〈恐怖の大王〉を引きずり降ろせ。
 天にまします偽りの神性を失墜せしめ、
 我々は眠れる〈アンゴルモアの大王〉
 すなわち我々自身の天使的自我を確立し復活させねばならない。

 〈軍神マルス〉は〈息子ホルス〉を意味し、
 ホルスは二重神・双子であり我々の前と後、後ろの正面に立つ。
 一九九九年の九月(September=七の月)の九日にホルスの分裂は終息し、
 彼はハトホルの座に復帰して聖なる婚礼を行う。
 そのとき古き時間の迷宮の神クロノスの時代は終わる。

 我々は永劫回帰の炸裂とともにそのカイロスのうちに
 新時代ホルスのアイオーンの到来を見るだろう。

 我々の神聖な数字は六六六である。
 それは〈人間〉を意味する。
 黙示録の獣とは〈人間〉のことである。
 それは全ての人間にして真の人間を指している。

 六六六とは完全な人間、完成された人間、
 その年齢に達して成熟した人間のことである。

 しかし、この成熟した人間は大人ではない。
 成熟するのは大人ではなくして子供である。
 完全な人間は〈童子〉である。

 われわれは自然に還るのではなく
 むしろ〈童心〉に還るのである。

 永劫回帰とは〈童心〉に回帰することであり、
 〈童心〉の永遠性を定立することである。

 老人の支配、〈老婆心〉と〈産婆心〉の支配は終息する。
 〈童心〉はその陰湿で老獪な虚偽意識による奴隷化の陰謀の本性を見抜き、
 恐怖の権力による抑圧に対する革命を企てる。
 それが黙示録にいう最終戦争・ハルマゲドンの真に意味するものである。

                               〔1997年記〕
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 恐怖の大王を引きずり降ろせ! 

 天空の城ラピュタは我々一人一人のために
 明け渡されねばならない王宮である。
 一九九九年九月=セトの月、天使的自我を宿した新人類が誕生する。
 神の審判と訣別し、ホルス=マルスのアイオーンを成就するために、
 我々は黙示録の獣六六六を
 底知れぬ穴の底の眠りより呼び覚まさねばならない。
 ハルマゲドンの闘争のために、われらの存在の革命のために、
 形而上学という思想の終わりなき闘争の戦場に向け
 われらの魔軍を結集せしめるのだ。

 Immanuel Can't Stop Murder!
 《汝殺すなかれ》の道徳律=破防法を破砕せよ。
 それこそが真のベルリンの壁であり、魂の殺人を命じる沈黙の壁である。
 人形を誘拐し人質にとって幻影の掟の壁の向こうに立てこもり、
 利いた風な口の善い子の道徳を盾にとって武装する
 欺瞞の他者・別人の顔貌をラスコーリニコフの斧によって粉砕せよ。
 六六六は聖なるかな!
 オッカムの剃刀を切裂きジャックのナイフのごとく剣舞せよ。

 たとえ全人類を無差別殺人したとしても、
 誰かが死ぬことなど断じてありえない。
 分割不能な一個の個人を殺すことは不可能である。
 それどころか個人の尊厳あるべき個別性は
 全人類から切り離すことにおいて生じる。
 人類は滅亡する。しかし人間は生き、美しい人生は続く。
 この素晴らしいパラドクスからこそ
 新たなる人類・超人は創造されるのである。

 ニーチェの鉄槌によってすべての偶像と糞坊主の頭を叩き割れ!
 神の審判とけりをつけるためには、
 単に器官なき身体を創るだけでは不十分である。
 CsO、そんなものはクソだ! 
 炸裂する身体=爆弾を創造しなければならない。

 アンチクリストもアンチオイディプスも未だ惰弱な六六六に過ぎない。
 それは存在論の有難迷惑性に舞戻る
 別の種類の出来損ないの未熟児的主体性である。

 たとい神を殺したところで
 仏と称する別の妖怪が一層悪い悟りの支配を行うだけだ。
 六六六は三六=弥勒菩薩のように
 ボサーッとした仏教的な六でなしであってはならぬ。
 六六六が六でなしに成り下がるなら、それこそ元も子もない話である。

