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歯科医師11年目を迎え、自分を振り返り思う事。
それは、今まで、とにかく自分が興味が持った事に対して、すぐに飛びつき、周りを気にせず、異端児と呼ばれようとも、真っすぐ進んできました。
卒業前、口腔外科。とにかく早く綺麗に水埋を抜きたかった。そこに集中した。
日航機墜落に関わった故鈴木先生の授業に心奪われ、法歯学を学びたいと、医学部の法医学の門を叩いた。
大学院に行き、自分がいかに研究者に向いていないか痛感。
研究の合間をぬって、臨床をやり、そして、歯科医院経営の本を片っ端から読んだ。
大学院2年の時に出会った、山道先生に、歯科臨床の面白さを学んだ。
そして、インプラントの基礎から応用まで、間近でじっくり学べた。
院が終わり、医員として口外に残る道もあったが、結婚&子供もいたので、断念。
外科矯正を経験してから口外を去りたかったが、なかなか若手にオペをさせてもらえる環境になかったので、その夢は捨てました。
そして、退局し、一般歯科の世界に。
しかし、院卒の歯科医は、腕がないとみられているので。条件が良い就職先がない。
その当時、相談に乗って下さった方の紹介で、医科と提携し、金属アレルギー等の治療を専門にする歯科医院に勤務。
1人の予約時間が、3、4時間なんて当たり前。お口の中の金属を一気にはずし、形成、印象、仮歯まで。博多駅の側にあった歯科だったのですが、九州では、遠く鹿児島、宮崎から、九州以外では、大阪、名古屋などから、新幹線、飛行機で来院される方もいた。
一気に全顎治療の方が多く、本当に神経を使った。朝10時から、夜11時過ぎまで、ほぼ休みなく診療していた時期もあった。
自分の未熟さゆえ、患者さんにご迷惑をおかけした事があった。
また、その頃、歯科医師としてのプライドも高かったのもあり、スタッフと上手くいかなかった経験も持つ。
それでも、突き進んでいたが、決定的だったのが、歯科医師でないオーナーとの医療の取り組みかたが考えの違い。
医療は絶対ではない。しかし、経営的には、それをゆるしてもらえない。
そこで、独立の道を考えるも、大学&大学院奨学金で生活してきた僕に、その道はないと諦めていた。
すると、就職時、勤務時に、相談に乗って下さっていた故清水さんに、開業出来るよ!と肩を押して頂き、一気に生月(いきつき)島で開業決定。
開業を決め、前に進む決意をすると、応援者が増えた。そう家族です。
僕と血縁がない妻の父親、そして、僕の弟が、保証人になってくれた。
それがなければ、リース開業をする予定だったので、いまでも本当に助かっている。
感謝しかない。
起業当初、本気で自費率100%の歯科医院を考えていた。
しかし、3日でダウン。
とある患者さんに、
「先生の言うちょる事は解る。ただし、今はほんとにお金がないので、その治療は受けれない。それでもどうにかしてほしい!」
といわれて。
そこで、僕の歯科医院経営は方向転換。
「良か人は、保険&自費、しっかり診させてもらおう。自分を歯科医師として信頼しいて下さる方にはベストを尽くすと。」
スタッフに関しては、お口の中を触るのは、国家資格をしっかり持った歯科衛生士の仕事と僕は定義した。
僻地と呼ばれている生月で、衛生士が集まるのか心配だったが、九文のS先生に、熱烈のメッセージを送り、紹介して下さり、今では、個性豊かな衛生士が5名体制に。
開業の基本コンセプトは、
「予防をベースにした歯科医院創り」
なるべ最小限の介入で、その状態が長く使えるのが、いいのでは?と。
この10年、がむしゃらに勉強してきて、点と点がつながり線に、そして線と線がつながり面になり、とくに、ここ最近、加速度的に、歯科医療が、頭の中で整理されてきている。
そんなとき、師の山道信之先生の言葉を思い出す、
「歯医者の生命線は咬合や
咬合は医者には解らない
これを理解するとどこでも食べていける
」この言葉が身にしみています。
松本勝利先生のGDS咬合理論、そして、世界チャンピオンの田中さん、EVOの山田さんと仕事させていただくようになり、それが、ますます解ってきました。
初診時にお顔を拝見した時に、どこが問題点で、どういう風に治療を進め、最終高径をこれいぐらいで創るというイメージが湧いてきました

ここまでくるの非常に、時間がかかりましたが、とても楽しい歯科人生になっています

今、日本の歯科界では、保険制度の下、過剰な歯科治療がされていると西の端の島で思う。
その治療が、本来のベーシックに基づいたちゃんとした物ならまだ良いのだが、残念ながら、COが削られ、インレーに、アルジで印象採るも、石膏流す時には、変形。それで技工士さんは模型をつくり、出来上がってきたものは、まったく合わない。削って調整し、むりやり合わせようとする。そこに良い補綴物は、生まれない。
そう、治療と思いやった事が、実は、長期的にみると、悪い方向に行き、いずれ、抜歯、そしてブリッジ、義歯に...。
それでは、インプラントに、という時には、交合平面ズレズレ、埋入位置に骨がなかったりと、ヘビーなケースに。
ここに経験値が少ない歯科医師が介入をすると...。
日本の歯科界は、いままでの、いろいろな慣習を崩していかなくてはいけない時期にきていると思う。
その切り崩しに成功した歯科医師は残って行けるし、若い先生達には、実は、もの凄くチャンスがある。
難しい事がすごく大好きで、色んな事にチャレンジしてきた僕が書くのもなんですが、
「患者さんは、歯科医師が理想と思っている治療まで、理想と思っていない。」
と痛感しています。
自分が超理想の超トップの診療を望むなら、是非それに邁進してもらい、本当のトップを目指してもらいたい。
僕のようにたくさんの人達を救いたいという思いから、小さいお子さんから年配の方達まで、症例問わず、なんでも屋になりたいと思う方は、今は3流歯科医という人生もありだと思う。
たくさんの患者さんを診させて頂く、スーパー3流歯科医がいても良いじゃないですか。
しかし、心の中では、どの分野でも、いつかは一流と言って下さる方が出てきてくれると信じて、日々精進の毎日です。
自分ならどういう治療をうけたいか

家族にはどいう治療をするか

この二つを外さなければ、大丈夫だと僕は考えています。
物事は、難しいようで、難しくない。常にシンプルに、シンプルに。
ああ、深夜にまた長い文章に

最後まで、お付き合いしてくださった方に、感謝です

本日も皆様と共に、良い一日でありますように

西の端の熱い
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