せみ
まだまだあつい。
このきせつ、ぼくのすまいは立地上、せみのこえがよくきこえる。
朝方になると、せみがみんないっせいに、わんわんと鳴きはじめる。
せみのこえで目がさめるほどだ。もう朝か。季節を感じる瞬間。
せみはがんばってるなあ。ぼくもみならわないと。
「せみさん、いつも早くに起こしてくれてありがとう。
でもね、ぼくのへやのベランダに飛んできて、
勝手にバタバタしてそのままそこで死んでいくのはやめろ。
いい迷惑だ。人の迷惑考えろ!せみ公。」
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季節を感じるなあ