脂肪肝〜その③〜

埼玉県 北本市 大友外科整形外科の
栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

私の肝臓の話、第3弾です。

夕食後、
つまり寝る前に
カールやプライドポテトを
断続的にでも1ヶ月半食べただけで、

治すのに3年かかった脂肪肝が
また現れました。

ヒトには、
使い切れない糖質を中性脂肪に変えて、
飢餓に備えて貯蔵するという、
生き抜くためのシステムがあるから、
誰でも知らないうちに
簡単に脂肪肝になれます。

そのことを私は
血液検査をする事で
身を以て証明できた訳です。

先日紹介したDVDも
監督兼主演の役者が、
砂糖を沢山摂ることで
身体がどう変わったかを
自分の身体を使って教えてくれました。





私は整形外科医です。

関節痛や、
肩凝りや、
腰痛などで
受診して来る患者さんが沢山いますが、

患者さん達の血液検査を拝見すると、
脂肪肝ではない人を
見つけるのが難しいです。

男女関係なく、
子供も、
大人も、
高齢者も、

世の中、脂肪肝のヒトだらけです。

栄養療法アルアルでは、
脂肪肝家族という話があります。

お父さんは酒飲みでメタボで脂肪肝、
お母さんはスイーツ大好きで脂肪肝、
娘はダイエットで蛋白質不足で脂肪肝、
弟はジュースとお菓子でこれまた脂肪肝。

体型で見ても、
肥満でも
痩せ過ぎでも

脂肪肝になります。

肝臓は大切な臓器です。

肝臓は
私達が生きていくために必要な
タンパク質や核酸を作るのが
メインの仕事です。

また、
毒物を無毒化するという仕事もします。

どちらの仕事も
いろいろな栄養素を必要とします。

栄養素を使って身体を作り、
栄養素を使って毒を外に出すんです。

せっかくの食べ物を、
手で口に運び、
口で噛んで飲み込んで、
胃で消化して、
腸で吸収して、
門脈を通って運ばれて来た栄養素を、

肝臓にどう使わせるか、

それを
          考えてみた事はありますか?

大切な栄養素を
        毒物を捨てるために使いますか?

いや、
栄養素は
身体を作るために使いたくないですか?

しかし、
いま話した肝臓の話は、
健康な肝細胞がしている事です。

脂肪肝では
健康な肝細胞と
脂肪太りした肝細胞とが
混じり合った状態にあります。

健康な肝細胞と脂肪太りした肝細胞との
占める割合の違いによって、

肝臓のタンパク質や核酸の合性能や
毒物の解毒能力に違いがでます。

両方の仕事が出来る
健康な肝細胞の数が減れば、

身体が弱り、
毒が溜まって、
私達の身体に不調が出て来ます。

怠い。

疲れる。

肝臓は本来赤い臓器です。

赤は鉄を沢山必要とする
               ミトコンドリアの色です。

脂肪肝はバターと同じ色。

ミトコンドリアが少なくなっていて、
                 ATPが作れないから
                       怠くて、
                            疲れるんです。

また、
脂肪肝になると、
肝細胞の貯蔵能力も低下します。

健康な肝細胞には、
低血糖にならないように、
グリコーゲンがストックされます。

しかし、
脂肪肝の肝細胞には、
脂肪が溜まっている写真のように、
グリコーゲンをストックするための
スペースがありません。

左が健康な肝臓、右が脂肪肝。
右の白い丸が脂肪ですよ。
{D84B5D78-69D0-4EE9-BBDC-002539722F96}
 (レイリアネットより)

正常な肝臓では、
グリコーゲンを12時間で使い切ります。

でも、
脂肪肝の肝臓では、
もっと早く使い切ってしまいます。

だから、
すぐにお腹が空いて、
また糖質を補充したくなり、
更に脂肪が肝臓に溜まってしまいます。

私のクリニックでは、
ご飯(白米)を沢山食べている中高生、
特に

"毎食どんぶり飯を2杯食べなさい!"

なんて指導されている野球部員は、

血液検査では高確率で脂肪肝です。



食事って大事なんです。



さて、

次回はいよいよ
私が実践した
脂肪肝の治し方について語りますね。


では、また。