皆様、こんにちは
リエです
3月末に3ヶ月クラスが終わったので、
只今、ideaはお休み期間です
このお休みの間に、色々と考えることがあります
演劇のことはもちろんのこと、仕事のこと、
家族のこと、将来の事・・・
植松努さんじゃないですが・・・
『只今、調整中・・・(笑)』
って感じです
5月よりまた新しくクラスが始まりますが、
それまでに映画紹介1本くらいしなきゃね
なんかそう思いましたので・・・
今回の映画紹介は、知的障害の父親サムと、
幼い娘ルーシーとの純粋な愛をビートルズの曲と共に
描いた作品・・・
『I am sam』
です
主演のショーン・ペンは、この作品で
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされています
この作品では、知的障害の役が何人か出てくるのですが、
本物の知的障害者を起用してるんじゃないの
ってくらいのクオリティの高さです
外側だけ繕ってもあそこまでのリアリティは絶対に出ない
主演のショーン・ペンだけでなく、
周りの脇役でさえも素晴らしい役者揃いなのだ
脇役一人一人も役の葛藤がハッキリ見えて、
見ているこちらはハラハラドキドキ
(まぁ、海外の作品では演技出来て当たり前なのですが・・・)
7歳程度の知能しかないサムはスターバックスで働きながら、
ホームレスの女性が産んだ子ども、
ルーシーを男で一つで育てていた
しかし7歳になったルーシーは、
サムの知能指数を抜いてしまい、
サムは父親として養育能力がないと判断されてしまう
ルーシーは施設に保護されてしまうが、
愛するルーシーを取り戻すために、
法廷で闘う為にエリート弁護士リタの元に行き、
運良く無料で引き受けてもらうことになる
しかしサムは、普通に会話をすることさえ難しい上に、
更にルーシーの里親を希望する夫婦が現れたりと、
困難が次々に訪れる
引き離されれればされる程に、
サムとルーシーの親子の絆は深くなってゆく
どっちが正しいとか言えないよね。
だって、普通の父親と同じように育てることは困難。
子どもの知能地数が、父親を超せば、
他の子とは違うまた大変な想いをするだろう
障害のない人からすれば、これからの子どもに
大変な想いをさせるのは可哀そうと思ってしまう
ましてや、サムとルーシーは
二人で暮らしているのだから大変
だけど、子どもは本当の親を愛している
そこを引き離すのも可哀そうとも思う
ルーシーは、パパを悲しませない為に、
パパが読めない字を自分も読めないと言った
パパの喜ぶ顔が見たい為に、
パパが読める本を読んでもらった
自分がパパの知能を追い抜いてしまう恐れ
愛しているが故だ
パパも知っている
自分の方が劣っていることを知っている
だけど、娘の為に努力する
娘の為に、出来ることは何でもする
だけど、限界がある
その葛藤
娘への愛だけでは、認めてもらえない現実
純粋すぎるサムは、ルーシーから離れたくないのです
だけど、普通の大人たちからしたら、
ルーシーの将来を考えたら、サムから離れて
里親の元で暮らした方が、
ルーシーは幸せだというのです
どれも愛ある発言だなと思う。
だってみんなルーシーのことを想って言っている訳だから。
だけど、ルーシーにとってパパの愛が一番なのは事実。
最後どうなったかは映画をご覧ください。
あなたがもしサムのような状況になったらどうしますか
逆にルーシーだったら
ルーシーが大人になったらパパのこと、どう思うだろう
又、周りにこんな親子がいたらあなたならどうする
そんなことを考えさせられる作品でした。
もうすぐGWですね
是非ともお休みの日にゆっくりご覧くださいね
最後まで読んで頂き、ありがとうございました