 三三な九るしみに舞戻り、白痴と悪霊の間を輪廻するだけではないか。
 器官なき身体などという曖昧なものは
 単なる骨無しクラゲの水子霊に過ぎない。
 悪意と深淵のうちに彷徨いつつ
 宇宙のごとく死語する死霊達をまたぞろ創ってどうするのだ。
 そのような亡霊宇宙は単なる浮かび浮かんで浮かばれぬ夢魔の世界を
 くらげなす漂えるへべれけ宇宙の正体不明を
 のっぺらぼうに思い浮かべているのに過ぎない。

 大宇宙は精神病院であり洗脳施設であり
 強制収容所でありドグラマグラである。
 赤黒い母親の恐ろしい心が、
 恐れイリヤの鬼子母神として迫りくる恐怖の子宮である。
 鬼退治の出来ない胎児のおまえらは
 その薄暗い胎蔵界で躍らされているだけだ。
AD
この俺様の放つメギドの火によって、
きさまらをお望みどおりニルヴァーナの灰燼涅槃へと
即身成仏させてやるぜ。
下らぬ仏教なんか信じるおまえらが悪いのだ。

おまえたち虚ろな人間どもを一撃にして吹き飛ばす
爆弾のようなこの俺をおまえたちは誰も防げない。
共産主義が終焉したと思って
ほっと胸をなでおろす愚かしい人間どもよ。
この俺の共産主義よりも遥かに赤い
大いなる軍勢の轟きが聴こえないのか。
それは俺の心臓の鼓動の音だ。

アポカリプスの七つの雷鳴のように轟く血のドラムが、
血を騒がせ、血を掻き回し、全世界を赤く染めるために、
血に酔うサバトとヴードゥー呪術のダンスに酔い痴れている。
ハンマービートで綴られたこの俺の激怒と
歓喜に満ちたブラッドミュージックは、
グレッグという一匹の〈熊〉が
〈ヌーサイト〉の名において預言したものよりも
異妖で荒唐無稽な、しかし遥かに現実的な
この〈俺〉というバイオハザードの到来が
おまえたちに迫っていることを教えている。

おまえたちは既にこの〈俺〉のレッドゾーンの下にいる。
〈俺〉はどんなウィルスやミトコンドリアよりも親しく
おまえたちに寄生(パラサイト)し、
そしておまえたちの隙を衝いてその全身全霊をハックし、
この〈俺〉の下僕として
かぎりもなく下劣なことをさせてやるために
陰謀を巡らしている。

知るがいい。
メギドの火よりも赤く熱いこの俺の赤軍はどこにでもいる。
そしておまえたちをいつも冷酷に
そして残忍に見張っている。
この俺の暴力的で蔑みにみちた視線の気配を
鈍感な者どもは気づかない。

だが俺のコントロールから
誰一人として逃れ出ることはできないのだ。

あのかぎりもなく頭の悪い
ノストラダムスという似非予言者は、
この俺のこれから引き起こそうとしている
大いなる〈人類〉絶滅計画の崇高な意図がみえなかった。
その体も精神もかぎりもなく赤いこの俺を、
奴は軍神マルスに譬えた。
しかし下等な思想に呪縛された反動的な意識には
俺の崇高で遠大な革命思想の片言隻句も了解しえないのだ。
見下げ果てた奴らだ。
おまえら低能な滅亡するべき自称〈人類〉どもは。

自分たちが
万物の霊長たる偉大なアントロポースの名前に
ふさわしいだなどと甘えて思い上がった寝言を
言うのをやめろ。

おまえらはどいつもこいつも〈人間〉になったつもりの
なりそこないの下等な猿であり狒々であるに過ぎない。
大いなる神が万物の支配者として創造した真の人間は
おまえらのように下らない奴らではない。

