ここのところ、面会交流支援に関するお問い合わせが留まることなくきています。
きっとみなさん、子どものためには…といろいろ考えて調べたり学ばれたりしているのだろうなと思います。
「両親に争わないでほしい」
これは、どの子どもにも共通するのかなぁと思っています。(私は「気がすむまで勝手にやったら」と思っていたこともあったけど、それは傍観者になれる年齢だったからだろうし…)
子どもを守るための争いもありますが、できればお互いに争わないで済むように、お互いに争いの原因を作らないように、大人がしていかないといけないよなぁと思っています。支援者などの第三者が争いの原因をつくるなんていうのはもってのほかだとも思います。
先週も新たなご相談をいくつか受けました。
第三者機関は個別に起きる問題に干渉しすぎない方がスムーズにいくこともあると思います。法的な力もないですから。
とはいえ「日程調整しかできません」「合意ができないなら再調停」と言い放つのも、支援者を含めた合意ができない大人同士の責任であって、子どもには関係ないんですよねぇ。
力及ばない部分はあるのは自省の上、せめて子どもの立場からどう見えるかをお父さん、お母さんと一緒にできるかぎり視野広く考えていくのが我々の務めだと思うのです。
面会交流支援で関わる親御さんとお子さんって、年に数回しか顔は合わせないのですが、考えない月はありません。
「運動会があるって言ってたなぁ、離れて暮らす親御さんが写真を撮りにいくって言ってたし、お天気良いといいなぁ」とか
「あの子今日はお誕生日だなぁ、でも同居する親御さんは面会交流にまだまだ前向きになれていないから、今、私から連絡を入れて面会交流のことを思い出すことで子どもが不安な表情を見てしまわないようにしておこう」とか
具体的な話は来月の講演会でしようと思っていますが、第三者だからこそ一歩引いて見られる視点も大切にしないとなと思っています。
争う選択が仕方ないとしても、関わる大人全てが子どものことを1番に考え続けられるように