カッサーノのニューロリハ〜脳卒中リハビリを考える〜 -2ページ目

カッサーノのニューロリハ〜脳卒中リハビリを考える〜

特に回復期〜維持期にかけ、脳卒中リハビリを本気で考えていきます。私の目的は【脳卒中の方が障害をもった中でも、地域でいきいきと生活する】そのために機能改善〜生活、予防まで考えていきたいと思います。いろいろな方と情報交換ができたと思います。

最近、患者さんから頂いた言葉




「自分に素直に生きたほうがいいよ」





自分の心と向き合って、人生1度きり、自分がしたいことを。




私はこれが苦手です。笑



よく言います。

人生楽しんだもの勝ち

自分の好きな事したほうがいい




でもぼくは


自分が真にやりたいことはありません。

だから自分の心を向き合っても悩むだけです笑



だからきっと周りの目を気にして、苦手なことでもチャレンジして、


自分のやりたいことを探す羊になっているわけです




きっと僕だけではないかと思います。

特に今の若い世代の病気は「愛と退屈」です


好きなものがある程度買えて、生死の心配もなく、いろいろな選択をでき生きることができるようになった時代


自由に選択できるようになった分、悩むのです


そして比べるのです他人と




さて、患者さんから頂いた


「自分に素直に生きる」


とはどういうことでしょうか?



僕たちが生活している世の中は「社会的」な場所です


人間関係を複雑さや、利害関係でしかない関係、理不尽なこと


多々あります。



それでも、決して自分の欲求通りに生きることではありませんよね。


寝たい時に寝れて、食べたいときに食べる、好きな事だけをする。

お金を好き放題使ってほしいものを買う

嫌なやつは懲らしめる




最高ですね笑


でもこれは低次な欲求です


視床下部や偏桃体での動物的な衝動です





僕の前頭葉は言ってます


こんなんで幸せなんて言いたくない。



こうも言ってます



でもお金は欲しいね。




2人の自己が出ては自分の思考や行動を決めます







「自分に素直に生きる」



それはこんな自分を認め、



そして




自分の選択した意思決定に、責任を持つことです






他人の評価を気にしながら生きているのも、自分が選択した結果


嫌なことを無理をして引き受けることも、自分が選択した結果



良いとか、悪いとかではない。



出来事は単なる出来事


出来事にどう解釈を与えるかの違いです





人生楽しんだもの勝ち



でも楽に楽しいことだけをして生きる事ではないのかもしれません。




苦しいことも、嫌なことも、頑張る時期もあるからこそ、楽しいことがより楽しくなる






こんな風に考えていると、内側前頭前野が活性化します笑




僕は自分の選択の結果に責任をもち、ふらふらする自分の意思を認めつつ


「今」を生きたいですね




この患者さんから頂いた言葉


本当に心に響きました


それは、この方からあふれるオーラともいうべき、人間性がにじみ出ていたからです。




大変な身体・高次機能障害を負った方でも、それでも発する言葉や表情には、その方が現れるんだなと感じました。



私も少しの言葉と、ちょっとした表情、そして今までの経験や生き方からくる言葉では表せない人間身を自然に出せる男になります。



まだまだほど遠いですがw




では、最後まで読んで頂きありがとうございました。


お久しぶりです。


本当にお久しぶりです。


感じたことをつぶやいてみます。




東京に来て、はや半年が経ちました。あっという間でしたが、本当に濃い半年でした。


そしてこんなブログを読んでくださる方が職場にいたり、世の中は狭いなですね笑



東京に来て、一人暮らしになり、なんとなくのさみしさや、お金のなさから、逆に自分のことに集中できる日々を送っています。むしろtask overで体調崩しまくり。ww


病院に夜中0時まで残ったことも。1月は12日スタバに通いました。今もスタバにお世話になっております。笑





素敵な先輩や後輩、向上心が高い方にかこまれ、本当に良い環境です。


今は良くも悪くも、自分はやらないといけないことがたくさんあります。無駄なこともあるかと思います。

選択できればいいのですが。



2015年は2月までに院内発表4本。BRAINで1本。前の病院で伝達1本。

今年は症例・発表研究とそれぞれ1本ずつはやりたいので、その計画。

でも他にも3本くらいやれそうなテーマもあるため、後輩に押し付けるつもりです笑

そして病院のブランドつくり!?外部での発表のためのデータや方向性の検討、脳画像とFIMの予後予測ができるように臨床能力を付ける。あとは大学院の英語勉強。


仕事後や休みの日など使って、遊びを我慢しつつやっています。


尊敬する先輩や先生方に認められたい思いかもしれませんし、

一緒にいろいろやりたい仲間が増えたことかもしれません、

またはBRAINやbridgeのような研究会や講師経験もさせて頂き、前よりも自覚が生まれたかもしれません。


良くも悪くも、仕事に関することに時間を使う日々が増え、その中で前よりもやりたいことや、自分の得意なことがまた分かり、1歩1歩成長しているかと思います。


プライベートの時間まで使ってやることはないかもしれませんが、自分はまだこういう生き方が好きなんだぁと改めて実感。




とりあえず、楽しくみんなと臨床して、お互いが高められる関係性を作って、感謝の気持ちを忘れずに(すーぐ忘れてしまうのでww)、この1年やっていきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

最近、周りでメンタル、マインドと聞きます


自費治療院は技術が2割、マインドが8割とも聞きます。



本当にそう感じます


メンタル、マインド、人間力、人としての魅力、、、


仕事、お金、人、全ての基本がこれであり、これがなければ何もついてきません。


でも人間力っていったい。。



モチベーション高くて、自分なりの使命ややりがい、目的をもっていきいきと生きている人。
人望も厚くて、笑顔と満ちたエネルギーがいつもある方。

そして男らしく、誠実。

さらにお金もある。

こんなのがすごい人間力をもった私のイメージww




少し話を変えると

成功者は結果のみに集中します。

自分の好き嫌いの価値判断ではなく、将来の自分に必要かどうかで判断し、途中の苦しい経験にあまり目を向けず将来の自分にわくわくしながら、やるべきことをしっかりやる。


私の将来の目標って?


長期的な目標が立てれば、つまり人生の目標が立てれば、あとはそれに向かって1段1段成長していくだけでが、

多くの方がそんな自分の人生の目的なんぞわからない。

だから将来の自分に悩む、不安になる、行動するのが怖い、今の現状にとどまる。


でも考えたってすぐに答えなんかでません。
そもそも考えてすぐ出てくることなんかきっとたいしたことではない。
興奮して自分のやりたいことはこれだ!と思っても次の日には冷めている。


今の現状で生活できているなら、自分に鎖をかけて、暗示をかけてとどまる意思決定をする。

もちろん長くいることが悪いことではない、自分も自分の居場所を見つけなければと焦っているw


長くいることが問題ではなく、長く同じ場所にいてもいきいきと人生を謳歌している人もたくさんいる。

でも将来の自分の生き方や目標がみつからず、もがいて、行動しない方たちは最終的には不満を言う。
責任転換をする。

でもやりたいことなんか見つからない。



が本音だと思う。



僕も同じである。


こんな自分の時は、意識していることがある。

1 本を読む

2 くまなく行動する

3 目の前のことを全力で取り組む


です。



人は長期的な目標が立たないと、何をしたらいいかわからない。だから目先の刺激に誘惑されやすい。

僕も無駄ばかりしている人生である。

でも信じて行動して、新人頃より変わっている所もある。


だから、きっとセラピストの中で、不安に思っている方は多いと思う。
診療報酬に減額による収入の低下。
昇級しにくい現状、ライバルの多い職場。
家族を養っていけるのかという不安。

もちろんお金は二の次。だとも思う。
僕なんか若い時は目の前の患者様で精一杯でお金なんかいらない。やりがいがあるこの仕事が好き。の気持ち全開だった。

今でもやりがいや楽しさは変わらないが、余裕ができた分、少しお金や将来のことを考えるようになった。だから職場を変えた。そしていろんな方々とお会いしてきた。

まだまだ変わりたいと思う。まだまだ成長したいと思う。


長期目標はまだまだよく分からないが、それでも

本読んで、行動して、先の不安ではなく目の前のことに集中することで、不安定な自分のマインドをコントロールできるようにもなってきました。


だからもし、こんな悩んでいる方がいたら

頭の中で心配して考えても解決しないときは、

解決しないことと割り切って、人生とは悩みと喜びとが混じり合うものと思って

行動してほしいと思います。

そしたら身体が無意識に教えてくれます。

それに脳がいつか気づいてくれます。




よく自己啓発本なんか意味ないと言われる方もいると思います。
ただ読むだけでは確かにあまり効果としては薄いですが、

でも僕は自己啓発本読んで、一喜一憂するそんなものが人生だと思います。
そしてすぐには人は変わりません。相当な刺激がなければ学習は起こらず、行動変容も起こりません。

