新年明けましておめでとうございます。

 

本日はmid-FMにて生放送をさせていただきました。

 

聴いてくださった皆様ありがとうございます!

 

さて、現在私のPCのメモ帳には去年の秋に募ったオススメの一冊企画のレビューが溜まりに溜まっております。

 

読んだものの、平素の筆不精ゆえになかなかブログにアップするタイミングを計れず、去年のレビューを越年させてしまい申し訳ありません。

 

去年の話にもかかわらず新年一発目とは妙なものですが、まずはこの本から行ってみようと思います。

 

本多孝好さんの『at home』という本です。

 

 

この本は実は以前から様々な場所で見かけて気にはなっていたんです。

 

 

しかしその際は他にお目当ての本がある、もしくは新たな本を発見してしまったりしてついつい手を伸ばし損ねていた一冊だったのですが、ついにこの度手に取ることになりました。

 

 

私は勝手に長編だと思い込んでいたのですがこの本は短編集です。

 

 

それぞれに家族の危機と絆を描いているのですが、危機という言葉通りただほのぼのと温かい団欒の日々が描かれるのではなく、むしろその崩壊やその後を描いたものが多いです。

 

 

しかしその視点ゆえに、逆説的に家族の絆を明確に「見える」のです。

 

 

建物はその中にいたらその建物の形を知ることはできません。

 

 

この作品は家族という建物の外に登場人物を放り出すことで家族の形を認識させる小説なのです。

 

 

個人的にとりわけ好きだったのはラストの共犯者たちでした。

 

 

子を信頼し家族を本当の意味で壊さないように己を汚れ役にするお父さんがラストにとても眩しいです。

 

 

その他3つの短編どれも家族の絆について考えさせてくれる作品になっています。

 

 

この本を読んでから実家に帰省したのですが、家族がまた少し違って見えました。

 

 

そんな気分にさせてくれる小説です。

 

 

 

AD

今年も残す所あと2日。

 

本日は池袋admでのライブありがとうございました。

 

我々は明日30日のクレストでライブ納めとなります。

 

この一年、とてもぎっしりと内容が詰まっておりました。

 

今年の3月に初のフルアルバムである『追撃のフォークロア』をリリースしたのですが、それが今年の出来事とは信じられないほどの密度でこの一年は駆け抜けて行きました。

 

偽らざる自分の気持ちとしては2~3年前の出来事に感じてしまうくらいです。

 

そして9月には『深き森の迷路』をリリースして、つい先日にはその次のフルアルバムが完成しました。

 

その合間にまたアニメ『ヘボット』やアイドルの方々に楽曲提供をさせて頂いたり、ラジオCMの曲も制作させて頂いたり、たくさんのことにチャレンジさせていただいた幸せな一年であったと思います。

 

この一年で強く感じるようになったことは、僕の音楽人生はたくさんの人たちに支えられたものであるということです。

 

だからこそ自分自身にまだまだ満足しちゃいけないし、その気持ちを日々の音楽活動にぶつけるようになりました。

 

そう感じるようになる前は、ただただ自分のために曲を書いて、たまたま自分の感じ方と重なる所がある人にはまってくれればお互いの人生にとって意味があるとだけ考えていました。

 

しかし、関わってくれる人がいてくれる実感が本当の意味で持てたからこそ、そこから飛び出した音楽の作り方、演奏の姿勢をこの一年は少しは感じることができたと思います。

 

元から音楽を作ることは大好きなのですが、産みの苦しみを味わっている最中も応援してくれているお客さんや周りのスタッフさんの顔を思い浮かべながら、メンバーが過去最高に一致団結して今回のフルアルバムをまた制作することが出来ました。

 

去年までの自分だったら今年を乗り切ることは不可能であったように思います。

 

今年産み出した楽曲は、ピエロ・ミゼラブル以外は一人きりで音楽をやっていたら絶対に産み出せなかった曲たちだから殊更そう思うのかもしれません。

 

 

楽曲提供へのお話がなかったら・・・

 

 

ZIP FMの応援ソング企画であのお題がなかったら・・・

 

 

スタッフさんたちとの食事会であの言葉をかけてもらっていなかったら・・・

 

 

「こんな曲を作らないか?」とはるきちが言ってなかったら・・・

 

 

そもそもこのアルバムを作るという話がなかったら・・・

 

 

 

これらの楽曲は産まれることすらありませんでした。

 

 

そして応援してくれる皆さんがいなければ産みの苦しみに耐えることも出来ませんでした。

 

 

今年一年、充実した歩みが出来たのは皆さんのおかげです。

 

僕らの音楽を聴いて、ライブに来てくれて本当にありがとう。

 

来年も皆さんの顔を想像しながら歩んでゆきますのでよろしくお願い致します。

 

ツイッターではうまくまとめられず(リプライも滞るようになってしまい申し訳ありません)、ブログを認めてみたところ想像以上に長文となってしまいました。

 

また皆さんに募った小説たちのレビューも更新してまいります(実はもう見つけたやつは片端から読んでおり、3冊分はアップされるだけなのです・・・)。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。良いお年を!

