裸のニューヨーク

ユー・ドント・ノウ・ニューヨーク・ザ・ウェイ・アイ・ドゥ...これは私のアンビバレントでパーソナルなニューヨーク・ストーリー。


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アメリカには1500紙も日刊紙がある。


横田基地の中の図書館に行ったことのある私はずらりと並んだ何とかタイムズとか何とかガゼットという名前のローカル紙の多さにびっくりした。


その一つ、LAタイムズが電子版を有料化した途端、月たったの4.95ドルというのにがくんと読者が減ったそうだ。アメリカ人とはケチではないか。確かNYデイリーニューズなどは50セント。毎日買ったら15ドルはするのに。

有料紙で儲かっているのは79ドルという高値のウォール・ストリートジャーナルのみだとCNNが伝えていたが、キャスターいわく、「読者はきっと経費で落とせるのだろう」とチクリ。

NYタイムズも有料化を検討しているという。


お願い、それだけは止めて!

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昨年地下鉄マニアの少年にブルックリンの地下鉄駅で遭遇した。


地下鉄操業100周年記念のイベントの一環だとかで、1週間だけ古い地下鉄車両が走るというので地方から
親子で出てきたのだった。


プラットフォームでビデオカメラを構え、去っていく車両を録っていた。録画が終わるのを待って声をかけた。眉間にしわを寄せる癖のある、「おたく」っぽい小学校6年生か中学1年生ぐらいの年頃で、私が連れ去るとでも思ったのか、父親が少し離れた場所から心配そうに寄ってきた。


ニューヨークではこうした時に「私は怪しい者ではない」と相手を安心させる話術が必要で、この作業をいつもわずらわしいと私は思う。日本人同士なら一見して大体は相手のことがわかる。白人同士でもわかるのだろうが、外国人だとわからないという事なのだろう。


私は旅行者で、出来ればその古い地下鉄車両を見てみたいので、マンハッタン内ではどの駅で見られるか聞いたのだと説明すると安心して、息子は電車マニアで、自分はその息子の為に高いビデオを買い与え、今日も今日とておもちゃ屋に行って電車の模型やら本やらをたくさん買わされた、ほら、と言って大きな紙袋の中を見せてくれた。


甘い父親ではないか。


息子はまた線路に寄って電車を録り始めた。その間私と父親は話し続けていたのだが、電車が去ると息子は眉間にしわを寄せて父親をなじり始めた。


「もう!話をするから声が入っちゃったじゃないか!」


父親は肩をすくめていたが、私はカチンと来た。息子の趣味につきあって休日をつぶしてニューヨークまで
ついて来てくれ、おもちゃも買い与えてくれるやさしい父親に対してなんという言い草だろう。それに、話相手は私なのだから息子は暗に私もなじっているのだ。


「今から10年経ったらお父さんの声が入っている方が記憶が蘇ってかえってなつかしいかもしれないじゃない」


と言ったが彼は無言だった。


わがままに育った彼は日頃から父親にこういう言動をし、父親は注意もせず、子供を甘やかしているに違いない。こういう時には「申し訳ないけれど今からまた録画するので少しだけ喋らないでいてくれる?」と丁寧に頼むべきだろうにそういうマナーがまるでなっていない。


ブラット(甘ったれの自己中な子供)なのだ。


日本の子供には圧倒的にブラッが多いが、アメリカ人のクソがきを見たのはこの時が始めてだった。このクソがき、高価なビデオも持ち、おもちゃも潤沢に与えられ、自分の好きなことをやらせてもらっているのに神経質で笑顔一つなく、ちっとも幸せそうではなかった。


金で幸せは買えないという事だ。



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デイリーニューズ誌の「Ask Colette」というコラムにこんな投稿が載っていた。


「最近アッパーウェストサイドの六本木という店でスパイシーみそスープが出てきました。インターネットで

探しましたがレシピがありません。教えてください!」


それに対する答えは...


「水またはチキンブロスカップ一杯につきテーブルスプーン一杯のみそを加えたものを加熱し(筆者註:みその香りが逃げちゃうよ!)マッシュルームスライスまたは cilantro leaf を一枚加える。そこにホットペッパーのかけらを数個入れる」


うまいの?出しも入れないで。


又は...


「バターかオイル、テーブルスプーン2分の1の中でスライスしたオニオンをいため、透明になったらみそと

水またはチキンブロスを加えて沸騰させ、さいの目に切ったじゃがいも2分の1カップを入れる。10分煮て椀の中に ciantro leaf を一枚入れて出来上がり」


変なレシピなのに自信たっぷり。案外美味しかったりして?







