1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2012-01-17 18:26:07

レコーディングセッション

テーマ:ブログ
年明けに、帰省中の学生達とレコーディングセッションをした時のビデオです。ピアノのグレッグとドラムのサットンが大学生。テナーサックスのベニーは多分僕と同世代くらいで、小学校の先生をしています。

ピアノのグレッグはバド・パウエルが大好きという古典派です。スタイルこそ古いですが、研究熱心でビバップの習熟度がとても高く、フレージングのアイデアやグルーヴ感などが素晴らしいです。帰省する度に成長するのが見ていて楽しみなピアニストです。



上のビデオはコンバート処理に失敗したようで最後の部分で途切れてしまいますが、とりあえずアップしたままにしてあります。そのうち時間があったらアップし直します。



上のビデオは「星影のステラ」をバラード風に。コンパクトにまとめたのが良かったかなと思ってます。テナーサックスもピアノもいい感じ。



最後に「How High The Moon」です。この日はサウンドのことを気にしながら演奏していたこともあってどの曲もベースソロがノリ切れなかったのですが、この曲だけは何とかなったかなー。他のメンバーのノリも良く、お気に入りのトラックです。

セッションはもう1日、少しメンバーを変えてやりました。2日目からのビデオはまたアップします。
2012-01-17 16:21:41

エゴを捨ててシンプルに弾く

テーマ:ブログ
一昨日はサンノゼのヘドリー・クラブで演奏してきました。トランペットのジョン・ウォーリー、ギターのスコット・ソーキン、ドラムのケヴィン・ヒグチ、そして飛び入りで演奏したサックスのクリステン・ストロームはサンノゼのジャズミュージシャンの中でも一流どころです。数年前は彼らに憧れていたので、一緒に定期的に演奏できるようになって嬉しい。

今回も最近のテーマである「シンプルにベースを弾く」を心がけました。成果はまずまずでした。

シンプルに弾くと色々なことが見えてきます。

シンプルに弾くということは、音楽を聞く人に「オレ結構うまいでしょ。聞いて聞いて!」という要求をしないということ。見せかけのテクニックで勝負せず、音楽の一番大事なところをきちんと聴いてもらうというコミットメントをするということ。

そうして地に足を着けた状態で演奏を始めると気持ちに余裕が生まれます。お客さんの顔を見ることができます。バンド全体のサウンドがどこに行こうとしているか、どっちに舵を切ればいいかの見通しが良くなります。

シンプルに弾くことは、言い訳をせず逃げ道を断つことでもあります。ダサく聞こえさせないためにはシンプルな音符であっても完璧に演奏し切らなければなりません。自分にはこれしかないという覚悟を決めて、それでいて「一生懸命やってます」という、音楽にとって余計な情報を紛れ込ませないように、さりげなくやり切ります。

そうやって、色々なワザを披露したい欲求を抑えてじっとガマンしてシンプルに演奏していると、その中からグルーヴ感がじわじわと湧き上がってきます。こういうグルーヴはプライスレスです。無から有が生まれる奇跡というような、創造の瞬間という喜びを感じることができます。とりあえずここまで持ってこれると成功です。

何か仕掛けたい衝動に本能的に駆られた時は素直にそれに従います。するとそれは数百倍の効果でキマったりします。

この状態で音楽をビルドできた時はソロも半分自動的にいけてしまいます。耳が自分の外に向いているので、自分のソロを外側から見ることができ、それでいて自分の音と密にコネクトしてコントロールできている状態になっています。どう弾けばいいのかが先に分かっていて、それを実行すれば良いだけの状態です。

こういう演奏をやり切れた時はお客さんの反応も最高だし、バンドの一体感もすごいことになってます。

難しいのは、この一連の理想的な流れに成功すると、それに囚われてしまって、また同じ流れを期待して狙いに行ってしまうことです。そういう時は、一見シンプルに弾いているようでも邪念が入っているのでうまくいきません。即興しているフリをした演技になってしまいます。

毎回毎回、エゴを捨てて、ゼロから始めないと行けません。うまくいくかも知れないし、行かないかも知れない。謙虚でいながら、直感で反応できる状態に感覚を澄ませておく。そのためには普段からの練習を怠らず、どんな状態になっても音楽をちゃんと作り出してくれるであろう自分を信じてそれに任せるようにできていないといけません。

エゴを捨てるとは言っても、謙虚すぎて閉じこもってしまってもダメです。地面から始めて、ちゃんと高いところまで飛ばすことが目標です。ただし論理的な方法で積み上げていくのでは間に合わないので、論理を飛び越せる本能と感覚を利用し、また体に刷り込ませた技術が勝手に発動することを利用して高いところまで持って行くのです。シンプルに弾くのは、その素地を作る作業です。一流のアーティストはその段階をスキップすることもできるのだろうな。。

非常~~~に難しい境地ですが、地道に目指していきたいと思います。
2012-01-15 10:47:49

名盤に脱帽

テーマ:ブログ
ニューヨークから帰省中の学生達と先週やったレコーディングセッションのミックス作業をしてます。

サウンド作りの参考にするためにソニー・ロリンズやレッド・ガーランドの名盤レコードと聴き比べるのですが、こうして改めて聴くと・・・ホントにすごいね、このジャズジャイアンツ達は!!

力を抜き切っているのに楽器のほうが喜んで勝手に鳴っちゃってるような感じ。

音の一つ一つが、最初からそう演奏されることが全て計画されていたかのように、完璧に演り切ってる。多分「もう一回やって」と頼んだら「別にいいけど、どうせあんまり変わらないよ」とか言いながら、リラックスしまくって、また完璧な演奏を繰り出すんだろうなあ。即興というアートを磨き切って、音楽が完全に体の一部になってる。淡々と弾いているだけだったりするのに、グルーヴしまくってる。

あんまり聴きすぎると自信を無くすかも・・?

ふん、今日のところはこの辺にしといてやるぜ!



 

Amebaおすすめキーワード

    1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト