最近、患者さんから頂いた言葉
「自分に素直に生きたほうがいいよ」
自分の心と向き合って、人生1度きり、自分がしたいことを。
私はこれが苦手です。笑
よく言います。
人生楽しんだもの勝ち
自分の好きな事したほうがいい
でもぼくは
自分が真にやりたいことはありません。
だから自分の心を向き合っても悩むだけです笑
だからきっと周りの目を気にして、苦手なことでもチャレンジして、
自分のやりたいことを探す羊になっているわけです
きっと僕だけではないかと思います。
特に今の若い世代の病気は「愛と退屈」です
好きなものがある程度買えて、生死の心配もなく、いろいろな選択をでき生きることができるようになった時代
自由に選択できるようになった分、悩むのです
そして比べるのです他人と
さて、患者さんから頂いた
「自分に素直に生きる」
とはどういうことでしょうか?
僕たちが生活している世の中は「社会的」な場所です
人間関係を複雑さや、利害関係でしかない関係、理不尽なこと
多々あります。
それでも、決して自分の欲求通りに生きることではありませんよね。
寝たい時に寝れて、食べたいときに食べる、好きな事だけをする。
お金を好き放題使ってほしいものを買う
嫌なやつは懲らしめる
最高ですね笑
でもこれは低次な欲求です
視床下部や偏桃体での動物的な衝動です
僕の前頭葉は言ってます
こんなんで幸せなんて言いたくない。
こうも言ってます
でもお金は欲しいね。
2人の自己が出ては自分の思考や行動を決めます
「自分に素直に生きる」
それはこんな自分を認め、
そして
自分の選択した意思決定に、責任を持つことです
他人の評価を気にしながら生きているのも、自分が選択した結果
嫌なことを無理をして引き受けることも、自分が選択した結果
良いとか、悪いとかではない。
出来事は単なる出来事
出来事にどう解釈を与えるかの違いです
人生楽しんだもの勝ち
でも楽に楽しいことだけをして生きる事ではないのかもしれません。
苦しいことも、嫌なことも、頑張る時期もあるからこそ、楽しいことがより楽しくなる
こんな風に考えていると、内側前頭前野が活性化します笑
僕は自分の選択の結果に責任をもち、ふらふらする自分の意思を認めつつ
「今」を生きたいですね
この患者さんから頂いた言葉
本当に心に響きました
それは、この方からあふれるオーラともいうべき、人間性がにじみ出ていたからです。
大変な身体・高次機能障害を負った方でも、それでも発する言葉や表情には、その方が現れるんだなと感じました。
私も少しの言葉と、ちょっとした表情、そして今までの経験や生き方からくる言葉では表せない人間身を自然に出せる男になります。
まだまだほど遠いですがw
では、最後まで読んで頂きありがとうございました。