MBAT

テーマ:

5月に入り、中間試験も終わった翌週、フランスでMBAT(MBA Tournament)があった。


3泊4日で参加費用が約400GBP(9万円)と高いにもかかわらず、参加予約の日には約30分で予約いっぱいとなるほど学校でも一大イベントである。(ただ、おそろいのジャケット、ポロシャツ、Tシャツ、遠征バッグなどのKitが参加費用に含まれているから、それほど高くもないと思ったりもする。)


MBATとは、ヨーロッパのビジネススクールが大集合して、Olympic(運動会?)を行うというもの。

競技も多岐にわたっている。


バスケットボール、バレーボール、ラグビー、サッカー、クリケット、ハンドボール、ボート、ヨットなどの団体競技から、テニス、ゴルフ、ロッククライミング、水泳、フィールド&トラック(陸上競技)、卓球、スカッシュなどの個人競技や、サルサダンス、チェス、綱引き(!)、ペタンク(ボーリングのような競技)、フリスビーまで、約30種目を競う。そして毎夜パーティが開かれ、学校間のNetworkingの場となる。


London Business Schoolは、昨年、総合優勝しており、今年も総合優勝2連覇を目指して、ここ数週間、Student Associationのスポーツ担当を筆頭に、各競技のキャプテンが中心となって練習に励んできた。


今年も、London Business Schoolは、競技をしない応援団も含めて総勢200名がユーロスターの数車両を占領してフランスに乗り込んだ。London Business Schoolのマークの入ったLondonの象徴である真っ赤の2階建てバスもはるばるロンドンからパリまで運ばれ、MBATにおけるLondon Business Schoolのベースキャンプとなって、無料で朝食や競技後のビールが振舞われる。


MBAT1

(おそろいの真っ赤のジャケットと真っ赤の遠征バッグ)



MBAT2
(London Business Schoolの基地で!)

僕もラグビーに参加した。MBATでのラグビーはセブンス(7人制ラグビー)ではじめての経験なので、とても楽しみだった。昨年度は、Oxfordに敗れて準優勝だったこともあり、今年は優勝カップを持ち帰ると皆気合が入っていた。


3日間の競技を通して、London Business Schoolは、男子・女子ラグビー、バスケットボール、バレーボール、水泳、クリケット、綱引き、クロスカントリー、スカッシュ、サルサ、クライミングで種目優勝し、女子サッカー、卓球、トラック&フィールド等でも準優勝して、総合優勝2連覇を達成した。


僕の参加したラグビーも、決勝でOxfordに昨年の雪辱を果たし優勝した。しかも、僕は急遽200m×4リレーにも参加した。

このMBATで面白いのは、競技スケジュールがうまく構成されており、複数競技に参加できるのである。


ラグビーのトーナメントは2日目午後と3日目の朝だけで、他のメンバは、クリケットやハンドボール、バスケットボールと掛け持ちで参加していた。


競技以外でも、フランスやスペインのMBAに通っている会社の元同僚にも会って、情報交換もできたし、個人的にとっても有意義に過ごすことができた。


このMBATを通して、僕はかなりの数の2年生と知り合うことが出来た。というのも、自分が競技していない時間は、他の競技を応援しに行くので、メジャーな各競技で大応援団が結成される。ラグビーとトラック&フィールドにも大応援団が駆けつけたので、試合後には、1年生だけではなく、名前も知らない2年生達から”よくやったな!”と話しかけられる。それがさらにNetworkとなって、今後の学生生活(就職活動や各クラブ活動など)をスムーズにさせる。


そして、London Business Schoolの名の下に競技し、応援することによって、学生の学校に対するloyaltyは明らかに高まる。そりゃ、3日間で”London”って数百回も叫んでいればね。


日本でも企業が運動会を復活させる傾向にあるという。とっても納得。こういうところで企業の人的基盤が強化されるとすれば、MBAで大運動会が開かれるのもうなずける。先学期にいまいち消化し切れなかったOrganizational Behaviorでの内容を体感した感じ。


P.S. MBATでのLondon Business Schoolのミッションのひとつは、ブランド向上のためのTatooであり、夜のパーティでは、こぞって他の学校にTatooしていた。London Business SchoolのTatoo(水をつけて貼り付けるシール)のルールでは、直接舐めてつばでつけることのみ許される(!) でも結構断る人が少ないのも驚き。



MBAT3
(主催校のHECの生徒にTatoo!)