 

 

 

AD

今回は箸休めとしてはるきちが短編小説を書いたというので読んでみました。

 

http://ameblo.jp/misokkasu7/entry-12215271192.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----misokkasu7_12215271192

 

2分で箸休めは終わりました。

 

かなりの活字嫌いの人間でも結末までたどり着けるという点では他の追随を許さない仕上がりとなっているこの作品。

 

この小説同様に高速で結論を述べると好きな部類に入ります。

 

ナンセンスですが敢えてジャンル分けをするのならばショートショート×ホラーと言ったところでしょうか。

 

星新一氏の作品を数少ない愛読書の一つとしている著者のバックグラウンドが伺えます。

 

本編のあまりの短さ故にあらすじを書こうものならあらすじの方が本文よりも長くなりそうなので割愛しますが、最後のオチがシニカルで個人的にはツボであります。

 

自分の発明したもので自分が葬られているという描写はSF作品の中で大半のマッドサイエンティスト達が辿る末路でありますが、サト氏も御多分に漏れず冷蔵庫を棺桶にしています。

 

ただ、この小説が他の作品と一線を画しているところは、発明したものがとてつもなくしょうもないものだったところです。

 

出発点がしょうもないからその後サト氏が死のうがサンマが腐ろうが、普通ならばそこに発生するはずの悲劇性をまったく感じさせずに物語を展開させられているのでしょう。

 

冒頭にこの小説はショートショート×ホラーだと述べましたが、この悲劇性の欠如がこの作品をホラーたらしめている重要な要素なのです。

 

そこにあるはずのものがないことで逆にその存在を認知してしまうことは日常生活においてしばしば見受けられることですが、この作品にもそういった逆説的なホラーテイストを感じました。

 

惜しむらくはこれまでエキセントリックな展開を多用してきた著者であるだけに今作はそのエキセントリックさが若干薄れているように感じたことです。

 

ごはんですよを全身に塗りたくったピロ美のようなよりエキセントリックなキャラクターが当然のように存在している作品をまた読みたいものです。

 

その点は自作に期待します。

 

さて、本編よりも感想の方が長くなってしまったのでこのへんで。

 

また所謂普通の形式を持った小説に戻ろうと思います。

AD

北海道、岡山、神戸でのライブが終了しました。

 

各会場にご来場頂いた皆様ありがとうございました!

 

今回はみっちり合宿をしたおかげでとても楽しく演奏ができております。

 

この充実感は過去最高だと自負しております。

 

そして明後日には大阪は心斎橋JANUSにて大先輩MERRYとのツーマン!

 

今日スタジオにて練習してきましたが胸を借りるつもりでいつも通り全力でぶつかれればと思います。

 

当日はよろしくお願いいたします!

 

 

 

さて、先日オススメしていただいた小説たちのうち2冊目『ジェノサイド』を読了いたしました。

 

結論から言ってしまうと、かなり面白かったです。

 

ひねくれ者かつ気まぐれに重箱の隅を突く嫌らしい自分としてはこういう理論武装したお話は完成度に比例して好きになります。

 

このお話はそんな自分を満足させるほどの完成度をもっており、後編なんかは1日も経たずに読み切ってしまいました。

 

この手のお話としては『ダヴィンチ・コード』や『インフェルノ』で有名なダン・ブラウン氏や、シグマフォースシリーズのジェームズ・ロリンズ氏、伊藤計劃氏がこれまでのお気に入りでしたが、この本もその仲間入りをしました。

 

理論的かつ倫理について考えさせるところもありながらかなりエンタメ性の高いこの一冊。

 

すこし長旅をするさいに読んでみてはいかがでしょうか。

 

おすすめしてくださったt_k_s_k_tさんありがとうございました。

 

また次の一冊を読んでみようと思います。

ついに『深き森の迷路』リリースツアーが始まりました。

 

ここからファイナルに向けて積み重ねていこうと思います。

 

お越しいただいた皆様ありがとうございました!

