オタオタ日記
『田中さんの、右足オタオタ日記』
僕は、これでいて•••
何が「これ」なのか、分からないけど
温泉とかスパとか銭湯とか•••苦手なのである
そりゃあ〜
田中さんだって、大人だし•••分かるよ。
大きな、お風呂に入って「っあァ〜」的な感じ
•••でも、なんか
長時間、湯船に入っていられないのである
熱いお湯が苦手なのかしら?
でも『コンサートツアー2017』の稽古も終わったので•••ちょっとした、自分へのご褒美に•••
スーパー銭湯
「かなしい時ぃ〜」
「かなしいときぃ〜」
「温泉で、小学生くらいの子供が気持ち良さそうに入っているのに•••自分には、お湯が熱すぎて、片足しか入れられない時ぃ〜」
風呂桶に右足だけを入れた状態で•••
足を抜いて後退するのも悔しい。
しかも、重心は右足に7割、移ってしまっている。
なのに、熱くて左足まで•••湯の中に入れる勇気もない。
入れたところで、しゃがむ事はできないだろう•••
しかたない。
ここから、左足に重心を戻して、洗い場にバックするのである。
う〜む
決断が必要である。
「ケツ」を隠す事も大切である(笑)
田中さん、ほとんど『あきら100パーセント』状態なのである
湯ぶねをまたいだまま•••変なオトナである。
左を見た。
ほんとは、気配を感じて•••見たくなかったのだが•••
つい、見てしまった
小学生くらいの子供が、気持ち良さそうに•••「っあぁ〜」と、言いながら。オヤジのように浸かっている。
マジかよ?
熱くないのかよ?
どういう少年時代を送ると•••この、お湯が熱くないんだろう?
•••と、一瞬•••
そんな事を考えている場合ではない。
そうだ。
なんか、忘れ物でもしたフリをしよう。
そして、洗い場に戻ろう
•••しかし、何を風呂場で忘れ物をする?っていうんだ?
ダメだ•••
もう、どうでも良い
右足か熱い•••
オトナの意地なんて•••もともと、持ち合わせていないのである。
「熱くて、僕には入れまシェん」
•••と、風呂場全体に響き渡るホドの大声を出してるつもりになって、心の中で呟いたのである
はぁ〜
熱かった•••
洗い場に、立ち尽くす田中さん。
•••いや、田中さん100パーセント
結局•••どの湯船にも、入ることが出来なかったのである。
•••まだまだ、修行が足りないのである。
もうひとつ•••
「かなしいときぃ〜」
ノアといつもの喫茶店でボォ〜中。
「いつもここから」の『かなしい時ぃ』っていうギャグを思い出した。
暇なので•••調べてみた。
この、センス•••好きだなぁ〜
すると近くのOLさん系のグループが会計に立ち上がったのである。
僕のテーブルの下にある、荷物置きトレー?が少しはみ出していたのである。
ひとりの人が•••トレーの中に、右足をスポッ
「むひゃっ」と、不思議な日本語を発しながら、僕のテーブルの方へ倒れかかってくる
危ない
テーブルに手を付いて•••かろうじて転倒しないで済んだ
ノアもビックリぽん
至近距離でノアとお姉さん•••ガッチリ目が合ったみたいだ。
そして、ノアに小声で「ごめんね」と爽やかに言っていた。
「かなしいときぃ〜」
「かなしいときぃ〜」
「僕の存在は、なんとなく•••空気か?椅子の背もたれ的な•••」
あはは(笑)
問題なし
naoki.....