AD

Student Association Election

テーマ:

そろそろMBAの一年目も終わる頃、各Student Clubでも2年生から1年生への引継ぎが行われ、それに伴ってExcecutive Committeeのメンバの選挙が行われる。


クラスの友人も様々なクラブのPresidentに立候補して、クラスの皆に支持を訴えるメールが飛び交った。


Rugby Clubでも選挙が行われ、前から評判の高かったオーストラリア人のTimとAngusがそれぞれPresidentとCaptainに選ばれた。また、Asia Clubでもクラスで一番仲良しのChaseが見事Presidentに選ばれた。


実は、この選挙のときにChaseから一緒にExcecutive Committeeに立候補しようと誘われたのだが、中国人の票がどうなっている?とか、日本人の票をとりまとめられるか?とか、あまりに政治色が強いのでお断りした。政治的な世界はあまり好きではない。


そんななか、最も大きな選挙であるStudent Associationの選挙が先日行われた。Student Associationは、10人(10の異なる役割)のExcecutive Committee Memberからなる生徒会で、MBAやMaster in Finance、Excecutive MBA、Sloanなど、全校生徒約1500人を代表して、学校側と交渉・協力しながら学校運営にあたる。Presidentは、学校のExcecutive Board(学長、教授長、学校のスポンサーであるヨーロッパの大企業の社長や重役からなる学校の最高意思決定機関)のメンバにもなり、1年のほとんどの時間をStudent Associationに費やす。


前にも何度か記事に書いたが、Rugby Clubは、LBSの中でも最も勢力の大きいクラブで、2007年のExcecutive Committeeの約半数のメンバがRugby Clubのメンバであり、PresidentもRugby ClubのJasonが務めていた。今年も、Rugby ClubのPresidentになったTimが2年生と一緒に1年生に立候補を薦めていた。


そんなある日のこと、CafeteriaでばったりTimに会い、いきなり”IT Representative”に立候補しろと言うのだ。もともと全く興味がなかったので、”秋からExchangeで中国に行くし。。。”ってごまかそうとしたが、こういうときのアングロサクソン系の押しはとても強い。”Exchangeにいく場合は、誰かと組んで2人で立候補できるので、考えてみてくれ。相方は俺が探しとくから”と。その場を何とかごまかした。。


ところがである。その日の夜にTimからRugby Clubメンバにメールが回ってきた。”Student Associationの各役割に以下のメンバが立候補するから選挙ではサポートしてね。”って、その中に俺の名前が。。。返事もしてないのに。。。Timめ!


結局、同じRugby ClubのGilと組んで立候補することになり、日本でもおなじみとなったマニフェストをつくり、その週のSundownersで約2分の演説をすることになった。


(Sundownersとは・・・LBSでは、毎週木曜日の夜に、学校のCafeteriaがBarに様変わりして、Sundonwersというパーティーが行われる。SundownersのCrew(バーテンダーや音楽や照明の管理、スポンサーの獲得など結構大変で面倒くさい仕事)は、前年のメンバーからの推薦でしかなれないのだが、ここにもRugby Clubのメンバが多数在籍していて、僕もこの4月から2年生に誘われてCrewとなっていた。ちなみに僕は、最も楽な音楽・照明担当で時々バーテンダー)


慣れない英語の演説なので、Gilと2人でスクリプトを作って、何とかアピールした。すごく緊張したけど、まぁいい経験だった。そう言えば、これまで日本語でもあまりこんなことやったことなかったな。。。


その後も、クラスや友人などに支持をお願いするメールを送った。クラスの何人かからは、”もちろん投票するからがんばれよ!”ってとってもうれしい励ましの返事もいただいた。


そのおかげで、なんとかIT Representativeに当選した!