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ニューヨーク・シティ・マラソンという有名なマラソン大会がある。ブルックリンのパークスロープあたりも通過するのだそうだ。それに合わせてその男の住むアパートの住民でストールセールをやろうという話が持ち上がったという。ストールセールというのはアパートの玄関口に整理したいガラクタを並べて売る、ガレージ
セールの「玄関版」。その男も出品するつもりでいたが、当日用意が済んだら時遅く、観衆は去った後だったという。


ある時その男に日本から電話をしたら「今日は天気がいいからNJのビーチに行く」と言う。時差を引いてみると現地はもう午後2時過ぎ。きちんとした会社に勤めるホワイトカラーの成人男性なのに、自分からは「うまく電話がつながらない」と言ってこちらにはたった一度だけかかって来たきりなのに、私が安い電話サービスを使っていると知ってから、こちらからかけると延々と話し続ける。


その時もアパートを出てからも電話を切らない。歩いて10分ほどの地下鉄駅に着いたら財布がない、と慌てている。すぐに誰かが見つけて手渡してくれたというが「今日は遅くなったからもう取りやめ」る始末。そこで電話を切ったからその後の彼の行動はわからないが、ビーチに行くなら普通、もっと早くから行動開始をするだろうに。ここで気づくべきだったのだ、彼が「オジャンの人」だと。


この男性は、私がNYを訪れた時に、限られた日数しか居られない私にとっては日程が重大事なのだが、一緒に楽しもうと言う割りには予定を立てない。


ブルックリンのグリマルディズという有名なピザ屋にはこの数年どうしても行きたいと切実に思っていたので、止せばいいのに誘うと、では「水曜日がいい」と先のばしにした挙句、当日彼の時間設定に従って出かけたら地下鉄のルート変更(よくある事なのに)によって10分ばかり遅れが生じたらもう「時間がない」と結局オジャン。


その結果、彼の職場の近くのアンドリューズとかいうつまらないカフェに入って美味しくもないサンドイッチを食べた。彼に任せておいて事がうまく運ぶことはまずない。何しろ彼は「オジャンの人」なのだから。その後グリマルディズの話は立ち消えになったので彼の友人と出かけた。その友人は頼んだ訳でもないのに、店のあるダンボ地区をあちこち案内してくれて嬉しかった。


「オジャンの人」を当てにすると散々な目に遭う。グリマルディズ以降、私が彼を誘うことはなかった。
もっと早く彼が「オジャンの人」だと気づくべきだった。私もまだまだ甘い。


A day late, a dollar short という表現がある。一日遅かった、一ドル足りなかった、その為に事がうまく運ばない、そんな状況で使うのだが、彼の為にあるような言葉だ。



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NYでタダの物は少ない。日本食レストランで美味しい緑茶を無料で出すところもあるが、料理の鉄人の寿司店、フィラデルフィアの「モリモト」は薄くてまずいティーバッグのお茶に4ドルもチャージする。チップとタックスを入れれば500円もするのだ。ああ、頼まなきゃ良かった。

お茶は家庭で飲むもので、70年代の終わり頃は店では売っていなかった。そのうち日本でもお茶が売り出されると思っていたら案の定、ペットボトルのお茶の百花繚乱時代がやって来た。

一時、ウーロン茶がダイエットにいい、いやプーアール茶だと中国茶に押されていたのが、緑茶はがんや動脈硬化、高血圧などにいい、主成分のカテキンには体脂肪の減少効果まであると大々的に宣伝して巻き返しをはかっている。

カテキンを多く含むのが「煎茶」と「番茶」。これを高温で淹れて食後30分以内に飲むといいそうだ。何も高い玉露が健康にいい訳ではないのだ。

体脂肪を減らすためには、カテキンを1日500mg(茶碗で10杯)ほど取る必要があるというので効果的な淹れ方が健康のサイトに書かれていた。

水400~500mLを沸騰させ、10gの茶葉を入れ、弱火で5分間煮出し、茶こしで茶葉を取り除いて冷蔵庫で冷やすか、沸騰したお湯を冷ました後に茶葉10gを入れて冷蔵庫で一晩置くと通常よりカテキンが多く出るため、4杯ほどで500mgを取ることができるそうだ。

それにしてもいまだに緑茶に砂糖を入れるアメリカ人がいてニューヨークの伊藤園は甘党のアメリカ人用と日本人用に違う緑茶を発売している。ダイエット中の肥満体の男性がダイエットコークを飲んでいたのでウーロン茶を勧めると、「それは何だ」と聞かれた。渋い緑茶などはさらに飲まないだろう。

日本と中国はお茶の天国である。ソーダなんて滅多に飲まない。反対にアメリカはソーダ天国。肥満体が増える訳である。

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NHK「お元気ですか日本列島」を見た。NY在住の香川県出身の伊藤智子さんという若い女性がこーティネートしてこの3月、NYに限定2日間でさぬきうどんの店をオープンして大盛況だったという。香川では120円程度のうどんが1300円と高めなのにも関わらず、40分待ちの行列が出来たのだという。

 

これから本格的な出店を目指すそうで、うどんを打つ年配の職人さんの生き生きした顔が印象的だった。


最近、ラーメンや蕎麦がブレークしているNY、次はうどんが来るのか?

