2006年11月02日

小島一志・塚本佳子  『大山倍達正伝』

テーマ:武術&スポーツ&健康
小島 一志, 塚本 佳子
大山倍達正伝

「牛殺し」「ゴッドハンド」「ケンカ空手」と、様々な形容詞を冠された極真空手の創始者・大山倍達。

プロレスラーとの死闘や猛牛との闘い、山籠りでの修行、硬貨曲げ等々、いまや伝説として化している数々のエピソードは本当だったのか。

本書には、世間に定着した大山倍達の虚像とは異なる等身大の姿が描かれている


二部構成になっており、第一部では、韓国人でありながら、後にその出自を隠蔽し、日本人として生きようとした大山倍達の生涯を、戦前・戦中・戦後の錯綜する社会情勢と照らし合わせながら克明に追っていく

大山は、飽くなき上昇志向を抱き、それを異国の地である日本で為し遂げるために自らの出自や経歴を隠蔽し、捏造し、虚構の伝説を創り上げた。

それは、、『空手バカ一代」』に登場する求道者の如きイメージとは全くかけ離れたものであるが、それだけに血の通った一人の人間としての親近感を抱かせる。


この親近感は、第二部になって、より濃厚となる。

二部では、実際に生前の大山と公私両面にわたって親交のあった著者が、空手家としての大山倍達の軌跡を検証していくのであるが、随所に、大山と著者の間で交わされた会話が記されている

その大山の発言が活き活きとして、いい味を出しているのだ。

平気で矛盾するような言葉を吐いたり、嘘と真実を巧みに絡めあわせた法螺話を吹いたりする。

一般の人が、大山と同様の行動や言動をすれば、信頼関係をなくし、社会的な立場を得ることも全うすることもできないに違いないが、大山がいえば、周囲は何故か納得するし、許してしまう。

いい意味でも悪い意味でも、そんな常識を超えたスケールをもっていたのが、大山倍達であったのだ。

そんなカリスマだからこそ、一代で極真空手を創始し、巨大な組織へと発展させることができたのだろうし、逆に、彼亡き後、極真会館が四分五裂になって、見る影もなくなってしまった顛末にも妙に納得できてしまう。

まさしく「空手バカ一代」であります。





切れ味: 可


お勧めの関連書籍

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2006年08月28日

甲野 善紀, 内田 樹 {『身体を通して時代を読む』

テーマ:武術&スポーツ&健康
甲野 善紀, 内田 樹
身体を通して時代を読む

文化人的志向の強い古武術家・甲野善紀と、フランス現代思想や身体論を専門とする文化人にして、合気道六段の内田樹の二人による対談集である。

内田によれば、この本は、「さまざまなトピックを武術的な視点から」論じたものであるそうな。

というのも、二人が対談をするに際して、その前提条件として、武術家は、定義上どのような問題についても適切に対処できなければならない、としているためであるという。

何故といえば、内田の言葉を引用すれば、次のようになる。

つまり、「どうすれば自分の心身のパフォーマンスを最高レベルに維持できるか」という問いにつねに最優先的に取り組むことを課題とする以上、武術家は彼を含む社会全体のあり方についても配慮を怠ることができない――からだ。


というわけで、本書では、武術そのものについては、あまり論じられてはおらず、学校教育、スポーツトレーニング、科学的思考について、武術家敵視点から観た場合の問題点に、多くの紙幅が割かれている。

甲野の科学やスポーツへの批判意見は、かなり我田引水に感じられるので、割り引いて読む必要はあるが、多面的な物の見方があることを認識させてくれるという意味において、なかなか面白い対談集ではある。


切れ味: 可


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2006年06月16日

『般若心経脳ドリル 写経と読誦―元気脳練習帳』

テーマ:武術&スポーツ&健康
学研, 川島 隆太
般若心経脳ドリル 写経と読誦―元気脳練習帳
脳を鍛えるドリルは、最近、大流行のようである。

そこで、遅ればせながら、ボケ予防の一端になるかと考え、「父の日」のプレゼント用に購入してみた。

「般若心経」の写経用ドリルとは、我ながら抹香臭いものを選んだな、と思ったのだが、中身を見ているうちに、何故か、自分でも写経なるものをやってみたくなってきた。


どうにも我慢できなくなり、ついに筆ペンを片手に、書き込みを始めてしまったのだが、これが結構いけるのである。

本のページに薄く綴られた経を、ただ上からなぞるだけなのだが、なんとも気持ちがいい。

いっぱしの書道家にでもなった気分というか。

清々しいのだ。


周りに人がいなければ、大きな声で読誦してみるのもいいかも。

いわく、「ギャーテェー、ギャーテェー、ハラギャーテェー、ハラソーギャーテェー、ボージソワカ、ハンニャーシンギョー」てな具合で。

声に出して読み、筆を手にして写経をすれば、たしかに老化防止になるかもしれんと、自分の身をもって体験した次第であります。


しかし、「父の日」に、筆ペンで書き込んだ本をプレゼントするわけにもいかないので、新たにもう一冊購入するハメになりました。

皆さんも親孝行に、贈ってみてはどうですか。


切れ味: 可


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えんぴつで奥の細道

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脳を鍛える大人の計算ドリル―単純計算60日

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東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング

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2006年06月04日

DVD  『英雄伝説アンディ・フグ』

テーマ:武術&スポーツ&健康
メディアファクトリー
英雄伝説アンディ・フグ

最近のK-1は、本当につまらん。

昨夜、放映されたのも、案の定つまらんかった。

技術も何もないデカイだけが取柄の連中が、ただブンブンと腕を振り回すだけ。

観ていてうんざりしてしまいます。

どうして、こんなにつまらなくなってしまったのでしょう?


考えてみると、やはりアンディ・フグがいなくなってしまってからのような気がします。

結局、アンディ・フグがK-1に出場していた時代、彼の浮き沈みの激しい試合内容とその結果に、単なるエンタティンメントを超えた人生劇場とでもいうべきものが垣間見えたとでも申しましょうか。

アンディの試合は、勝っても負けてもドラマチックであり、危なっかしいカカト落としにも魅了されたものであります。


そんなことを、このDVDを観ながら、感じたりしたのでありました。


切れ味: 可

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2006年05月12日

伊藤 昇, 飛竜会  『気分爽快!身体革命―だれもが身体のプロフェッショナルになれる!』

テーマ:武術&スポーツ&健康
伊藤 昇, 飛竜会
気分爽快!身体革命―だれもが身体のプロフェッショナルになれる!

現代人の98パーセントの人は背骨が歪んでいるらしい。

ほぼ全員が不健康体なわけだ。

この歪みを取り除き、健康な身体を回復するのに役立つのが、伊藤昇の考案した「胴体体操」だ。

といっても、特別に難しいものではないらしい。


『身体革命』によれば、胴体体操の基本は、胴体を「反る」「曲げる」、「伸ばす」「縮める」、「捻る」だけだ。これを毎日続ければ、ゆがみが解消し、健康体になり、かつ胴体がよく動くようになって、運動神経も衰えなくなるといった具合で、まことにいいことずくめだ。


あまりに簡単すぎて、本当に効果があるのかな、と思わないでもないが、この本の著者、伊藤昇という人が只者ではなかったらしい(過去形になっているのは、すでに物故しているため)。

若い頃に少林寺憲法に熱中したのはいいが、ハードトレーニングのしすぎで、すっかり身体を壊してしまい、完治するのに数年を要したという。

その時に、身体調整の重要性に気づき、以後、自らの経験知をもとに、運動をするにも、また健康面からも、手足より、胴体そのものを動かしたほうが効果がある「胴体体操」を提唱し、プロ、アマのアスリートを中心に普及させていったそうだ。

伊藤自身も、身体を壊す前よりも、歳を重ねるごとに、動きが格段によくなり、武道の世界では、その人ありと知られた存在だったらしい。


切れ味: 可


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月刊「秘伝」編集部

天才・伊藤昇と伊藤式胴体トレーニング「胴体力」入門

伊藤 昇

スーパーボディを読む―ジョーダン、ウッズ、玉三郎の「胴体力」

木村 文哉

武道的身体のつくり方 身体革命を読み解く

小山 一夫

火の呼吸が導く武術脳でつくる達・人・体

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2006年03月06日

木村 文哉  『武道的身体のつくり方』

テーマ:武術&スポーツ&健康
木村 文哉
武道的身体のつくり方 身体革命を読み解く

昨今の古武術、ヨガ・ブームなどで注目されてきたのが、身体内部を開発するというもの。

これまでの常識とされていた各筋肉のパーツに負担をかけて身体を鍛えていくウエイト・トレーニングとは一線を画している点に特徴がある。

例えば、通常では意識されにくい深層筋を鍛えれば、驚くほど身体はよく動くらしい。

あるいは、手足を動かすことよりも、もっと胴体の動きに着目し、これを意識的に動かしていくことで、身体のパフォーマンスを向上させるとか……。


で、この本では、そのような身体開発のメソッドを、スポーツライターである著者が、あれこれ取材し、紹介している。

「火の呼吸」と呼称されるヨガ、中国武術の意拳・太気拳の静的な身体開発法である立禅、胴体力をテーマにした伊藤式体操、ナンバ歩き等々。

著者自身も、格闘技を実際にやっているようなので、それらの経験に引き合わせながら、上記の各メソッドの有効性について論じているのが、なかなか説得力があっていい。


ただ、最後の章だけ、唐突というか、いきなりウエイト・トレーニング(従来のものとは多少趣は異なるにせよ)を取り上げているのは、全体との整合性の点でどうかとは思う。

この章はなかった方がよかったのでは? 




