このブログの初期に書いた記事を読み直しました。
ブログとはいえ、ネット上に残るものですから、
より良い文章にアップデートはしなきゃいけないな、と思い至り、
今後は新しい記事を書く反面、前の記事を手直ししたり、書き換えて、
更新する作業も行おうと思います。
古くからこのブログを見てくれていて読んだことのある方はすみません。
あれ、見てないな、と思う方は読んでみてください。
わりと反響のあったテーマから書き直して行きます。
では、
皆さん知っているかは分かりませんが、
日本の医療費は増大傾向ですが、年間30兆円くらいのようです。
すごい額だと思いますが、
パチンコの規模が年間50兆らしいですから、
たいした額ではないらしいです。
GDPとの比でいくと、先進国中最低の水準らしいので、
国民の健康に対する費用は相当低い国です。
しかし、そんな中でかなりの金額が動いている分野があります。
全医療費の1/30 年間1兆円あたりを占めているのが、
人工透析です。
ちなみに、日本の現在の透析患者の人数は28万人。
1億2000万人程度いるわけですから、
1/400の国民が毎年医療費全体の1/30を人工透析で使っているということになります。
腎臓がダメになってしまった人は
文字通り生きるために、週に2回透析を行う必要があります。
月にかかる費用は実際は40万程度ですが、
保険によって、補填されるので、
自己負担はそのうち1万円か2万円です。
月に1,2万も負担するなんて大金だ!と思われるかもしれません。
しかし、
残りの39万は文字通り、全国民が税金の形で肩代わりしている計算です。
命のためならみんなで負担しよう!仕方ない!
と思うわけですが、
この人工透析が必要になってしまう患者の大部分の原因は、
なんと糖尿病です。
もちろん、腎炎など、本人の生活習慣とは関係なく人工透析になってしまっている方も大勢います。
ただ、そういった方はほんの一部で、
大部分を占めるのは糖尿病です。
ただ、糖尿病の中でも、うまれつき糖尿病となってしまう1型糖尿病の方に関しては本人に責任は無いと思いますし、
税金をいくら使ってでもこういった方々が暮らしていけるようにするのは正しいように思います。
しかし、
大部分を占める2型糖尿病に関しては少し話は別です。
近年2型糖尿病に関しても遺伝の要素があることがかなり分かっており、
単に生活習慣の問題ではないのかもしれません。
しかしやはり、基本的には生活習慣、食生活が原因です。
とてもありふれているので、
どこにでもこの糖尿病の人はいると思います。
その中で、
医者にいろいろ注意されながらも、血糖コントロールが出来ず、
生活習慣を改めてこなかった人々が腎臓をボロボロにしてたどり着く先が人工透析です。
中にはもちろん、病院などには通わず、
知らず知らずのうちにひどい糖尿病となっている人々もいますが、
大抵の場合、
途中で思い改めることができれば、透析にまでは至らずに済むケースも多いはずなのです。
ちょっと言いすぎかもしれないですが、
そういった例が現実に多いです。
はっきりいってタブーだとは思いますが、
ある意味では、②型糖尿病が原因で腎不全となった透析の場合には自業自得な面もあるわけです。
にもかかわらず、大量の医療費がそこにつぎこまれているのも、
日本の医療の現実です。
しかも、人工透析にまでなるような場合では必ず、
他にも心臓などにもいろいろ問題がでてくるので、かかる費用は人工透析だけではありません。
薬代や手術代、総額で考えると相当な額となります。
とても1/30どころではすまないでしょう。
医療費高騰が問題となっていますが、
こういった一部の医療に大量の医療費がつぎ込まれているのが現実です。
自業自得の末の人工透析に関しては自己負担を増やすべき、
という意見の人も中にはいるのではないでしょうか?
しかし、
一方で、糖尿病は高カロリーの食事をとる人がなりやすいという面があるので、
お金持ちにも多いというような印象もあります。
アメリカなどでは貧困層の方が肥満が多いらしいですが、
やはりおいしい物、脂っこいものを食べている人は糖尿病などの生活習慣病になりやすいでしょう。
そういった人たちからすれば
自分たちは多額の税金を納めているんだから、文句ないだろう!
と思われるかもしれません。
実際にそういった意見も聞いたことがあります。
それはそれで、
確かに正論のようにも思います。
ただ、
医療費の高騰を問題にしている国もこの状況がいいと思っているわけでは当然ないでしょう。
その辺りについて次回に続きます。
とにかく、
何が言いたかったかというと、
皆が糖尿病になる前に生活習慣をきちっと改めれば透析になる患者さんは減るはずです。
なので、
しっかりしましょう、ということに尽きます。
読んだらクリックしてね↓
このブログの順位がわかります↓
ある脳外科医の医療情報提供サービスはこちらから↓
当ブログが書籍化されています。オンラインでの注文は↓から。是非読んでみてください。
- 誰も教えてくれない脳と医療の話

- ¥1,365
- 楽天
誰も教えてくれない脳と医療の話 脳神経外科の現場から/名月 論

¥1,365 Amazon.co.jp