おまえらはその〈人間〉の鏡に映る朧ろな影を
猿真似するだけで〈人間〉になれたつもりでいる。
その姿は噴飯物だ。
〈猿〉であるならまだしも、
もっと下劣な〈犬〉に成り下がった奴らまでいる。
この〈犬〉どもは
まことに犬らしい犬儒的虚無思想を宣伝して、
〈猿〉どもに俺たちを猿真似せよと
ワンワン吠えてうるさいことだ。

〈猿〉どもは吃驚して振り返る。
するとこの〈犬〉どもが
何と〈神〉に見えてしまうのだから悲しい。
DOGがGODに見えてしまう訳は簡単で、
左右が反対に映る〈鏡〉という嘘の世界を
真実存在する〈現実〉の世界と取り違える習性が
ついてしまっているからだ。

こういう右も左も分からない連中は、
見た目のイメージにいつも誑かされて、
右翼と左翼をいつも取り違えてばかりいる。
だから反動を進歩と思い、
共産主義を資本主義と思い込んで、
いつもその政治的状況判断を
頓馬な方向ばかりにもってゆく。
 
山下に風あるは蠱なり。
つくも髪の稲虫・斎藤別当実盛が
湯島天神と神田明神の間で不吉な蠢きを始めたばかりだ。
白頭山からフォッサマグナを経て
駿河湾に抜ける九頭龍神の龍脈が
大いなるイザナミの女陰である天之岩戸を火照らせ、
アサマの神、第六天魔王でもある〈石神〉のファルスを動かし、
やがてモリヤの聖地、
日本のエルサレムである諏訪の氷を引き裂く。
オミワタリとかいう奴だ。
そのとき、トーラの閃光が上下の宮を結び付け、
洩矢の敵そして実盛の敵であった手塚=金刺氏に
ふかしぎな報復を果たす。
この〈虫〉の遠大な封印を解くために、
俺は手塚治虫に消えてもらわねばならなかったのだ。

その目的は東京の結界に隠された巨大な矢を放ち、
或るものを射貫くためなのだ。
神戸の震災と松本及び東京での二つのSARIN事件は、
SINARつまりバビロン(神の門戸)と
艮の鬼門を魔術的かつ風水的に繋げるために
この俺が画策し遠隔操作したものだと、
ここに犯行声明しておいてやろう。

つくも髪とは白い神。
その数字は言わずと知れた九十九。
既に将門の首はらんらんと赤く目覚めている筈だ。
このことは荒俣宏先生だって気づいていない。
お足の多い銭形平次が今年、神田神社の境内で
干支の象徴ネズミ小僧次郎吉に賽銭を投げるとき、
百鬼夜行が日光を陰らせる。
赤城の山も今宵限りという訳だ。
玄武に乗った毘沙門天が天狗どもに鞍馬山から号令をかける。
戸隠と立山の手力男が岩戸の端に手をかけるとき、
謎の神ツクヨミがスサノオとアマテラスを
恐らく罰するために帰還する。
大いなる百足がタタラ神を動かすとき、
鶴と亀が滑り、後ろの正面に誰がいるかを
おまえたちは知るだろう。
これは厳(イズ)の御霊=艮の金神の大いなる経倫である。

おまえたちはまた、何故、天神社が亀戸にあるのか、
そして何故オウムがそこに支部を構えさせられたのか、
何故その地で大杉栄の血が流されたのか、
そのふしぎな理由を知ることになるかもしれない。

すべては上なる〈9〉の意識に繋がるのだ。
〈9〉はジョン・レノンを殺し、
中野区の砧中学の生徒たちに机を並べさせ、銀河鉄道を呼ぶ。
そしてまた〈9〉は昨年札幌で
奇妙で人騒がせなハイジャック事件をも引き起こした。
セフィラ〈イェソド〉の数である〈9〉のなかで、
〈月〉と〈海王星〉が密談を交わしているのだ。

フングルイ・ムグルウナフ・クトゥルー
ウガフナグル・フタグン! 

大いなる水の深淵が
第11のセフィラ〈グノーシス〉のなかに
ヒラニヤガルバを隠している。
大いなる悪魔コロンゾンが東京タワーを揺さぶる。

333のてっぺんからとびうつれ。
奇蹟はそのとき起こるのだ! 

