AFTER THE GOLD RUSH

とおくまでゆくんだ ぼくらの好きな音楽よ――


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虐殺から57年目を迎えた朝、猥褻な形状で黒々と屹立する国会議事堂の前で、頭をかち割られ、血みどろになりながら、それでも一歩も怯まず、大きなものに立ち向かう若者たちの幻影を見た。若者は、ヒップホップのリズムに乗せて抗議のコールを上げる彼らではなく、深く刻まれた皺とまばらに生え残った白髪で数十年前の古傷を隠し、叫ぶでも歌うでもなくただ立ち尽くし、中枢をじっと凝視する年老いた者らの中にいた。

“若者”は問いかける。連戦連敗はキツイよな。なぁ、そこの若いの、一体いつまで「野党共闘」を叫んだら、それが戦術として決定的な誤りであることに気付くのだ? お前さん達が後生大事にしているそのスローガンが結果として敵に塩を送り続けているという悲喜劇にいつになったら気付くのだ?

凶暴な法案が共謀した邪悪な者どもの圧倒的な数の力で可決された朝、青年Aは怒り、中年Bは呆然とし、少女Cは涙を流し、そして哀れな仔羊Dはぶるぶる震え金輪際抵抗することをやめた。ヒップホップのリズムは止んだ。ドラムを乱打する音も消えた。皆、それぞれの持ち場、すなわち、学校や職場や家庭や無気力な牧場に戻った。しかし“若者”はまだそこに立ち続けている。

独白は続く。なぁ、市民よ、俺はもう、耳障りなドラムの音を聞きながら、座り込み一つせず、大人しくプラカードを掲げたり、ワンパターンなコールをあげるのはうんざりなのだ。俺はしかと見る、この国のど真ん中に真新しい凛とした旗が翻るのを。真に俺たちのレジスタンスの受け皿となる旗が夏空に大きくたなびくのを。自由と平和と公正を血みどろになって死守する旗。俺たちはそれを急いで掴まねばならぬ。 奴らに捕まる前に、みすみす虐殺される前に、その旗の下で、次の決戦に向けて公然と共謀せねばならぬ。(6月15日夜)

 

時計の針を巻き戻すことはできない

過去は取り戻せない

それでも声を上げることはできる

とっとと失せろ 僕たちは決して耳を傾けない

お前の戯れ言 お前の嘘八百に

Roger WatersBroken Bones高橋崇訳)


豊潤な音楽性を武器に、トランプ、そして無関心な大衆を厳しく批判したウォーターズの素晴らしい新作アルバムのレビューはいずれまた。

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