 

さて、先日ツイッターにて募りましたオススメの一冊の中の一冊を読了いたしましたので拙いながら感想を述べていこうかと思います。

 

今回は万城目学さんの『鹿男あをによし』という小説を読みました。

 

オススメしてくださった@tenuguiloveさんありがとうございます。

 

まず冒頭から夏目漱石『坊ちゃん』を強烈に感じるオマージュで幕をあけるこの小説。

 

作中でもかの作品にゆかりがある名前や描写にニヤリとしてしまいました。

 

遂にはモロに『坊ちゃん』が出てくる確信犯ぶりはニヤリどころか笑ってしまいました。

 

森見登美彦さんにも感じるところですが、こういう自分の好きな作品を自分なりに消化していらっしゃる方が凄く好きなんです。

 

主人公らの語り口調なんかがモロにかの作品のままなのに、語っている内容はしっかり今この瞬間を生きている僕らのものなんですよね。

 

また、藤原先生と夕日を眺めるシーンの描写がとても瑞々しく、こういった描写が現代的であることで今を生きる僕らの物語として表現されているように感じました。

 

そう、この作品はしっかり独自に訴えかけるものを持っているのです。

 

社会人3年目とかで少し疲れてしまった方、青春を思いだしたい方なんかに特にオススメです。

 

読んだ後に心が少し、丁度良い加減で瑞々しくなりますから。

 

素敵な作品をご紹介いただきありがとうございました。

 

 

 

 

先日はツイッターにて募った『オススメの一冊』にたくさんのお返事をいただきありがとうございました。

 

 

今回とてもたくさんの推薦図書があり、己自身の備忘録としても、またこのような本をおすすめいただいたといことを皆さんにお知らせすべく久方ぶりにブログをしたためました。

 

 

オススメ頂いた大事な一冊。

 

 

特別な一冊ならば僕を介してでも少しでも多くの人に読まれるべきじゃないでしょうか。

 

 

僕自身、この中から読み進めていくのは非常に楽しみであります。

 

 

以下、オススメの一冊を乱雑にではありますが掲載しております。

 

 

著者→タイトル(判明しているジャンル名)

となっております。

 

 

ジャンルに関しては分類できるもの、もしくはミステリーやらSFやらとしてオススメ頂いた通りに提示しておりますのでご注意ください。なにぶん未読の書であるもので・・・

 

 

宮部みゆき 魔術はささやく

中井拓志 アリス

本多孝好 atHome(家族モノ)

高野和明 ジェノサイド(SF)

時雨沢恵 キノの旅(ライトノベル)

万城目学 鴨川ホルモー

万城目学 鹿男あをによし

今野敏 奏者水滸伝シリーズ(ジャズSF)

中町信 模倣の殺意(ミステリー)

重松清 少しだけ欠けた月

伊井直行 草のかんむり(ミステリー・SF)
森川楓子 林檎と蛇のゲーム

町田康 犬のスピンクシリーズ

辻村深月 朝が来る

浅田次郎 メトロに乗って

小川洋子 人質の朗読会

北村薫 スキップ

青柳碧人 希土類少女

倉阪鬼一郎 殺人鬼教室BAD

日日日 ちーちゃんは悠久の向こう

さくら剛 インドなんか二度と行くかボケ(旅行記)

神林長平 敵は海賊(SF)

恒川光太郎 夜市

 

 

ジャズSFやら、今まで何故か数冊しか読んでなかった重松清さんやらタイトルなどだけでそそられる作品からほぼ未開拓のライトノベルまで様々なラインナップになりました。

 

 

ここから少しづつ読み進めていこうとおもいます。

 

 