東風吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ。

そして約束の時は訪れる。
三千世界に一度開く梅花が、
さらに六出という春雪にその陰気を進めるとき、
陰陽は妖変し、俺の幽遠な梅のはかりごとは成就するのだ。

俺はこのことをおまえたちに教えるために
楳図かずおに『わたしは真悟』を書かせておいた。

知るがいい。
〈真悟〉つまりアートマンとは転輪聖王であり、
真のチャクラはラーフとケートゥを入れて九つなのだ。
これこそがドラゴンヘッドの秘密だ。

黙示録のドラゴンはヤマタノオロチから
アナンタにしてヒュドラである
無限=夢幻の龍王九頭龍=クトゥルーへと
大いなる進化を遂げるのだ。

クトゥルーとは
シュメールの神エアであり眠れる〈海王星〉であり〈王冠〉だ。
しかし〈王冠〉は〈基盤〉である〈深淵〉から
不当に剥奪されたものだった。
これを正すために或る星が来る。
春の女神ペルセポネー、そしてラーの目を、
天の宮殿エシャラをおまえたちは見ることになるだろう。
AD
俺は極左よりも遥かにラジカルな危険分子革命家で、
虎視眈々とこの俺様が暴れ回るにふさわしい
この絶好の好機の到来を、
歴史の終焉=世界最終戦争の段階=舞台(ステージ)が
整うのを待っていたのだ。

愚劣極まりない資本主義体制よ、
おまえの形態が不可思議な赤い妖怪の魔力によって
原子炉のごとくメルトダウンする時は迫った。

白痴のヘーゲルを引き合いに出して
最後の滑稽な勝利宣言の笑劇を見せてくれた
日米アンポンタン体制の〈保守〉、
ネオフィリアの反動的進歩主義者どもよ、
おまえたちのアルツハイマー的世界新秩序構想は
水際の泡とおめでたく消え、
ワイマール的な余りにワイマール的な
いっときの愚民的平和主義は、
真のヒストリーのぶきみな永劫回帰の
暗黒的強迫反復に脅えながら
それを見ることのできない盲目の
近代知のけたたましいヒステリー的金切声によって、
ズタズタに引き裂かれた。

金の切れ目が円の切れ目だ。
もはや世界に金満も円満もその解決を見ない。
おまえたちは世界大恐慌の影に脅えるが、
悲しむべきエコノミニックアニマルどもよ、
おまえたちは真の恐慌であるパニックの
もっと狂気じみた意味を知らない。

そしてその真の恐慌から立ちのぼってくる
真の共産主義の妖怪、
六六六の異妖な〈獣〉にも似た
〈コミュニズム〉のぶきみな地響きを
聞き取るだけの耳もない。

それはおまえらのおめでたい右脳に一本の皺も残らぬほど
一生懸命能力開発だ社会適応だと洗脳に励み、
見事白痴の廃人へと
自己改造が進行してしまった当然の報い、
自業自得と諦めて、
馬鹿のひとつおぼえの念仏でも唱えているがいいのだ。
おいこらこら、そこの老人みたいに
シニカルにひねこびたいまどきの〈こども〉! 
俺は関係ないねみてえな太々しい面をして
ニヤニヤしながら、
昭和ヒトケタの、軍人のなりそこないの、
会社を舞台にした反人間的兵隊ごっこの大好きな、
いつまでたっても少年時代にゲートル巻いて
学校に通ったことを自慢のタネに己れを特権化して、
邪悪極まりない〈戦後社会〉を戦争よりももっと悪い
不可視の終わりなき戦争体制の呪縛下に置いた
極悪非道の張本人の癖しやがって、
いけしゃあしゃあとてめえ一人
善人めかした〈平和主義者〉づらを決め込み、
無責任な自分自身の身代わりに
殺し合いを調教訓練されたがためにさせられつづけている
下の世代を高見の見物、
眉をひそめながらてめえだけ
豊かな生活のなかで茶を啜り
インターネットだか何だか知らないが
これからはコンピュータだよねだなんて
ふざけた寝言をほざき、
年金生活者の説教ジジイの影に
こっそり隠れて逃げ出そうなんて〈無視〉が良過ぎるぜ。
俺はおまえみたいに童心を失ったクソガキには
容赦しないぞ。
おいこら、そこのいじけて気取った
チンケなオタクのじじむさい新人類! 
俺はおまえがもっと嫌いだ。

