うそつきばあちゃん

テーマ:

病気のデパートかと思うくらい


たくさんの病気を抱えているうちのばあちゃん。


よしこ 87歳。


そのうちのひとつに糖尿があり、血糖値はいつも指摘される。


訪問看護の看護師さんからも、


「前回より体重が1キロ増えていたので、注意してくださいね」


と、いちいちスマホに連絡が来る。


もう先が長くないし、食べることくらいしか楽しみがないのだから


食べ過ぎて死ぬのなら本望なのでは?とも思うけれど


夜中にゴソゴソ食べ物を物色する姿を見つけると


やはり注意してしまう。


「よしちゃん。何してるの?」


「いやぁ。何も・・・」


「食べ物探してたよね?」


「・・・・・・・・・・・・。」


「ご飯食べたよね?」


ボケてしまった老人に言いがちなセリフ。


でも、まだそれほどボケてはいない。


「おなかがすいて、すいて・・・」


「看護師さんに太ったって言われたでしょ?朝までガマンして」


すごすごと部屋に戻るばあちゃん。


最近は、私が仕事に行っている間に、冷蔵庫の中の


食べ物を物色して勝手に食べてしまうようになったので


食べそうなものを野菜室に移動したら、そこも物色する


ようになり、仕方なく昨日、久々に注意してみた。


「よしちゃん。冷蔵庫から食べ物持ってってるよね?」


わからないという顔をして首を傾げてみせるばあちゃん。


「わからなくないでしょ?持ってってるよね?」


バツの悪そうな顔をする。


「ここにあったパンも食べちゃったんでしょ?」


「食べてないよ。あんたから朝出されたパンしか食べてない」


「それじゃなくて、ここにあったとうきびのパン食べたでしょ?」


「食べてないよ!」


語尾を荒げて反論しだすばあちゃん。


そこで決定的証拠登場。


ばあちゃんの部屋のゴミ箱に「ジューシーたっぷりコーンのパン」と


書かれた空き袋。


「食べたんでしょ?」


袋を見せて問いかけると、バツが悪いのか無視を決め込む。


もうこちらの顔も見ようとしない。


これ以上責めると、決まって


「もう死んでしまいたいよ!」と逆ギレされるので追求はここまで。


食欲がないよりは全然いいのだけれど、


もう少し、上手に嘘をついてほしいなぁ・・・。


と思う孫心・・・汗


(;´▽`A``


株式会社ノーバリース

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