切れ味: 可


お勧めの関連書籍

伊藤 昇

スーパーボディを読む―ジョーダン、ウッズ、玉三郎の「胴体力」

伊藤 昇, 飛竜会

気分爽快!身体革命―だれもが身体のプロフェッショナルになれる!

小山 一夫

火の呼吸が導く武術脳でつくる達・人・体

天野 敏

太気拳の扉

甲野 善紀, 光岡 英稔

武学探究―その真を求めて

甲野 善紀

表の体育 裏の体育―日本の近代化と古の伝承の間に生まれた身体観・鍛練法

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2005年12月21日

甲野善紀 『剣の精神誌』

テーマ:武術&スポーツ&健康
甲野 善紀
剣の精神誌―無住心剣術の系譜と思想

現在、古武術家として、最も知名度があると思われる著者が、あまり世間的に知られていなかった時代に著した渾身の力作。


執筆の目的を、本書まえがきから引用すると、以下のようになる。


――江戸時代中期、一千回をを超える他流との試合に一度も敗れなかったという桁外れの記録を持っていた剣客がいたのである。

その名を真理谷円四郎源義旭という。

本書は、この他に類を見ない記録と、門弟が、大名、旗本、平士、その他で一万人以上にも及んだ、という経歴を持ちながら、日本の剣術史のなかで抹殺されたに近い扱いを受けてきた真里谷円四郎という異端の天才剣客の成立過程と、その背景を焦点として、世界に例を見ない剣術を骨格とした、日本の「武」の精神文化史を、…・・・探査してゆこうというものである。


小説に出てくる創作上のヒーローではなく、現実に千度不敗の剣客家がいたとは!

自称450戦不敗の神話を誇るヒクソン・グレイシーも真っ青である。


この真里谷円四郎なる剣客は、「無住心剣術」という流儀の三代目にあたる人物である。

流祖の針谷夕雲は、宮本武蔵とほぼ同時代の人。

この「無住心剣術」は、他の武術においては、その流儀の生命線ともいえる様々な技や型などが一切ないのが特徴で、相手と立ち会う際は、相手の攻撃を避けることも受けることもせずに、片手に持った小太刀を、ただ真直ぐに眉間にまで引き上げて、引き落とすだけであるが、何故か、立ち会った相手は皆、必ず負けてしまうという不思議な剣法である。

通常の武術に見られる超人的な体捌きや剣捌きを一切使わないシンプルな動きだけで勝つゆえに「無住心剣術」、つまりは心法の剣と呼ばれていたようである。

 

で、著者の引用文にあるように、この不可思議な剣術が、何故、どのようにして誕生したのか、そして、三代目、真里谷円四郎の代に至って、その隆盛が最高潮に達したにも関わらず、どうして彼の代をもってして、流儀が消滅してしまったのか――を商才に論じつつ、それに加えて、この流儀の核になっていると考えらる「気」の概念、それも武術における「気」について、さまざまな伝書などを引用しつつ言及していて、興味が尽きない。

しかし、一番興味深かったのは、「無住心剣術」の強さを、武術家である著者の視点から推論している箇所である。


ということで、時代小説が好きな人たちには、下手な剣豪小説を読むよりも、よほど面白いでしょう。




切れ味: 良


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剣の思想

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2005年11月28日

宇城憲冶 『武道の心で日常を生きる』

テーマ:武術&スポーツ&健康
宇城 憲治
武道の心で日常を生きる―「身体脳」を鍛えて、肚を据える


著者は、沖縄古伝空手の継承者であり、また、技術畑出身の経営のプロとして、企業経営者としても手腕を振るった実績をもった御仁である。


K-1に出場するヘビー級の有名選手や、フルコン空手、総合格闘技のチャンピオンクラスと自由組手で立ち合って、ほとんど子供扱いにしてしまうエピソードは、数多くある。

また、プロ、アマを問わず、いろいろなスポーツの選手たちを指導しており、武術の身体操作をスポーツに応用させて、一定のパフォーマンス向上に寄与するなど、古武術ブームの立役者の一人でもある。