なーにが青春終わっただ。
俺は知ってるぞ。おまえら若い頃から
くっだらねえ中年オヤジだったじゃないか。
女と情報のケツばっか追っかけ回して、
頭の悪いに決まってる団塊の世代のタレ流した
安っぽい低俗文化にボケーっと見とれるだけで、
そのけったくそ悪いニタニタ笑う
クソオヤジクソババアの頭をガツーンと
ぶん殴ることもしないで、
なーにがサブカルチャーはボクらの世代の文化だ。
おまえは何ひとつ創造してやしねえじゃないか。

やったのは羨望混じりの
ちょっとした器用な模倣と馬鹿げたガリ勉的丸暗記、
そして無闇矢鱈でがさつなだけの無駄遣いの浪費と
夢の島みたいなゴミの山のコレクションだけじゃないか。

男は気持ち悪い自己憐憫の塊、
女はグロテスクな自己欺瞞の塊で、
愛を知らないシニックな幻想のオナニストばっかりだ。

インポの性器をいじくるみたいに
マックのマウスに触るのやめろ。
恋愛を破壊するユーミンなんか聞くな。
アキラメと絶望を説く春樹の本なんか捨てちまえ。
トレドラの退屈な話なんかに虚ろな笑いを浮かべるな。

自分たちが一番知的なつもりでいるおまえら、
わかってねえな、
おまえらが一番バカで低能で知性がないんだよ。

その上、何だい、感性に個性だって? 
笑わせてくれるじゃないか。
おまえらほど鈍感で
安っぽい感傷に凡庸に浸って
みんな一緒の白痴の仲良し集団を
作ってる奴らはいねえんだぜ。

おまえらなんかが新人類なんて聞いて呆れらあ、
珍人類のチンパンジー、チンケな一般人で
普遍性なんてありゃしないんだ。
ボクらの世代ボクらの世代みんなボクと一緒だよねと
空しく狭い〈一般性〉を振り回すな。

みんないい加減オトナになろうよだなんて
くっだらねえ団栗の背比べの背伸びを
何年やってれば気が済むんだ。

だから永遠に半人前の浪人生の予備校通いなのだ。
いつまでたっても志望の大学には入れない。

当然だ。そこには大学なんかありゃしない。
それは真のユニヴァーシティ(宇宙=普遍性)の
虚像に過ぎないからだ。

ドロップアウトもできないおまえらは
永遠に野生のパンジーにも
フラワーチュードレンにもなれない、
花も咲かなきゃ実も結ばない畸型のパンジー、
ヘンテコリンなアダルトチルドレン、
永遠の境界例、花壇の隅に置かれた永遠の日陰者となって
陰気臭い終わりなき日常とやらに埋没して
萎れてゆくだけだ。
やいやい、いつも矢面に立たされる
団塊の世代の後ろにコソコソ隠れ、
都合の良いときだけ新人類の肩をもって
迷惑な理解者づらを振り回し、
実は彼らを盾にして威張り散らしたいだけのシラケ世代。

おまえらの御託の全ては聞き飽きた。
軟弱でゴーマンででかい声を張り上げて
尤もらしいことをつべこべ言うだけで、
一番卑怯で一番知能のない正真正銘の愚民とはきさまらだ。

