ミャンマーの事を聞かない日はないといった位、シンガポールのメディアでは盛んに同国の観光に関する紹介記事が掲載される。

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「来月ミャンマーへ行くんでしょ?」と言われて、同僚から突然渡された雑誌の写真。黄金に輝くパゴダの写真と共にヤンゴンの紹介がされている。「雑誌」といっても、シンガポール兵役協会の機関紙なので、文字通り、様々な団体がミャンマーについて高い関心を寄せていることがわかる。

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これは、私が購読するThe Business Times電子版の記事。2012年4月の特集で、ミャンマーを魅惑の国として紹介している。2011年11月にはアメリカの大臣が同国を電撃的訪問。日本のニュースには民主化運動推進派の中心人物が自宅軟禁されているニュースが何年も流れていたが、たった数か月で劇的にミャンマーが変わっているし、ミャンマー観光への関心が突然すぎるくらい高まっていることに正直驚いてしまう。

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そんな中で、やはり目を引くのがミャンマー投資の話。The Business Timesの記事で、新興国投資は慎重な分析が必要と、もっともなことを言っている。中国とインドとの比較で、安い労働力と市場としての魅力だけにつられて投資をすると、隠れコスト(たとえば、暴動、不買運動や政治コストなど)の負担で、思ったような利益が上げられないと同紙は総括している。



ミャンマー旅行が1か月後に迫った。メディアが注目する現代の秘境を訪れるわけで、非常に楽しみである。