今日もプライベートな話題から。
私の家ではゴールデンレトリーバーを飼っておりまして、名前を「もも」と申します。今年で三歳になる、我が家のかわいい(そして憎らしい)娘です。
ここ数ヶ月、どうも調子がおかしい・・・。足を引きづったり、ハァハァいったり、常に寝っ転がっている。
一ヶ月ほど前から通院して薬を飲ませていましたが、検査結果が思うように改善されない。白血球数が異様に高い状況が続いておりました。
そして一昨日、獣医師の先生(イケメンの若い男なので「イケメン先生」と呼んでいますw)から告げられました。
「私の経験上、異物を飲み込んだ可能性を疑っています。全身をCTで調べる方法もありますが、手術をして直接中を開いてみて確認したいと考えています。」
手術は当然リスクが高い。同意書をもらいましたが、書いてあることはスゴイ内容です。「生存する確率は50%程度」(!)など。まだ三歳だし体力もあるし大丈夫だろうとは思いましたが、それでもやはり怖い。
しかし、白血球数はかなりの異常値を示しており、事態は一刻を争う状況らしい。ももの体を考えたら、やはりここは先生の言うとおりにオペをお願いしよう。
思い切って同意書にサインをし、手術のために入院させました。
その日の夜。
妻が知り合いのドッグトレーナーさんに電話し、上記の状況を伝えました。彼曰く、「オペはまだ時期尚早では。私ならば他の動物病院に一度見せて確認するだろう。でも、最終的にはサバダバさん次第ですよ。」とのこと。
至極もっとも。結局は私たちがももにどうなってもらいたいか、自分たちで決めなければならない。
相当悩みましたが、やはり私たちはイケメン先生に手術を託すことにしたのです。
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私は、医療ITの世界に8年ほど足を突っ込んでおりまして、医師や看護師からの生々しい声を沢山聞いています。最近問題になっている医療訴訟の問題などについても、先生方から意見をお伺いすることもしばしば。
そんな私の考えとしては、「最近の患者は、医療に対して過度で無責任な期待を抱きすぎなのではないか?」と感じます。
犬だって人間だって生き物だし、いずれは必ず死ぬ。少しばかり医療技術が向上したために勘違いしているが、医療は万能ではない。
そもそも、「投薬」だって体に毒を与える行為なのだ。「手術」なんてものは、人を切り刻むことが合法的に認められた行為であって、体に対するダメージは計り知れないのだ。
私が医師の立場だったら、どんなに手術の腕があったとしても極力オペは避けたいと思う。特にこのご時世、少しでも判断の迷いや腕の狂いがあって何か問題が発生したら、即「訴訟」なのだ。
医療に対するアクセスが良好で、且つ高度で安全な医療が受けられる。日本は本当に豊かで安全な国です。
昨年ボストンへ研修旅行に行った際、現地に在住している通訳の方(日本人です)が言っておりました。
「私の家族は四人ですが、保険料を一月あたりいくら払っていると思いますか?15万円ですよ!」
うげぇ・・・。高額な医療保険の費用の原因(遠因)の一つが「訴訟に係る費用」と言われます。医療機関は常に訴訟で高額な賠償請求をされるリスクを見ておかなければならず、診療コストが跳ね上がります。そのため医療保険も値上げすることになり、国民の財布を圧迫しているということなのです。
どこの国でも同じですが、最終的には医療を提供される側も「自己責任」を意識しなければなりません。今回は犬のことでしたが、今度は私や家族が手術室に入ることになるかも知れません。
医療提供側は疲弊してきており、もはや我慢の限界に達しつつあると言われています。
我々が患者としてできることは、患者側も覚悟を決めること。知識をつけること。受け入れる準備をすること。そんなことを考えました。
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そして昨日、オペが執り行われました。どうやら腸のあたりに腫瘍らしいものが見られたということ。異物は特に見あたらなかったそうです。結果は一週間ほどで分かるとのこと。
妻は、麻酔にぼんやりとうなだれるももを見て涙したそうです。
でも大丈夫!ももはまだ若い。きっとまた走り回れるようになる!!
いまはももが帰ってくるのを待ちわびているところです。
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