推薦してくださった皆様ありがとうございます。

この本を携えて明日からのツアー頑張ります。

昨日名古屋でのワンマンが終わり、遂に3月25日の浜松からはじまった追撃のフォークロアリリースツアーを完走することが出来ました。

これまでずっと支えてくれた方々、はじめましての方々も関わってくださった全ての方々、ありがとうございました。

今回のツアーは我々としては恐らく一番収穫があったツアーとして位置付けられると思います。

個人的にはセプテンバーミーのターナさんに毎回ギターを教えてもらえたことが収穫でしたが(ターナさんありがとうございます!)、

バンドとして一番成長した部分としてあげるならばメンバー相互のカバーリング力ではないでしょうか。

誰かが不調でも誰かがカバーするというような雰囲気がこのツアーではところどころに見られました。

そうなれたのもお互いがお互いの役割に対して大変さを理解してリスペクトをするようになれたからだと感じています。

そしてカバーされた側も不甲斐なさを感じて今度は自分が!と、プラスのエネルギーに替えて頑張りを見せていました。

カバーリングは、実際のアクションに至るにはまず相互理解とリスペクトが必要なんです。今回のツアーはそこが良い方に成長したと思いますし、更に深められると思います。

はるきちがMCでも『今が一番よい!』言っていましたが、バンドを始めて8年目にして未だ成長している実感があります。

何せずっと観てくれていたお客さんがいるから、こちらとしてはこれまでの過去最高の楽しさを更新しなくちゃ楽しくありません。

そうやって自己ベストを更新していこうと日々励んできた中で、はじめましての方々にも楽しんでいただけたことがまた嬉しくて。

とても素敵なお客さんたちに巡り会えたと思っております。

どんなときでも我々をずっと応援してくださりありがとうございます。

これからも我々は過去最高を更新するべく活動してゆきます。

何故ならそれが今の自分のモチベーションだからです。

バンドを始めた時には想像もしていなかった気持ちですが、いつからかとても実感を持って感じるようになりました。

今は今しか出来ないことをやりたいし、伝えなくちゃと思っています。

こんな自分ですがこれからもお付きあいよろしくお願いいたします。

ツイッターだとどうしても文章が収まりきらず、blogでもちょっとばかり長くなってしまいましたが、ツアーファイナルを終えた一区切りとしてしっかり言葉でも伝えたいなと思いこのblogをしたためました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


これからも我々をよろしくお願いいたします!

PS
最後に今回のツアーで使用した愛機たち。

今回のツアーでついてきたハム(LS160)のピックアップカバーの擦り傷?はvintage物っぽくてとても愛しいポイントです。『もう俺だけのもの!』的アブないサディスティック感は多分僕にしかわからない笑


足元はちょっと改変されてますが概ねこんな感じです。free the tone arc-3にてセンドリターンとmidiとアンプのチャンネル切り替えが一括で出来るのがとても快適でした。

耐久性も高く、どんなときでも状況でも的確に仕事してくれる感じに、『年老いたらこんな風に介護されたいなあ』とか感じるのは職業病でしょうか。


ワイヤレスシステムとepブースター18v駆動で低出力なピックアップの出力を若干持ち上げているところが個人的にはミソです。

余白がある分味付けもしやすいといったところでしょうか?

最初からしょっぱいものは薄めるしかありませんが、薄味のものは醤油やら出汁やらで自分なりに味付けする余地がありますからね。

個人的にサウンドメイクは料理に例えると分かりやすいと思ってます。

機材たちにも、ありがとう!

garegeband縛りプレイ 番外編

テーマ:

今回は勝手にサカスプのテーマを作曲させていただきました。

 

とはいえこのテーマ、作ってきたのは良いのですが、なんと打ち合わせ中に企画倒れに終わりました笑

 

なのでとりあえずブラッシュアップも何もなく今回のオンエアのみで終了です。

 

とはいえ今回の音源こそgaragebandの面目躍如ではないでしょうか。

 

今回はsmart drum にてドラマーのタイプを選んで適当にビートを再生し、

 

 

smart keyboardでautoplayを選んでワンコードで適当なパターン決め。

 

 

 

 

するともうすでにそれっぽいトラックが!

 

あとはもうお好みで茶々を入れるだけです。

 

garagebandはじめとするLogicなどのapple製品はこういうものがとても得意なイメージがあります。

 

『なんか一味ほしいなぁ~』というときの調味料的なものが使いやすくかつ充実しているんです。

 

料理の世界には『いい加減が良い加減』という格言がありますがまさにそんな感じ。

 

追い込みすぎずにありあわせのもので何か作るときにとても良い仕事をしてくれます。

 

忙しい時に無性においしく感じる賄いごはん的な(?)感じですかね。

 

来週ははるきちがなにかしら作ってくれるようです!こうご期待!

さて、今回にてHappy Wedding編完結です。

放送では流せませんでしたが収録直前にはるきちから浮かんだアイディアを追加してこの曲は完パケいたしました。

我々、こういうことよくあるんです。

優柔不断というかなんというか笑。

でも納得していないものを出すのは違いますしね。

ディレクター中谷さんにご迷惑をおかけしましたが納得のものが録れました。

ごめんなさい&ありがとうございます!

さて、今回の追加点としては至ってシンプル。

ただBメロを追加しただけでございます。

こういう曲のBメロの場合、コード進行を弱めにして作ります。

今回はその解説を。

コード進行の強い、弱いはその進行の頭の部分で決定するケースがほとんどです。

強いコードはトニック、サブドミナントで始まることが多いです。

CメジャーキーでしたらC F Gや、F G Amなどが代表的ですね。

これに対して弱めのコード進行はDmやEmなどのトニックやサブドミナントに対する代理コード(構成音が似ているコードで強いコードの代役をさせること。EmはCやGの代理になりえます)、もしくはオンコード(ベース音をずらしたコード。G/Bなど)で始まることが多いです。

今回はDmからコード進行を作ってメロディを当てはめてみました。

そうすると強進行と同じメロディなのにぐっとBメロ感が出て、強進行のところが引き立つのです。

これを皆さんにお聞かせできないのは申し訳ないのですが、その分(?)トモカさんご家族にお楽しみいただけたらと願うばかりです。