先日、読売新聞の全国版（５月１８日）に歯科医院の感染対策の実態についての記事が掲載されました。内容としては、歯科医院の７割で歯を削る機器が滅菌せずに使い回しされているというものでした。もちろん、そのほとんどが何もやっていないわけではなく、アルコールによる消毒で対応しているのが現状と推察されます。私どもの医院が歯を削る機器を含めたほぼすべてを滅菌またはディスポにする”超滅菌主義”を掲げて感染予防対策に取り組んだのが１３年前になりますが、そのときはそれを実践しているのは５％と言われていました。
この１０年くらいで５％から３０％に少しづつ増えているということですね。
もちろん、それが良いわけないですが、わかっていながら割合が増えないのは滅菌対策に莫大な設備投資とランニングコストがかかることにあります。すべて歯科医院サイドに押しつけですから。さまざまな角度から取材してほしいものですが、最近の報道は週刊誌っぽい記事が増えましたね。
私ども林歯科医院はできるだけ、本当でありたいと思っているのでこういった設備投資にも前向きに取り組んでいます。ご理解いただけていれば嬉しく思います。