そもそも、これまで政治的な争いごとをずっと敬遠してきた。なんとなく面倒くさいし、肌に合わないと感じていた。でも、政治はビジネスの世界では当たり前のことだし、リスクフリーなMBAの環境でそれを経験するのもいいかもしれないと考えて、立候補を決意した。これまでにRugby Clubの活動にどっぷりつかっているから、さらに足を踏み込んでRugby Clubのメンバとして政治的な世界をみっちり経験してしまおう。


さっそく、来週からStudent Associationのミーティングでスケジュールがいっぱいで、授業の準備が少し(とっても)心配だ。




AD

Duke Rugby Tournament

テーマ:

Japan Tripから帰国して、2日間授業に出た後、そのままUSはNorth CarolinaにあるDukeまでMBA Rugby Tournament二参加するため渡米した。


メンバーのうちの2年生と一部の一年生の30名ほどは1週間前から渡米していた。東海岸のビーチで練習&リゾートという素晴らしい時間を過ごしており、そこに我々1年生の10名ほどが途中参加の形でNorth Carolinaで合流した。


Duke Tournamentは、年に一度の世界中のMBAのRugby部が集合してチャンピオンを争う大会で、今年はイギリス、アイルランド、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリアから全部で30校ほどが参加していた。


結局、London Business Schoolは、予選を圧倒的(全体で3位にシード)に勝ち抜きながら、決勝トーナメント一回戦でKellogにまさかの敗退となり、プレートトーナメント(決勝トーナメント1回戦で負けたチームによるトーナメント)にまわった。


プレートトーナメントでは、スムーズに決勝まで勝ちあがったものの、荒天のため決勝戦が行われなかったので、なんとも締まりのわるい結果となってしまった。


このDuke遠征は、Rugby部にとっても一年に一度のBig Eventで、North Carolina出身の2年生のMoobsの実家に皆で遊びに行って、ご家族にBBQをご馳走してもらったり、といろいろなEventがちりばめられていて、単なるRugby Tourではなく、高校の修学旅行のような雰囲気だった。こういう手作り感のある旅行は、普段の観光旅行では得られない思い出になるのだろう。


このトーナメントで、Duke MBAの2年生のKさんに再会した。Kさんは、僕の高校のラグビー部の先輩で、大学でも体育会でプレーしていた。5年以上ぶりの再会に高校時代の懐かしい思い出がいっぱい蘇ってきた。奥さんや双子のお子さんにも会えたし、日本から遠く離れた地でこうして再会できるのは、なんともうれしい限り。日本で再会するより何倍も感慨深い。


今度は、卒業後に、BusinessのFieldで異国で再会できるといいなぁ、なんて思いながら帰途に着いた。

AD

Summer Term

テーマ:

ブログの更新を怠ってから数ヶ月が過ぎてしまった。そうこうしているうちにLondonでの生活も一年が終わりそうな勢いだ。


3月にSpring Termが終わってから4月末までに、日本、アメリカ、イギリス、ドイツと何かと移動が多い期間だった。


まず、4月頭に、London Business SchoolのJapan Interest Clubの主催でJapan Tripを実施し、35名ほどの学生に東京、箱根、京都、大阪を案内した。


この企画は、昨年の11月から5ヶ月にわたって計画してきたので、自分にとってもこの一年で一番のイベントであった。行く前から日本人だけの旅行では気にしないことについて、何かと気を使う必要があるという点で大変かつ新たな発見があった。


例えば・・・


○食事は常に、一般用とベジタリアン用の二つを用意しなくてはならない。日本のレストランってベジタリアン用のメニューがないところって結構多いので、事前に確認してベジタリアン用のメニューを用意してもらう必要があった。ベジタリアンと一口に言っても、豚肉だけが駄目な人、魚だけが駄目な人、肉・魚は全部駄目な人などいろいろなので誰が何を食べれないのかを把握する必要があったのだ。


○日本以外の国では、例えばスーパーマーケットなどで、お金を払う前に食べ物を食べ始める人がいる。日本ではちょっとそれは困るなぁ、ということで、事前説明会で、”お金を払ってから食べてね!”って徹底しておいた。


○日本の第一印象は?と聞くと半分以上の人が”Very clean”って言っていた。あとは、”Hospitality!”確かに、イギリスでのお店の対応って、全くHospitalityを感じないほど無愛想。


○外人にとって、裸で皆とお風呂(温泉)に入るのは気が引けるから、温泉に言っても露天風呂に入らないかも。なんて事前に思っていたけど、9割以上の学生が夜も朝も数時間温泉に入っていた。まさに、日本で言う”裸の付き合い”を体感して、皆いっそう仲良くなっていた印象があった。国籍に関わらず、人間の感覚って似ているんだろう。


それにしても、皆のタフさといったら半端ではない。”わざわざ高いお金と12時間かけてはるばる日本に来ているんだから、寝てられないよ”とその言葉通り、朝の8時から行動しているのに、夜は新宿や六本木で朝の4、5時まで遊んで帰るのをほぼ4日間繰り返していた。時間とお金に対するリターンには皆真剣なのね。


