今回の対決依頼はディケイドです。

「平成ライダーVS昭和ライダーで相討ちになったディケイドと2号が全開で戦えばどちらが勝ちますか?」

 

映画「平成ライダーVS昭和ライダー」の劇中で、乱戦の中2号のパンチと相討ちになってしまったディケイド。この時は乱戦で他の仮面ライダーと戦っているところに横から飛んできた2号がライダーパンチを放ち、後出しでアッパーを打ち込んだディケイドと相討ちになってロックシードとなりました。この時昭和ライダーは手加減した状態で戦っていたので、それぞれが全開で戦えばどちらが勝つのか?

 

「攻撃力」

ディケイドの攻撃力は最大で12トンのパンチ力と、16トンのキック力。さらに直径10cmの鉄の棒を何度斬りつけても刃こぼれしないライドブッカーに、LV4のボディアーマーでさえ貫通する銃撃。必殺技は30トンのFAR。CFの時は歴代ライダーとともに放つ必殺技があります。

2号の攻撃力は通常のパンチで1トンの鉄球を600mも殴り飛ばすという驚異的なパンチ力と、それをさらに上回るであろう必殺技の数々があります。初期状態でも手刀の威力がライドブッカーと同等。

 

「防御力」

ディケイドは50トンの衝撃にもビクともしないアーマーに、内蔵などを守り致命傷を避けるスーツを着用。実際、パンチ力80トンのクウガに殴られてもアーマーは破損しなかった。ただし50トンに満たない攻撃でもダメージは受ける。高温、低温にも強い。

対する2号の下半身は100トンの衝撃にも耐える筋肉で覆われていて、初期状態でも10トンの衝撃を吸収する防御性能を持っていた。-300度の冷凍ガスを受けてもすぐには凍らないし、凍ってもすぐに復活する。

 

「瞬発力」

ディケイドは100mを最大4秒、60mのジャンプ力をもつ。

2号は100m2秒で走り、35mのジャンプ力をもつ。

 

「特殊能力」

ディケイドには分身、透明化、斬撃強化、銃撃強化の自前の能力に加えて、平成9人ライダーへの変身能力がある。CFになれば召喚した最強フォームの9人ライダーとともに必殺技を放つことができる。

2号は放電能力と300ホーンに達する音響攻撃能力を持つ。

 

「戦闘技術」

ディケイドはベタ足+前後のステップに加えて立ち技での打撃や武器戦闘が得意。銃よりも打撃や斬撃を主体とした攻撃が多い。相手の攻撃をガードして反撃。もしくは相手にガードさせて押し込む展開が多い。

対する2号もガンガン前に出ながら左右のパンチを叩き込むという戦法に加え、受けからのカウンター、見切りを高いレベルで使いこなす。接近戦では投げを多様することも多い、打撃の攻防ではやや被弾しやすい傾向がある。

 

「総評」

まずは激情態と通常フォームを同時に考える。

戦闘技術では打撃、防御、投げのいずれにおいても2号が一枚も二枚も上手のレベルにある。ディケイドはパワーで押し込んでいく戦闘をよく行うが、2号は押し込まれても押し返すだけのタフネスとパワーを持ち合わせているためひじょうに相性が悪い。

ディケイドの自前の能力である透明化は2号には通用しない。劇中でも透明化した怪人を即座に発見してダブルライダーチョップを打ち込んだことがある。また超高速で飛び回るムササビートルをライダーキックで撃墜したこともある上に放電能力もあるため、CUに対するカウンターも期待できる。

分身されたとしても、対多数の経験が豊富で、戦闘技術で劣る相手であれば10人ほどを相手にしても触れることすらさせずに全滅させる技量を持ち合わせているため、分身しただけでは仕留めきるのは不可能かと思われる。

ディケイドの主戦力であるライドブッカーの威力と、ただの手刀が同等ということで、パワーで2号が大きく上回るためディケイドの得意な「上から押し込んでいく」という戦法が通用しないため、ディケイドには打開策を見つけ出すのがひじょうに難しい。

 

続いてCFだが、CFはパンチ力が3倍も上昇するので、それに比例してライドブッカの攻撃力も上がっている。単純にライドブッカーも3倍強くなったと考えても、新2号の高層ビルを叩き壊すライダーチョップに、1トンの鉄球を600m殴り飛ばすパンチ力の前では完全に霞んでしまう。

戦闘技術も変化することなく、俊敏さでも2号が上回るので、先手を打つことも難しい。

頼みの綱はダブル必殺技の破壊力。これを決められれば一発逆転もあるかもしれない。

 

結局のところ、一発が致命傷になりかねない攻撃力の2号と、一発にかけるしかないディケイドという両極端な図になってしまった。

戦闘技術も高く、防御力もあり、攻撃力も高い2号は多少の特殊能力では切り崩すのが難しい。CUで早くなろうが、分身しようが、対処してしまえるのでディケイドからすると手詰まりというところ。2号は組み付きや接近戦への対処がかなり安定しているため、分身されてもさほど怖くないというのが本音。投げがうまく集団戦にも慣れているため、手近にいる分身を一人つかまえて投げ飛ばしているだけで、分身相手の対処は十分に取れてしまうし、透明になろうが発見されるし、早くなろうが致命傷を与える材料が少ない。

逆に相手の攻撃は一発でも受ければ致命傷につながってしまう恐れがあるという厳しさから2号が有利にあると考えます。

 

以上「今度は本気でいくぞ」でした。