だから継続することが何事においても大事です。

行動するをことを継続する。


これが僕が大事にしていることです。

でもこれは前からできたいたわけではなく、友達に教えてもらったことです。




人生の中期的、長期的な目標を見据えながら、今の自分の行動を選択する。

安易な刺激にまどわされず、衝動的な自己を見つめ、前頭前野を使って生きる。


でもたまには衝動に負けて、悩んで

また目標を見つめ直し、少しずつマインドを作っていく。





なんて僕もメンタルやマインドを重要視するタイプなので、書いてみました。笑



僕も悩んで生きています、でも前に進むように意識しています、でもたまには後ろにも進んでしまいます。

そんな自分を俯瞰的にみれば、ちょっとは前へ進んでいます。



うん、最後まで読んで頂きありがとうございました!
久々の更新です。

昨日のBRAINで重度脳卒中患者様に対するチームでアプローチというテーマでディスカッションをしてきました。

本当に良いディスカッションができました。自分の中では久々に、みなが意見を出し、意見を否定するのではなく、聞き入れ、お互いの考えるを受け入れながら自分の臨床感を出す。

個人の頭の中で考えてるだけでは、想像もつかないことが次々と。

ここに、「相手の意見なんか、、」、「俺の考えの方が効果あるわ、」、「また⚫️⚫️療法的なやつか、」など聞く耳をもたなければ、終わりです。

その姿勢は相手に伝わります。ミラーニューロンです。相手も思いっきり話せません、相手も伝えようとしても自分がそんな態度をもっていたら自分の意見なんてさらに伝わりません。


自分以外の考えを素直に受け入れる


それをわくわくと楽しむ


自分で限界を作らない


全ては自分が作った制限や自己責任で成長を止めている



ことに気づくことが大事




僕は脳を勉強してきたけど、僕なんかより詳しく臨床に応用している方はたくさんいるし、ただ表現が苦手で知られていないのかもしれない。

僕自身、脳科学を臨床に応用したいと思ってやってきたけど、同じように考えてやってる人もいたり、自分以外の人の考えや深い知識など聞いて本当に勉強になりました。

そんな場所を提供してくれたBRAINには感謝です。


それでも全て受動的ではなく、きっと私の意見や考えも、少しでも昨日の参加者の方に良い影響を与えていたと信じて精進したいと思いますw


昨日みたいな症例検討って素敵。
みながこの患者様の担当かのように。




最後に


二子玉のスタバでは、サングラスをかけお茶するママ友達が普通にいます。さすが東京ww

働くことが「人をつくる」だから仕事を好きになることだ by cassano


症例様の経過を書くと言っていましたが、ついこの間退院されました笑
書く時間をしっかり作らないとダメですねw



今日は上肢機能改善の指導についてです


患者様の中にはけっこう楽観的に捉えている方もいます。
リハビリという魔法のような、1ヶ月後の手の機能は自由自在に動いている。。。

「脳卒中という病から助かった。しかも独歩自立。じゃあ手も大丈夫だ。」


手というものはそんなに甘くはありません、それだけ複雑で精密な機能をもっていて、少しでも動きにくいと不便さを感じます。



だからまずは、本人様の手の状態や機能回復のイメージをしっかり伝えなければいけまへん!

どういう方が良くなりやすいのか?
どういう練習が効果的なのか?
今自分の手は日常生活ではどんなことに使っているのか?
どういう動きができないのか?


自然に上肢を使用するようになるには、1日上肢を300~400回使うという基礎的な報告
基本的に脳は使用頻度に依存します
M1にnewM1とoldM1という領域がありぞれぞれ接触や運動感覚で活性化する
側坐核や小脳の活性化に比例してM1の活性化も起こることも分かっています
体性感覚や運動イメージなどM1に隣接した領域を働かせることもかなり効果的です
運動学習時の脳活動と上肢の機能改善時の脳活動は類似しています

これだけでもいろいろな指導ができそうですね!


特にこの方は1ヶ月での退院予定でしたので、退院後も続けられる姿勢や習慣、そして自分で問題解決能力をつけてもらうことが1番大事とおもっています

外来でフォローしてもできることは知れています。




だから僕は


上肢機能がどういう原則でよくなるのか?
どんな心構えが大事なのか?
どんな練習の仕方がいいのか?これは次回書きます。
今の腕の上げ方はどういう上げ方で、どんな風によくしていけばいいのか?
日常生活での使用を促し、その使用したことをしっかり教えてください!ちょっとした変化を教えてくださいね!

などお伝えします。


「行動変容」につながるように意識して関わることが大事ですね!



最後まで読んで頂きありがとうございました!