なご☆ログ

三条市議会議員・名古屋豊の日々の活動を綴ります。


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三条市議会12月定例会は最終日。

三条小学校の裏館小学校への統合に絡む条例改正案については大綱質疑や一般質問、委員会審議でも様々な観点から議論がなされましたが、17対7の賛成多数で可決されました。

一部の地域住民や保護者と行政・教育委員会の間に生まれた溝を埋め、三条小学校の子どもたちが歴史と伝統を引っさげて裏館小学校に合流できるような環境整備が私たちに課せられた責務です。


以下、私の賛成討論全文。

 
 新しい風を代表いたしまして、本定例会提出議案のうち、議第6号「三条市立学校設置条例の一部改正について」に対して、賛成の立場で討論いたします。

 三条小学校は、平成20年度に行われた耐震診断で文部科学省の安全基準をIS値で下回る結果となった中で今日を迎えております。検討を重ねた結果、教育委員会として「建物の基礎が脆弱なために耐震補強に着手できない」と結論付けたわけですが、学校適正規模検討委員会の示した「小学校はクラス替えが可能な12学級以上」という適正規模を満たさない三条小学校の児童数が劇的に増加するとは考えにくく、校舎の建替えが現実的でないことも事実です。「子どもたちの安全確保のために一日でも早く環境を整備しなければならない」という点からも、隣接校区で普通教室の受入れが可能な裏館小学校への統合は、三条市全体の将来像を考えた場合、いたしかたない選択ということが言えます。

 一方では、今ほどの反対討論や本定例会での様々な質疑で指摘があったように、「このたびの話の進め方について教育委員会と一部の地域住民や保護者との間に大きな軋轢が生じてしまったこと」や今年3月定例会一般質問の答弁で「学区として統合の話をしていく受け皿として当該学区の小中一貫教育推進協議会には当然のことながらお話をしていかなければならない」としながらも何ら協議会に付していないことなどおおよそ丁寧な説明がなされたとは言い難いことも事実であり、その点は謙虚に受け止めていただかなければなりません。とはいえ、そのような手続き論と子どもたちの安全確保を理由とした統合そのものの可否は別次元の問題です。

 IS値の安全基準を満たさず老朽化も進む三条小学校の校舎については、地域住民から耐震化の要望が再三あったわけですが、「より緊急度の高い学校を優先した」「耐震補強困難」という理由でこれまで手付かずであったことが本定例会での答弁でも繰り返されております。その理由については理解しましたが、子どもたちへの安全対策が現在進行形で放置されていることは紛れもない事実です。その紛れもない事実に対する責任の重さをどのように感じているのか。保護者や地域住民、何よりも毎日その校舎に通い続ける子どもたちに対しての誠意ある言葉が述べられていないことは非常に残念なことです。

 「安全基準を満たさず耐震補強もできない校舎に子どもたちが通い続けている」という揺るがない事実に対しての見解をしっかりと示した上で、まさにその危険から子どもたちを守るというのが今回の吸収統合という決断であったと真正面から訴えるべきではないでしょうか。

 保護者に対しての説明会についてはボイコットが宣言される中で、あえて3回の開催を重ねたことで対立が深刻化しました。不安の声をぶつける機会であったのに、その機会を一度も持つことが出来なかったことは、結果として保護者の皆さんの不利益につながったと私は感じております。

市長答弁では具体的な事例を披歴されながら、新しい三条小学校地区を考える会への不信感が示されました。

 「行政も保護者や地域の皆さんも、もう少し歩み寄る努力をすべきではなかったのか」という率直な思いもありますが、その一方では、行政と市民のつなぎ役として双方の言い分や考え方を通訳しながら、よりよい結論を導き出すのが我々市議会議員の役回りの一つであり、今回のような深刻な対立と互いの大きな不信感を招いてしまったことは、私自身、市議会議員の一人として痛恨の極みであり、自戒の念にかられております。

 本定例会の質疑では「これまでの統廃合の手続きと違う」との指摘も相次ぎましたが、3月定例会で教育委員会は「新たな統廃合が検討される場合、荒沢小学校と森町小学校のケースと必ずしも同じ形ではない」と示唆されておりますし、昨年秋の市長選挙での報告会や演説会での市長の訴え、それに伴って描かれた本年度の施政方針などを捉えれば、三条市小中学校全体の統廃合の議論が進められていく中で、三条小学校が俎上にあがることは十分に想定されました。「議会ではどのような議論が進められているか」「全体の方向感はどのようなものか」といった正しい情報を保護者や地域住民の皆さんに結果として伝えきれていなかったことを大変申し訳なく思います。

 そんな反省を胸に、本議案が可決された後には、保護者や地域住民と行政に生まれた不信感を一刻も早く解消し、平成29年4月の統合に向け、三条小学校の子どもたちが三小魂と誇りを持って裏館小に合流できるような環境を築くための建設的な協議と子どもたちの交流が図られるべく、それぞれの立場で力を尽くしていかなければなりません。また、特に環境の変化に敏感な特別支援教室や通級指導教室に通う子どもたちのフォローについてはもちろんのこと、「140年以上の歴史と伝統をどのような形で継承するか」「太鼓など子どもたちと地域による活動をどのような形で存続させるか」などについては、でき得る限り、子どもたちや保護者、地域の声に沿ったものになるよう努力が必要です。

 三条小学校、裏館小学校の子どもたち双方が「同じ学校で勉強できる日が待ち遠しい」と言ってくれるような環境を整えることこそが私たち大人の責任であることを最後に申し上げつつ、全議員の賛同を求めて賛成の討論といたします。


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