あなたも農業コンサルタントになれる

  わけではない / by 岡本信一


テーマ:

巨大企業の農業参入は成功するか?


のっけから書きましょう。成功します。

多くの農家の方は、現時点での企業の農業参入の現場や噂などを聞き安心していると思いますが、必ず成功します。

この記事を書くきっかけになったのは、以下の記事に対するフェイスブックでのやりとりです。興味ある方はお読みください。


農業再生の主役争奪戦 ・日本最大の巨大農家を目指すイオンの野望


さて、成功すると確信的に書く理由書きましょう。

実際、企業の農業参入はうまくいっていませんし、撤退も相次いでいますが成功しているところもあります。成功しているところは更に規模拡大しています。

単純にうまくゆかないところは淘汰され、うまくゆくところはどんどん規模を拡大してゆくという話なのです。

現場の農家サイドからすると理解できない形態かもしれませんが、どんどん参入してどんどん淘汰されるというのは他の産業では当たり前の話で珍しいことではないのです。その中でも農業事業に参入しようという企業が絶えない理由は明らかで、唯一、企業化されていない産業であるからです。ですから、これからも非常に多くの企業が参入し、淘汰されるでしょうが生き残るところは巨大化します。

さて、その先にある現実は何かというと、企業によりに系列化された農産物流通ということになります。(企業に飲み込まれるかというとそういうことでもないでしょう)

恐らく20年とかからずにそうなると思います。

その方向性と何故そうなるのかについては、こちらのエントリーを御覧ください。


農産物流通が激変する!!!


要するに企業がすべてを独占することはありませんが、独立した農家に対してはこれまでよりも取引条件が非常に厳しくなってくるだろうと予測されるということです。

農家がなくなるということはありませんが、これまでと同じように考えていると全く違うものになるのです。


基本的に考えて農家の自由度は何処にあるのでしょうか。

栽培品目や栽培技術の選択が自由であることは間違いありませんが、経営に直結する販売先というのは自由に選べません。

選べる場合は、あなたの栽培技術が優れていてあなたの農産物が欲しがられているためです(価格と品質、量の問題が重要です)。

供給量よりも需要が多ければ、販売先をいつでも選べます。

しかし、供給のほうが多ければ選べません。

つまり、需要者側から選んでもらえるようになる以外にないのです。


先のエントリーでも書いているように、農家が企業サイドよりも立場上強くなるためには企業農場よりも栽培技術が優れ、彼等の欲したものを供給できる立場になるしかありません。

要するに栽培技術で勝っている場合にのみ、農家サイドがイニシアチブを持てるのです。

では、企業農場や系列よりも栽培技術が劣る農家はどうなるのでしょうか。潰れるのか?

全部は潰れません。ぎりぎりのところで成り立つところは多いでしょう。農産物流通の系列内で足りない時には供給し、足りている時には拒否されるような形です。都合のいい時にのみ利用される農家になります。

奴隷ですね。

企業系列からすれば、農家が潰れようが、残ろうが興味はないのです。ぎりぎり供給している所があればそこから必要量を買うだけ、ということになるでしょう。

なんの、遠慮もないです。

ということを書くと冷たいように思われるかもしれまえせんが、アタリマエのことなのです。

近所に小さい書店があって、欲しい本がなければ今やネットで注文するのが普通でしょう。小さい書店はそんなに在庫を持つ余裕もないし、多くの書籍を置くことも出来ません。しかし、大きな書店であれば欲しい本や興味深い本を見つけることも可能ですし、更にネットであればもっと幅広く自らの欲しい本を購入することが可能になるわけです。小さい書店を農家に置き換えれば同じことです。

企業サイドとしても欲しいものが「手頃な価格」であるのであれば、そちらのほうが良いのは当然のことです。

つまり、ごく普通のビジネス論理で上記のようなことがおこると書いているわけです。


農家サイドとしては、すべてのラインナップを揃えることは不可能ですが、ニーズを掴みできるだけいつでも安定的な品質・量で供給できることが望まれているわけです。

ですから、大企業が参入しても個人農家はなくなることはありませんが、きちんと供給できる農家とそうでない農家に格差ができるだろうと想像しているわけです。

常に言っているように、農家が勝てるのは栽培技術のみでそこで負ければ企業に勝てる要素は、何処にもありません(断言)。


巨大企業の農業参入が成功し、規模を拡大する。更に周辺からも購入するようになった場合、農家の生き残る道は何処にでも売れるようなものを持っているという販売選択ができることが重要。

農家の選択肢は、販売先を自由に選べるか選べないか、ということにあり、これはひいては価格販売権をもつことができるか出来ないかということにもつながっています。

工業の世界では唯一無二のものをもつと強いようですが、農業の世界でも同じように思われます。ですが、勘違いしている人が非常に多い。品質の問題よりもものないときに持っていれば唯一無二のものになる、と言う単純な話を忘れているわけです。

天候が悪くてものがないときに持っていれば、唯一無二のものです。そのための安定供給なわけです。

品質も大事ですが、必要なときに者を持っているというのは農産物においては、「非常に」重要である、それを実現できる農家は間違いなく生き残ります。

ブログランキングに参加しています。

もしこのブログが役に立った、応援してもいいとお考えでしたら、ポチっとしていただけると更新する励みになります。よろしくお願いいたします。

にほんブログ村

農林水産業 ブログランキングへ

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

農業コンサルさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。