僕は詩なんか書かないだろう

テーマ:

もし僕がモンシロチョウの触角の震えているのに気がつかないなら、

僕は詩なんか書かないだろう

もし僕が初雪の舞う音に耳を澄ますことができないなら、

僕は詩なんか書かないだろう

もし僕が生まれたての赤ん坊の手の温みを感じることができないなら、

僕は詩なんか書かないだろう

もし僕が四月の雨の香りをかぐことができないなら、

僕は詩なんか書かないだろう

もし僕が午前3時のブラック・コーヒーを味わうことができないなら、

僕は詩なんか書かないだろう

詩は風

僕の白い帆をはらませる

今のところその風は止まっていない

海へと漕ぎだせ

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母なる海を恐れるな

テーマ:

女の中に
海があり
青みを帯びた
海があり
そこから
男は来たのに
そこを
わすれ
腕っ節の
強さなんか
競い合うのに
無我夢中で
ほんとは
時に荒れ狂い
全てを飲みこむ
女の海が
こわくて
恐ろしくて
その深みに
潜る勇気もなくて
人を殺し始める
なさけない男たち
母なる海を恐れるな!


これは敬愛する和泉蘆花 さんの記事に触発され、書きました。

男らしさ・女らしさという規範に疑問と違和感を感じています。

一方を抑圧するのではなく、自分の中にあるその二つを統合することで、今よりずっと軽やかに

生きられたらと思います。

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愛が抱きしめてくれた

テーマ:

疲れきって

体中の関節が

きしきし軋んで

心もぼろぼろで

なみだがぽろぼろ

こぼれる一日の終わりに

すうっと

こころの中から

愛がやって来て

ぼくをまるごと

ぎゅっと

抱きしめてくれた

愛は外ではなく

内にあるもの

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