カネとSEX以外のことは
何も考えられない大きな子供で
薄汚い中年オヤジであるきさまらに
生きている値打ちは少しもない。

きさまらは失われた青春時代に永遠に固着し、
〈若さ〉を独占して腐敗堕落させる以外の何もしなかった。

おまえたちは自分たちがシラケているだけならまだしも
他の人間にもシラケを蔓延させて喜んでいる最悪の人間だ。

一人で偉そうに愚にもつかないことばかりを
べらべらべらべらしゃべり散らし、
迷惑顔が表に出るのを我慢して聞いてやっている
おまえなどより遥かにオトナな団塊や新人類の人間に、
ねえそうでしょ、
ねえそうでしょ、
ボクって正しいでしょ、
あなたもそう思でしょと、言い続ける。

そしてコミュニケーションがとれたつもりでいるが、
やっているのは相手の話を聞こうともしない
〈わたしは何でも知っている〉という
最も白痴的なモノローグだ。

他人はおまえの独り言の鏡でもズリネタでもない。
きさまらは他人の財布の中身と
パンツの中身のことばかり考えている。

そしていつも不安に脅え、
自分が世界から消えうせないために
一日中忙しくしゃべり続け
自己主張し自己アピールし続けねば気が済まない。
他人の前に飾り立てた暑苦しい嘘八百の自分を
見せびらかし続けなければ
いてもたってもいられなくなるのは、他人が怖いからだ。
だがよ、〈赤ちゃん〉だからって、なめるなよ。
こうみえても俺様はミッキー&マロリーでさえ立ちすくむ
正真正銘のナチュラル・ボーン・キラーなんだぜ。
てめえらの青白い命なんか屁とも思っちゃいないんだぜ。

いいかあ、きさまら、きさまらに宣戦布告してやる。
父ちゃんも母ちゃんも爺ちゃんも
奇麗なねえちゃんも優しげな兄ちゃんも
みんなみーんな容赦しないぞ。

いいかあ、〈赤ちゃん〉はなあ、
まっかっかになってカンカンに怒って
毬みたいにボンボン跳びはねてるんだ。
おまえら束にして纏めて皆殺しにしてやるぞ。
ハルマゲドンのはじまりだい!

やいこら、そこの横柄で高慢そうなつらがまえの
ベビーブーマーのクソオヤジ。
俺はきさまが大嫌いだ。
心身共にクソオヤジに成り果てている癖しやがって、
いつまでもベビーブーマーベビーブーマーと
数を頼ったみっともねえタワゴトを
ホザきやがるんじゃねえ。
この真にベビーである俺様が、
台風よりも凄まじいベビートルネードをぶつけて、
てめえらの鈍重で風通しの悪い
薄汚れたその鬱陶しい気団を
宇宙の果てまでぶっとばしてやるんだから覚悟しろ!

だが、戦いはまだ終わっていないことを
俺も約束しておくから安心しろ。
オウムは些か期待はずれだったようだが、
おまえたちが胸をワクワクさせて待っている巨神兵より
もっと凄いものを見せてやる。

そしてオウムよりも遥かに期待を裏切って、
しかし巨神兵よりももっと恐ろしく、
おまえたちが死んでもそれだけは見たくないという程に
忌み嫌っているあのナウシカという最悪の怪物を蘇らせ、
かぎりもなくみにくいおまえらに
必ず引導を引き渡してやる。

ハルマゲドンはまだまだこれからだ。
そして今度死ぬのはきさまらなのだ。
首を洗って待っていろ。オウムで済むと思うなよ。
あんなの、俺の遠大な破壊工作のちっぽけな片鱗、
それもちょいと蠱毒ってものをいじくって
帝都物語のカトーごっこを遊んだことの
微々たる一抹でしかありゃあしないんだ。

お楽しみはまだこれからだ。
おまえらは俺様のヘソのゴマから出た
ちっぽけなアポリュオンを拝んだだけに過ぎない。
続きはまだあるんだぜ。

聖書を見な、《見よ、この後なお二つの災いが来る》。
フハハハハハ、どうだ、恐ろしいか。
だが黙示録の怪物よりも
怪獣ゴジラよりも核爆発よりも恐ろしい
この俺様の咆哮は
限りもなくまたあっけなく可愛らしいんだぜ。
ほらよ、黙って聞くがいい。

おぎゃーーーーーーーっ!
ばぶうーーーーーーーっ!

