「ニッポンを捨てきれない」その2~捨てる必要はないが一度は出てみる? | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

前回の続き。

それは、18歳~29歳の留学者率が1990年が0,13%、2005年が0,43
%、そして2009年が0,35%だというデータのこと。えーー汗日本人で海外留学へ行く人は1%にも届いてへんのー?
そんなに少なかったんか…o(;△;)o
中学校1クラス40人(今はもっと少ないか?)、5クラスだとして学年200人、その内将来留学する者が、学年で1人いるかどうかという比率だということですね!?

これはなんぼなんでも少ないでしょう?ほとんど鎖国状態やんかドクロ


そういえば、自分が出た公立高校は1クラス40人で10クラス。1学年400人あまり。
卒業して20年後ぐらいに同窓会名簿を見た時、外国に住所があったのはNZに住んでいた僕と、アメリカ人と結婚したんかな、その女性の2名だけ。しかもざっと見て半分以上が育った京都のままの住所でした。

もちろん良いとか悪いとかではなく、生まれた場所を基点に遠心力で弾き出されるように世界を飛び回る、というのは日本人としては奇跡的な存在であるということ。多くは生まれた場所や育った場所を中心に求心力で生きてるわけですね。それこそ半径1キロで人生終わるというような。

確かに、各国をを旅し(観光ツアーじゃなく)暮してきたから小声で言えるのですが、日本は圧倒的に安全で住みやすい。こんなに安心で楽な国はない、日常生活でほぼ緊張感が不要なんですよ。停電や置き引きも少ない。みんな平均的で世界の標準からいえば間違いなく裕福。

フツーに考えても、そんな場所で育ったら簡単には国を出られないし、外国で働けるようなタフな人間が育ちにくくて当たり前ですよね?楽な暮しを捨てる意味や冒険する価値を感じられなくなるでしょう。

毎日不安なく変化なく、刺激もないから生き甲斐もなくなってるのでは?希望や夢を持てなくなってるのでは?他国の連中だって生まれた場所に留まれば同じ。だから移動して刺激や可能性を探す。大卒エリートが就職前にバックパッカーで旅したりする。自分で動かず自分探しなんかしてる場合やないと思うけど。

ところで、語学が苦手だから海外へ行けないという言い方をする人がいますが、それは逆でしょう?できないから覚えに行く必要があるわけで。
それは「海を見たことがないから漁師にはなれない」と言ってるようなもので、なりたければまず海へ行くことです。どこで生まれたかは関係がない。

僕が最初にワーキングホリーでーで日本を出たのは24歳の時。
一番の理由は「就職は後でもできるが、ワーホリは今しか行けない」だった。
学生時代から海外にも語学にもまったく興味はなかった。だから何の情報も持ってない。ただ、大卒ですぐ就職というのがどうにも腑に落ちなかったからです。

だって考えたら変でしょ?何の社会経験も職能もなく会社へ入ってしまったら、もうその先は他のことはできなくなる、というような気がしたのです。すごく怖かった、ブロイラーになるような気がした。
                     
オーストラリアで過した1年半、それはそれはもう初めて体験するようなことばかり。楽しいことも辛いことも。親のすねかじりで大学に入って遊ぶことしか覚えなかった1人のアホが、曲がりなりにも海外で生きるということの一端を学んだんですよビックリマークそれはもうその先の人生に影響しないわけがない。

どうか想像してください、ネットなし、PCなし、携帯なし、1ドル250円お金
もし貴方が、今そんな状況で海外へ行ったらどうでしょう?どんな暮しができると思いますか?

きっとメチャ刺激的で楽しいことでしょうFREE


その経験から言えば、情報なんて殆どは余計なものです。先入観や偏見を生むだけ、知った気になるだけ。観たことない場所を批評したり会ったこともない人を語るのがいかに虚しいことか気付くでしょう。

でも、そのままオーストラリアに居続けるという選択肢もなかった。それでは完全に根無し草になるような気がしたし、やはり日本を捨てる気にはなれなかったのです。当時は日本にも夢や希望が溢れてたしね。

だから帰国しました。そして次の脱出に向けて行動を開始したのです。

<続く>


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