結局、5ヶ月かけていろいろ計画しただけあって、旅行中も事後アンケートでも参加者の満足度は非常に高かった。特に、”旅行全体がwell-organizedされていて、とても素晴らしかった!”といってもらえたときには、日本のOperation Excellenceを理解してもらえた感じがしてとってもうれしかった。(ここは、Tripを通して最も伝えたい日本の素晴らしい点のひとつであった)


何よりも大きな収穫は、これまであまり話したことがなかったほかのクラスの学生や2年生ととっても仲良くなれたことだ。こうやって学校内に親しい友人が増えるだけでも、オーガナイズした価値があった。


僕は、Japan Tripのすぐ後に、アメリカのNorth Carolinaで開催されるRugbyのDUKE Tournament(MBAのRugby Tournament)に参加するため、大阪・京都パートには参加せずに、そのままロンドンに帰国した。


結局、Japan Tripの評判は、とってもよくSpring Breakに行われたTrip(South Africa Trip、China Trip、Korea Tripなど)の中でも最も評価が高く、参加しなかった学生からも、”Japan Tripはとっても良かったらしいね。来年は絶対参加するよ!”って何人もの学生から言われた。


この一言に涙がこぼれるほどうれしかった。オーガナイズして本当に良かった。




LBS MBA Rugby Tournament

テーマ:

今週末の2月17、18日は、London Business SchoolのRugby Clubが主催するLBS MBA Rugby Tournamentが開催された。

ラグビーのあまりわからない人にはごめんなさい。


Men's Touch Rugbyは、HarvardからA、B2チーム、Wharton、アイルランドのSmurfitとLBSのA、B2チーム、合計6チームによる予選リーグ戦・決勝トーナメント。Women's Rugbyは、ColumbiaとSmurfitのA、B2チームとLBSのA、B2チームによるトーナメントマッチ。


なんせ、一日目に3試合、二日目に1試合の計4試合を2日でやるとあって、相当体力的にきついTournamentなのだ。したがって、各試合は、本来の40分ハーフではなくて20分ハーフで行われた。


一日目。


London A、Wharton、Harvard Bのグループ1とSmurfit、Harvard A、London Bのグループ2の予選リーグ。


僕のLondon Aチームは、これまでに怪我をしていたメンバーも復帰して、今年度で一番のベストメンバによる試合。平均身長が185cmはあろうかという強力フォワードで、グループ1でWharton、Harvard Bを破ってSemi-finalに無事進出。


London A 25 - 0 Wharton

Wharton 0 - 0 Harvard B

London A 29 - 0 Harvard B


一方、優勝候補のSmurfit、Harvard Aがいるグループ1は、Smurfitが予想とおりに勝ち上がった。London Bは、初心者の集まりとあって、この2チームには全く歯が立たなかったようだ。ちなみに、Harvard Aには、NFLのNY Giantsで4年間ランニングバックをやっていた選手がいて、これまたすごかった。(Rugbyでは、フォワードだったが。)


Smurfit 12 - 5 Harvard A

Harvard A 27- 0 London B

Smurfit 52 - 0 London B


続いて、Semi-finalの試合。この頃になってくると、さすがにどのメンバもかなり疲れが足に来ているのに加えて、気温が低く体が冷えるので、けが人がぞろぞろ出始める。


Semi-finalは、それぞれのグループの1位、2位同士の対戦。


Smurfitは、メンバーが全員20代前半の若いチームなのでよく走るランニングラグビー。Whartonを20-0位(点数覚えてません。)で破って決勝進出となった。


London AとHarvard Aの対戦は、大接戦となった。これまで4年間Harvardに勝っていないLondonは、どうしても勝ちたかった試合だった。前半は、London Aのペナルティーゴールで3-0のリード。後半に入っても、強力フォワードからバックスに展開して有利に試合を進めた。前半の終了とともに、僕は両足がつってどうにもこうにも動けなくなり、交代。


後半に入ってもLondonが優勢で、残り5分間は、敵陣5メータラインで何回もトライを狙って突進を繰り返した。しかし、結局トライがとれず、インジャリータイムに入って、キックで挽回される。ラインアウトでLondonがペナルティを犯し、バックスに展開されて最後にトライをとられてしまった。ゴールキックとともに試合終了の笛。


結局、Harvard AとSmurfitがFinalに進出して、London AとWhartonが3位決定戦、London BとHarvard BがLoser's Roundに進んだ。


二日目。


Londonは、結局前日の怪我人大量続出で、London A、London Bとも同じメンバーで戦うことになった。ということで、二日目も結局2試合戦わなくてはならない。


London BとHarvard Bは、互いに譲らない試合展開だったが、結局London Bが7-5でHarvard Bを下して勝利!


London AとWharton戦は、前日のベストメンバーとは程遠いメンバー構成に加え、Londonだけ2試合とあって、前日の大勝がうそのように大接戦となった。


試合終了1分前まで、3-5でリードされる展開。試合終了直前に、Londonが、ペナルティーからフォワードが押し込んで歓喜の逆転勝利となった!


Finalは、結局Smurfitが20-13でHarvard Aを下して優勝。やっぱり若いチームは、よく走るので強かった。

この借りは、春のDuke MBA Rugby Tournamentで返さないとね。


それにしても、試合終了後は、体全体が筋肉痛で動けなくなってしまった。


ちなみに、Women's Touch Rugbyは、London Aが優勝。


一日目、二日目とも、試合後には、ディナー・ドリンクセッションがあり、HarvardやWhartonのメンバーと少し交流を深めた。こんなときでも、皆の話題は、ラグビーの試合の話題に加えて、”サマーインターンはなにやるの?”とか、”MBAプログラムはどう?”とか、ビジネススクールの話題となった。


皆考えていることは同じなんだな。



Spring Term

テーマ:

Blogを2ヶ月も更新を忘れていたので、1月から始まったSpring Termももう半ばまで来てしまった。


Spring Termは、Manageing Organizational Behavior(日本で言う組織論)、Marketing、Dicision and Risk Analysis、Finance、Discovering Entrepreneurial Opportunities(アントレ)の5つの授業ですべてコア科目である。


今Termは、教授の質にかなり幅があり、特にいいと評判のDicisin and Risk AnalysisとDiscovering Entrepreneurial Opportunitiesの授業について書こうと思う。


この授業は、新しい事業の種をどのように見つけるかということを体系的に学ぶものであり、起業を志す生徒に向けた授業というわけではなくて、既存の事業会社の中でもどのように新規ビジネスのためを見つけられるかを学ぶものである。


ケースディスカッションと実際のフィールドワークを主体とした授業であるが、中でも、ケースの主人公が授業にゲストスピーカーとしてやってくるので、生の声を聞けるのがいい!


そして、授業においても、教授以外にEntrepreneur-in-residenceと言われるアドバイザーが各クラスに1人いる。彼は、実際に起業経験を持っており、授業の中での質問に対して個別にアドバイスをくれたり、リサーチやインタビューなどのフィールドワークにたいしてアドバイスをくれる。


僕のクラスのEntrepreneur-in-residenceは、John Scharffenbergerという人で、過去にカリフォルニアでスパークリングワインの会社を起こしたり、チョコレートの会社(http://www.scharffenberger.com/ )を起業したりした経験を持っている。


スパークリングワイン?チョコレート?それって儲かったの?って思うかもしれないが、彼は企業家としてアメリカでも結構有名らしく、Web検索でも彼に関するいろいろな記事が見つかる。結局彼は、60億円で会社をHersheyに売却したが、今は環境ビジネスに対する投資活動もしているらしい。


彼の記事:http://money.cnn.com/magazines/fsb/fsb_archive/2005/10/01/8357514/index.htm


これまでにも、20分ほどの個別インタビューを彼と行った。授業に関する内容だけでなく、起業全般における素朴な疑問も聞いてくれる。彼は、”世界で一番おいしいチョコレートを作りたい”と思って、ありとあらゆるチョコレートを試食しまくったそうだ。その上で、チョコレートの主原料であるもっとも品質のいいカカオを調達してチョコレートを製品化した。


そこでふと疑問に思った。新しいアイディアが思い浮かんでもそれを実際に実行するのは簡単ではないだろう。例えばチョコレートにしても、最高の品質のカカオがどこで生産されているかを見つけてどのようにアクセスできるのか。


聞いてみた。


”いきなりチョコレートビジネスに参入して、どのようにして最も品質の高いカカオの調達ができたの?”


”商社に行って、調達してもらったんだよ。”といって実際に日本の商社の名前が出てきた。


さすが、日本の商社。世界のあらゆるビジネスとつながっているのね。


少なくともこの授業は、これまでの授業では得られない何かが得られそうだ。

特に、これまでの経験では得られなかったマインドセットが。

知らぬうちに衰えている気がするビジネスや世の中に対する感度を上げないと。

Santa Pub Crawl

テーマ:

Santa Pub Crawlは、LBSのクリスマスの一大イベントである。


基本的にはチャリティーイベントなのだが、3百人程の学生が、全員サンタクロースの格好をして、Londonの街中にあるPubやClubをめぐるというものである。


17:00ごろから、MBAr(学校内にある簡易バー)にサンタクロースの格好をした生徒が集まり始めた。すでに酔っ払ってると思われる人も何人かいる。


そして、18:30頃についにLondonの街中へサンタクロースの大移動が始まった。


基本的には歩きとTube(地下鉄)での移動なので、道行く一般人や車に乗っている人は、何事か?という感じで目を丸くしている。




地下鉄のエスカレータでもこんな感じ。突然のサンタクロースの大群に戸惑う人々。


そして、Londonの中心のPiccaderyの街中をLeiscester Squareのパブまで歩く。




パブで、飲んで歌って踊っての後、次は、Leiscester Squareにある小さな遊園地で、メリーゴーランドやらブランコを占領。一般人は、周りで写真を撮っているという異様な光景。。。


そして、さらに2つのクラブを渡り歩く。




そして、最後にナイトクラブでまたまた大騒ぎ。

実は、このイベントには生徒だけではなく、プログラムオフィスのスタッフなど学校関係者も多数参加しているのです。


結局夜中の2時くらいまで騒いだ後に、クラスの友人と酔いを醒ましながらChaina Townで夜食を食べて歩いて家路に着きました。


これだけ騒いで楽しんだのに、チャリティーにも貢献できて満足。






Autumn Term 終了

テーマ:

9月から始まったAutumn Termも11月終わりから12月初めにかけての期末試験で終了となり、冬休みに入る。


期末試験は、教室で行われるClosed Book(教科書持ち込み不可)の通常の試験と、Take Home Examといわれる期限までにレポート提出の大きく2つある。


MBAプログラムの中で一番きついといわれるAutumn Termの試験の山場は、FinanceとAccountingの試験で、それぞれ3時間、2時間のClosed Bookの試験だが、未経験者にとってはかなりきつい。


例えば、Accountingは、たった10回の授業で、ほとんどすべての仕訳だけではなく、キャッシュフローステートメントの作成や連結会計や財務諸表の分析まで入る。


僕は、Finance、Accountingともに経験があったのでそれほどきつくはなかったが、それでも会計計上の原則(売上認識における論争と分析方法とか)や、財務諸表の分析など新たに学んだことも多かった。


試験前には、ほとんどの学生が図書館や学校のミーティングルームで夜遅くまで勉強するのだが、親しい友人やクラスの経験者に教わりながら勉強していたが、僕もクラスのユダヤ人のDaniel、Chile人のBarbara、アメリカ人のDanと互いに問題を解きながら前日遅くまで勉強した。


試験の勉強という意味合いだけでなくて、いろいろな人と教えあうと人によって勉強(学び)の仕方がだいぶ異なることに気づく。


例えば、Danは、Accounting未経験のこともあり、とにかく問題をいっぱい解いて”問題慣れ”をしようとするので、問題の解き方を質問する。。一方で、Danielはコンセプトを教えてあげると、すぐに理解して自分でどんどん問題を解いていく。


先週金曜日にやっと最後のClosed BookのAccountingの試験が終わり、残すはEconomicsのTake Home Examだけとなった。試験後は学校近くのどこのパブに行っても、MBA2008の生徒でいっぱいで外にあふれている。


そして明日は、クリスマスのSanta Pub Crawl(このイベントについては、次の記事で紹介予定)が控えている。


あっという間に、Autumn Termが終わってしまった。きつかったような、思ったよりも楽だったような。。。
もう3分の1が過ぎてしまったと思うと、ちょっとさびしい。

INSEAD

テーマ:

11月に入って、今年初めてのラグビー部の遠征があった。


当初はアイルランドのダブリンに遠征する予定だったが、遠征先の学校の都合で急遽中止となり、フランスのINSEAD遠征に変更になった。 ラグビー部の遠征は、紺のブレザーに、チームタイ、そしてパナマハットという正装をしなくてはならず、また、試合の後の飲み会はアロハシャツという決まりがあって、遠征の一週間前に、ロンドンの古着屋が並ぶカムデンタウンまで足を運んで手に入れた。




(紺ブレにチームタイ、パナマハットで。)


INSEAD Tourと呼ばれるこの遠征は、一年生には始めてのTourであり、チームの結束を固める重要なイベントとなったのだが、ラグビー部にありがちな、とんでもない旅行なのだ。


どういう風にとんでもないかというと。。。


まず、酒の量!!


ユーロスターが発車するウォータールー駅で1人1ℓのビールが配られ、ほとんどの人間は電車に乗る前に飲み干してしまった。 ユーロスターに乗ったら乗ったで、今度は歌の大合唱!出発前にTour Guideという小冊子が配られて、その中に約30曲ほど歌が歌詞つきでのっているのだ。1人1本のワインやウォッカの片手に、席に座りもせず、通路に群がりながら大声で歌を歌い続ける。




あまりの騒ぎっぷりのため、London Business Schoolの学校名の入ったボールバックやそのほかのカバンは、すべてテーピングで隠す周到ぶり。


そして、フランスに到着すると、INSEADのあるフォンテンブローまで移動し、INSEADのメンバも合流してディナー(ここでも、大量のワインを歌を歌いながら飲み干していた。)。ちなみに、僕はこの時点で酔っ払ってダウン。


その後、近くのBarに移動してまた大量のBeerを、そしてその後INSEADのシャトーパーティに参加してまたお酒と、結局ロンドンを出発した昼の12時から、朝の3時まで酒と歌で騒ぎまくった。


(INSEADのシャトーパーティ。実際にシャトーを借りてパーティ)


2日目は、12時からINSEADとの試合。残念ながら、僕は試合開始2分くらいで脳震盪のため記憶をなくして退場となり、結局前日の大騒ぎの疲れから、15人中7人が怪我で退場となってしまいあえなく敗戦となった。

その後は、Parisに移動し、おそろいのアロハシャツでディナーを取った後、Barに移動してINSEADのメンバとフランス対NZのナショナルマッチを観戦。そしてまたBeerと歌が始まる。 結局、僕は疲れて夜中の4時頃に途中でHotelに帰宅した。


(試合後の飲み会は、アロハシャツ。)




(それにしても、ビールの飲みっぷりは尋常ではない)


最終日の3日目、朝は自由行動となったものの11時過ぎまで寝ていたため、結局そのまま集合場所に直行となった。ユーロスターの発車時間は夕方4時なのに、何で1時に集合なの?と思っていたら、近くのBarに移動して、Courtを開くらしい。


何だCourtって?


どうやら、この3日間のTourで数々あるラグビー部のルールを破ったり、粗相をやらかした人を糾弾する(Beerを一気飲みさせる)”裁判”だった。 ラグビー部のメンバは、みんなNick Nameを持っており、このTourで名前がつく人が多い。


僕も脳震盪で退場したことを理由に、Mementというあだ名がついた。ちなみに、Tour中に彼女に”We belong together"とText Messageを送っていたRichardはBelong、試合後のBarで、不細工なフランス人の女の子にLBSのTatooシールを貼っていたChrisはFugly(”F●cking Ugly”の略)となった。


帰りのユーロスターでも彼らたちはとどまることを知らず、食堂車を占領して3時間ぶっつづけの宴会となった。



(帰りは食堂車を占領して大宴会)


重いボールバックを担いでへとへとになりながら、学校に帰還し、そのまま隣にあるWindsor(Pub)に直行。Beerを1杯飲んで帰宅した。


確かに、3日間のTourで、2年生とも相当仲良くなったし、チームの結束が固くなった。でも、この騒ぎっぷりについていくのは並大抵ではない。


そもそも彼らのバイタリティはどこから来るのか。


ラグビー部の2年生は、実は、生徒による学校運営の重要なポストのほとんどを占めている。Student Association(生徒会のようなもの)のPresidentや重役、各業界クラブ、地域クラブのPresidentなどがそろっているのだ。彼らのOnとOffの切り替えっぷりは見事なものである。 日本人として、彼らのバイタリティとOnとOffの切り替えは見習うべきところかもしれない。


ちょっと圧倒されたが、負けてられないなって気がした。

フィードバック

テーマ:

10月に入ってから、ここロンドンでは急に肌寒くなり、だいたい1日のうち数時間は雨が降るというロンドン特有の冬が近づいてきた。


MBAの授業も10月からFinance、Strategy、Business Ethics、Accounting、EconomicsとMBAのコア科目の主役達が始まって毎日、Home Assignmentや授業の準備、さらにはグループワークのミーティングで授業がない金曜日、土曜日、日曜日も何らかの理由で学校に行っている。


そんなMBAのプログラムの中で、1つ素晴らしいと感じたことがある。それは、学校(プログラムオフィス)、教授、生徒が一体となって、プログラムをよくしようと試行錯誤していることだ。


例えば、Financeの授業では、毎回授業の最後に、生徒がその授業のフィードバックを教授に提出する。大きく分けて3つの項目があり、今日の授業の進み具合(早すぎるか、遅すぎるか、丁度いいか)、授業で理解しにくかった点、理解しやすかった点を報告できる。しかも匿名での提出なので、教授に気兼ねすることなく自分の思うことを書くことが出来る。


それ以外の授業でも、中間フィードバックとして、これまでの授業の進め方、理解しにくい点、改善すべき点と改善案(あれば)を提出した。


それをもとに、教授が次回の授業で、再度説明をしたり、授業のスピードを調整したりする。


これらのフィードバックは教授が自主的に行っているものなので、当然フィードバックを求めない授業もある。


それに加えて、今週、プログラムオフィス主催のクラス別のフィードバックセッションがあった。これは、MBAプログラムオフィスのディレクター達が授業後のクラスに来て、意見交換をするというものである。


もともと、MBAの授業構成は、プログラムオフィスと教授とキャリアサービス(大学でいうと就職課)が議論を重ねて毎年デザインされているらしい。このフィードバックセッションには、Fulltime MBAプログラムに全責任を持つディレクターとキャリアサービスのディレクターなど、プログラムのマネジメント責任者たちがクラスの生徒からプログラムに対して率直な意見を吸収するために行っているのである。


例えば、プログラムの構成について。


10月の頭に、2日間にわたって、SPS(Strategic Problem Solving)というクラスがあった。ここでは、複雑な問題をIssue Treeなどを使ってブレークダウンし体系化する技法を学んだ。その後に続くStrategyやFinanceのケーススタディにおいて、必要となる分析の元となる技術である。


これに対して生徒が、"2日間で学んだSPSのフレームワークをその後のクラスにどう応用するかをもっとわかりやすく説明してほしい。"と提案していた。つまり、SPSで学んだこととその後のStrategyのクラスは関連しているはずなのに、StrategyのクラスではSPSを使った分析とかをほとんど用いずに、Strategy自体のフレームワークの話にフォーカスしているのが不満らしい。その結果としてSPSの2日間のコースが無駄に思えると言うのだ。


それ以外にも、"この授業は無駄だからいらない"とか、"もっと短い時間でいいよ"、というようなものがいくつかあがった。


これ以外にも、授業についてもかなり率直な意見があがった。


"FinanceやAccountingは、経験がある人とない人ではかなり知識レベルに差がある。だから、ない人のために、グループごとに少人数での補講をやるべきだ!"


とか、


そもそも"Economicsの教授は教えるのがあまりにも下手だ。僕はEconomicsの修士課程を出ているけど、彼の教え方は生徒を混乱させるだけだ"というようなものや、"授業に遅れてくる奴は、教授や他の生徒に失礼だから、授業開始時間になったら、教室をロックして入れないようにしてしまおう!"と過激な意見を言う生徒もあり、そこでも生徒とプログラムオフィスを交えた議論が白熱する。


このフィードバックをもとに、プログラムオフィスはWinter Termの進め方や、来年のプログラムにどう生かすかの検討に入っていく。さらには、評判の悪い教授については、学校を去ることにもつながるらしい。


成功する組織においては、ステークホルダ間のコミュニケーションが活発かつ円滑に行われる。

London Busines Schoolにおいては、相互のフィードバックが重要なコミュニケーションツールとして非常にうまく機能している。


大学も教育サービスのプロバイダと考えると、生徒は顧客であり、顧客の意見を把握するのはサービス業の基本だからね。

日本の大学でも、授業ごとに生徒からのフィードバックをもらうことで、退屈な授業がなくなるかもしれない。

まぁ、学生の真剣度によるところも大きいけどね。