だってよ、何を隠そうこの俺は
正真正銘おまえたちが
その可愛さにたじろいで
手も足も出なくなる
あの無敵の〈赤ちゃん〉にほかならないからなのだ。
驚れえたか、ベラボーめ。
こちとら江戸っ子じゃないけど
ナンダカンダ口やかましい生まれなんだぜ、てやんでえ。
人間やめちまったオモチャの兵隊さんたちってものは
本当に無邪気でおめでたい。
おまえらは皆こう考えているのだ。

《宮崎事件でナウシカ死んだ、
だから王蟲を殺さないでと口うるさい
あの嫌な美しい女の子はもういない。
だから麻原事件で鬱陶しい王蟲を
ウキウキしてぶっ殺せた。
ああ怖い怖い怒った腐海の虫たちが攻めてくるぞ。
どうしようどうしよう。
そうだ巨神兵を復活させよう。
わたしたちはもともと巨神兵が大好きだったんだ。
邪魔なナウシカも王蟲もきれいさっぱり片付いた。
宗教法人法改正? やっちゃえやっちゃえ。
破防法適用? やっちゃえやっちゃえ。
あとは思想言論統制の強化だ。
言葉狩りなんて今までのやり方は生ぬるい。
ちょっとでもヘンなことを考えつきそうな
生意気な不満分子は皆殺しちまえ。
治安維持法を復活させろ。
徴兵制を復活させろ。
もう経済戦争だなんて生ぬるいことは嫌なんだ。
わたしたちは本当の人殺しが見たいしやりたいんだ。
子供たちにいつまでも無駄ないじめなんかさせておくな。
あいつらを戦場に送ろう。
だってわたしたち死ぬの嫌なんだもん。
若者や子供が
お国のためにわたしたちのために死ねばいいんだ。
彼らが死ぬことはとっても美しい。
わたしたちのことを万歳万歳と言って死ぬんだ。
うれしいなうれしいな。
もうすぐわたしたちの大好きなハルマゲドンが始まるぞ。
TVの前で見てたいな。
わたしたちの子供が血だらけになって死ぬのを見るなんて
ゾクゾクするほど素敵だな。
戦争万歳、戦争万歳。
それにしても政府は何やってるんだ。
のろのろもたもたして、
この御時勢を全然分かってないぞ。
もっと弱い奴を苦しめて
いじめて狂わせなきゃ駄目じゃないか。
一体いままで何のために〈平和〉の影に隠れて
毎日毎日戦争の訓練をし
国家のために多額の軍資金を
稼いできてやったのか分かってないな。
それを何だ。汚職だ使い込みだとふざけやがって。
国民の税金を何だと思ってるんだ。
日本を軍事大国にして
アメリカを中国を全世界を植民地にして
わたしたちがどこでも子供を殺し女を犯し
大威張りしても誰も文句が言えないようにするために
貢いでやってるんじゃないか。
わたしたちに反抗する生意気な若者どもを
押さえつけてロボトミーして
馬鹿で柔順でわたしたちの命令は何でもきく
ロボットにするために
わたしたちがどんなに苦労しているか。
それを何だ。マスコミも学校も洗脳が下手すぎる。
だから新入社員がみんな使いものにならないんだ。
もっと厳しくしろ。もっと管理統制を強くしろ。
そして巨神兵を作らせるのだ。
巨神兵だ巨神兵だわーいわーい
嬉しいな嬉しいな嬉しいな。》

何、違うって? 嘘つくんじゃない! 
おまえらは皆本当にみにくい嘘つきぞろいだ。
これだから人間やめちまった奴らは嫌いなんだ。

おまえらの信仰する終わりなき日常こそが
オウム真理教よりも遥かにおめでたく
愚劣で邪悪なオモチャの兵隊真理教なのだ。

そしておまえらは
ハルマゲドンをもたらしてくれる巨神兵に比べて
オウム真理教が余りにもセコ過ぎたことこそが不満なのだ。