 

私が今まで食べた麺のうちで一番美味しかったのは子供の頃、小樽の「来々軒」という変哲のないラーメン屋で食べたラーメン。大人になってからは東京恵比寿の「恵比寿ラーメン」、そしてハワイのチャイナタウンで食べたベトナム麺。激辛の青いとんがらしと生のペパーミントともやしがどっさり付いて、麺に入れるとあつあつなのであっという間にやわらかくなったのには感心した。


番組内で既にNYで出店している料理人の方が「NYの客はうるさい、注文が多い」というような事を言っていた。

 

確かに。

 

和食レストランでアルバイトしていた私にはよくわかる。彼らは日本人なら我慢するような事も我慢しない。

ある意味大変わがままな人達である。ドレッシングはかけないでくれ、豚肉は食べないから入れないでくれ、エトセトラ、エトセトラ。ある客などはエビフライの味がおかしいからと金を払わないで店を出て行った。板前

が食べてみると全く問題のないエビフライだったのに。


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ゴールデンウィークをニューヨークでお過ごしの皆さん、いかがですか?

やたらホームレスが目立ちませんか?

そして一番お困りなのが英会話ではなく、犯罪でもなく...トイレではありませんか?

ニューヨークのトイレは

(公衆トイレの絶対数が犯罪対策の為)少ない
 汚い(女性は便器に腰掛けないので飛沫が便座に飛び散っている)
(店にあっても客にしか)使わせてくれない


の3重苦。よくインターネット上にも苦情の書き込みがあります。

ということでNY名物、汚いトイレ、とくとご覧になってください。


(チャイナタウンのベジタブル料理のレストランのトイレ。店内はそこそこきれいなのに、伝統的に中国人はトイレに無関心だそうで、この通りの惨状。ま、イーストサイドのバーにはもっと「芸術的」に汚いトイレもありますが。


dirtychina

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piero

4月24日の朝日新聞に、横浜市の地下鉄に23日、同市の「野毛大道芸」に参加している2人組の女性ピエロ「ツインキューブ」が登場して子どもたちを楽しませたと ある。これは珍しい。NYの地下鉄では黒人のパフォーマー、中国人の乾電池売り、物乞いなど実にさまざまな人々が入れ代わりで回って来るが、込みすぎるせいもあってか日本の地下鉄では全く見かけないからだ。これからはアカペラグループや楽器演奏者などのパフォーマーも登場するだろうか?

700万人のニューヨークの通勤者の為の「通勤者キャンペーン」を推進する民間団体が22の地下鉄ラインの2200本の列車を調査した結果、61%は「おおむねきれい」と判定されたが、前年度の66%を下回ったという記事もあった。日本の地下鉄は100%「きれい」だが、年末は酔客の嘔吐物がやたら目立って「かなり汚い」。これはNYの地下鉄ではついぞ見かけない。その代わり昨年末にはブルックリンの「フォース・ストリート」駅で妙な「モノ」を見かけた。

深夜、同駅に降り、週末のスケジュール変更の張り紙を見ているうちに乗降客が誰もいなくなった。ふと見ると駅の中に1人だけ黒人男性がいてこちらを見ている。何か伝えたいのだろうか、それとも挨拶しようとしているのか。そう思って微笑みかけると、 彼の右手が動いているのに気がついた。はて、何をしているのだろうと自然と目が手の先に行くと、彼は自分の一物をジーンズから取り出して私を眺めながら自慰にふけっていたのだった。そんな彼に笑いかけたとは何とも間抜けな事だった。

彼が喜んだだろう事は確実で、日本人の女はこんな時、叫んだり、笑ったり、警察に通報しないと今までの経験で知っていたものだろうか。

刑務所の鉄格子のような柵の中の事であり、危険が身に及ぶとも思われなかったので速やかにその場を立ち去ったが、何とも気分が悪く、携帯を持っていたら911に通報するところだった。

彼の罪状は「わいせつ物チン列罪」。

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