その著者が、本書の中で、頻繁に使っている言葉に「身体脳」、「統一体」、「呼吸」、「型」などがある。

「身体脳」は、頭で考えるのではなく、身体で感知・感応する力とでもいおうか。

身体脳を磨けば、五感力(あるいは六感か)が鋭くなり、全てにおいて反応が素早くなるという。

眼で追う動体視力では、見てから、脳で考えて判断する分、対応は遅くなる。

武術とスポーツにおける眼のつけどころの違いというわけだ。


「統一体」は、全身の力を統合した力を有効に使える身体の動きを差しているようだ。

スポーツのように、ウエイトトレーニングで、各パーツを鍛えたところで、身体の統一がとれていなければ、生み出される力もたかかが知れている。


また、武道でいうところの「呼吸」を身につければ、歳を重ねても関係はなくなるようで、むしろ歳をとった老人ほど、呼吸を活かせるので強いのだという。

小説やドラマなどで、老いた達人が登場したりするが、現実にそういう人もいるらしい。


で、これらを身につけるためには、空手の原点である「型」をやるしかないという結論に落ち着く。

現代スポーツの常識とされているウエイトトレーニングやランニング、格闘技ならお決まりのサンドバッグ打ちなども一切不要で、ただ、ひたすら「型」を練りこむことで、身体は確実に進化するという。


著者の権威的な物言いが、やや鼻につかないでもないが、自身の身体で実証しているだけに説得力はある。


いま、ビジネスの世界では、しきりに論理思考の重要性が説かれている。

しかし、二千年以上にわたって、哲学的思考を磨いてきた西洋人に対して、付け焼き刃の「考える力」で挑んだところで、たかが知れているともいえる。


それならば、かつての日本人には備わっていたが、今ではすっかり鈍くなっている「感知・感応力・五感力」といった身体感覚を取り戻すほうが、大切なのかもしれない。

まあ、だからといって、空手をやる必要はないとは思うが。


切れ味: 可


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宇城 憲治

武術空手への道―沖縄古伝空手を通して発見した身体脳及び身体脳の開発

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宇城 憲治

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2005年05月27日

小山一夫 『「火の呼吸」で強くなる!』

テーマ:武術&スポーツ&健康
著者: 小山 一夫
タイトル: 「火の呼吸」で強くなる!―自分を変える“体”の使い方

総合格闘技や、フルコンタクト空手の選手たちの中に、クンダリーニ・ヨーガの腹式呼吸法である、「火の呼吸」を、練習の一環として、取り入れている人が結構いるようだ。


クンダリーニ・ヨーガの代表的な呼吸法「火の呼吸」は、一分間に、200~250回の腹式呼吸を繰り返すことで、内臓脂肪を燃焼させ、自然治癒力と脳の集中力を、劇的に強化するらしい。


一見、いいことずくめではないか。


歳を重ねるに連れて、心身の衰えに、危機感を覚えていたので、早速、この本を片手に、取り組んでみた。
「火の呼吸」の基本は、鼻からの腹式呼吸である。

ところが、鼻詰まりのため、呼吸困難に陥り、やむなく初日は中止。
二日目。鼻詰まりを無視して、強引に腹式呼吸をしているうちに、頭がボーっとして、耳の鼓膜がおかしくなってきた。これ以上は、危険と自己診断して、断念。


こうして、私のヨーガ修行記は、わずか二日で挫折したのであった。

見た目よりもハードな「火の呼吸」だった。



切れ味: 不可


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2005年05月23日

甲野善紀 『表の体育 裏の体育』

テーマ:武術&スポーツ&健康
著者: 甲野 善紀
タイトル: 表の体育 裏の体育―日本の近代化と古の伝承の間に生まれた身体観・鍛練法

一時、書店のスポーツ誌のコーナーを席捲していた古武術のムックも、最近ようやく沈静化したようです。
そもそも、この古武術ブームの火付け役となったのは、巨人軍の桑田投手に古武術を指導した甲野善紀氏です。


武学探求 』など、本も数多く執筆していますが、本書が処女作。


この本には、世間の表には出てこない民間の健康法、鍛錬法が紹介されております。

近代以降の日本では、学問を始めとするあらゆる分野で、欧米崇拝が続いております。

しかし、医療、スポーツトレーニング、食事療法などの分野では、東洋への回帰、見直しの気運も起きてきました。

古武術ブームは、その反映でしょう。


ただ、本書には、念力、透視、読心術に未来予知と、かなり電波系モードも入っております
肥田式強健術の肥田春充の話など、超常現象大好き人間には、垂涎ものでしょう。



切れ味: 可


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甲野 善紀

剣の精神誌―無住心剣術の系譜と思想

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