、どういう意味ですか。

1)他のネット書店の売りあげ
2)個人の売上げ
3)一般書店の売上げ
4)図書館の売上げ

となるのですが。

1)に関しては、アマゾン以外、他の取次の管理下にあるため、その内容
は不明です。
 ややこしい話を示しますと、ネット書店は、楽天・アマゾンなどのほ
か、取次三社のネット書店を持っています。
 たとえば、ニッパンは「EC取り寄せ注文」というコードが設定
され、ネット注文分だと判断できます。
 取次計算書に合算されて報告されているのだろうが、
 この計算書が、当社の刊行した書籍のすべての「合算」のため、個々
の書籍は
 返本データと照合してから、実売推計をしているという報告は、再
三、やってきたことです。


2)に関しては、この期間ないと思います。


3)は、これも説明したとおり、三社の取次の管理下にあるため、個々の
取引先の書店がなにをどのくらい
売り上げたのかは不明です。(速い話、紀伊国屋書店の新宿店
で、「ラスト・メッセージ」は何冊売ったのかという
内容は、出版社には分からないのです)


4)図書館はすべての取次および栗田・大洋社等の別の取次で対応してい
るはずです。(TRC図書管理センターは、栗田でした)
これも計算書に合算としてしめされているので、「図書館」ルートの実
数は分からない。

しかし、いまのこの時期は、委託商品の増減は、返本数との照合で、い
くら市場在庫ありかが推計できます。
三社の取次の市場流通推計は、30-100冊だという報告です。

あとは、増版発行後の、取次等からの注文が何冊出たかで決まります。


こうやって、何回説明されてもわからないメールが返ってきた。


だから


富樫 庸様へ
>
> 契約書に9条に、
>
> 流通された著書については、その販売部数に応じて、印税として売価
> の10%相当を支払うものとする。
>
>
> と明記されてますが、その販売部数を明らかに提示できないのですか?
>
> これは、契約書違反にあたります。
>
> ここをしっかりとさせてください。
>
> 契約書に書かれてる販売部数を、著者も出版社も、知ることができな
> いのなら、明らかに契約違反ですよね。
>

小笹優子様


いいかげん、書籍流通の基本を学んでください。

1)書籍の実売推計は、「総委託数マイナス総返本数」で推計していると
答えたじゃないですか。



> 富樫 庸様へ
>
> それでは、すべての作家が出版社から推定で印税を受け取っているん
> ですね。
>
> それとも、これはリトル・ガリヴァー社で出版した著者だけですか?


小笹優子様

わたしは何度も同じ事を書いています。

実売推計の「回答」は。

1)書店市場には、2種類ある。「すでに売れた」「まだ棚に並んでいる」
 どちらも市場流通の数値。

 その線引きとして、推計実売は、70から80%のみとし、
30から20%はまだ書店在庫であろうと
「推計」している。
 時間を止めて、そこでの「実売」を導き出すことができないのです。

 お話の件は、保証印税と勘違いしていませんか。

 この話は初めてするが、参考までに。

 著者は、製作部数の何割か、80%としますか。その80%分
を製作する前に印税として
支払われるのが「保証印税」です。

 昔は、というより返本数がまだ、平均50%ていどだった時代
は、製作部数の半分は
保証印税という約束がよくあった。
 いまは、そのようなアバウトな約束はなく、あくまで、市場で売れた
分の印税を
計算して、支払うようにしている。

 もっとわかりやすく。

 取次は、委託総数を3000部引き受けた。
 計算月の6ヵ月経過し、返本数は、1000冊であった。

推計実売は、計算上2000冊になる。
 しかし、そのうちの30%ていどはまだ、書店の在庫としてある
だろうから、
「推計実売」は、その70%として、1400冊として、印税が
払われた。(80%とみる先もある)

 「推計」という形容詞がつきまとうのは、この商品がつねに動いてい
ることから、
そのように暫定的判定をしているのです。


 この「6ヵ月後」の計算という部分で、なぜ、6ヵ月後か
という話を書く。

 まず、取次が書店に配本する「担保期間」が105日と決められ
ている。
 106日目からは、配本された書籍は、書店が「売れた」扱いと
し、決済義務が生じる。
 よって、書店は、この105日以内に出版社に返本したがる。
 それだけならよいが、105日オーバーでも出版社が許諾すれ
ば、取次は返本を受け取ってもらえる。
 出版社が許諾しないと、書店にはオーバー書籍は「逆送」される仕掛
け。つまり、取次は返本を
許可しないというわけだ。
 
 このもろもろの取次と書店のやりとりを経て、委託された書籍の推計
実売が判定できる。
 (蛇足だが、当社は返本了解期間を300日としている。書
店に長くおいてもらい、販売機会をふやしたいという思いで、
書店には返本了解時に、300日までOKだよと話してきた。)
 
 素人の人が書籍流通のことを理解するのはたいへんだが、ともかく自
分の本がいくら売れているのだろうと
気になるのは理解できる。

 しかし、現実の書店市場で、話題になり、書店のリピート注文を得ら
れる書籍は、ほんの少しだけということで、
さまざまの出版社は、大量返本に悩まされているはすです。

 この返本数を減らすには、書店で「売れる」ことが第一ながら、話題
性を集めないかぎり、書店店員は105日
以内に見限ってしまう。紀伊国屋・ジュンク堂・丸善クラスの書店にな
ると、2週間で「売れない」と返本になる。

 これを繰り返すと、取次担当者は安易な判定として、委託部数を減ら
したら、返本数が減ると判断する、
ばかなことをする。
 多くの書店で露出していなければ、書籍は認知されないのに、委託数
を減らしたら、さらに「売れない」のが
分からないだろうか。

 全国の書店にそこそこいきわる委託部数はいくらか。取次テリトリー
にかかわることなので、このフォーマットは
秘密らしい。
 
 いま、日本の書店には約2万件あるといわれている。三社の取
次が分け合ってするとすると、一社のテリトリーは、
5000から7000書店になる。するともう計算式は分かりますね。
 全エリアのフォローでは、最低2万冊。しかし、これではいち
書店には一冊しか配本されないので、平積みされる書店を
計算に入れると、3万冊。

 つまり、売れる本は最初から3万冊を用意しているという理
屈。それ以下の委託部数になれば、全国2万店をフォローできな
い。

 ちなみに、文庫本の初版は3万から5万部とされている。
これでコーナーとりをねらうと、最低30種類の文庫数。総製作部
数でいうと、
 最低90万冊、100万冊強になる。

 このトップレベルの数字をクリアでる出版社は、国内に20社ほ
どしかないとされている。

 以上、参考まで。

 リトル・ガリヴァー社 富樫 庸
 

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