飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

IT業界のプロジェクトは技術の進歩やビジネス要求の変化に伴い、複雑化・複数同時進行型に変化しています。
そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。

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【バックナンバー】






【前回までのおさらい】

■ プロマネが誤解されるのは、正しいプロマネが確立されていないためである。

■ 多くのプロマネ自身が、プロマネを誤解している。

■ プロマネに一番必要なのは、自己責任意識である。

■ プロマネは、技術者の延長ではない。

■ プロマネは、特別な才能は必要ない。主体的なコミュニケーション力が重要である。

■ プロマネは、管理の仕事ではない。変化に強いプロデューサーである。






誤解その5:PMは孤独な仕事である?!】


PMがプロジェクトに対して負っている責任は、重大です。


そのプロジェクトの成否に対する責任を負うわけですから、重圧もそれなりにあります。




でも、「だから誰も分かってくれない孤独な世界だ」と思っていないでしょうか?

でも、それは誤解です。



これが、今回のテーマです。





色んなPMの方を見ていると、2つのタイプに大きく分かれる印象です。


1. 何でも抱え込むタイプ
2. 何でも丸投げするタイプ




これは、経営者と比べると分かりやすいと思いますので、経営者の場合を考えてみます。



経営者の仕事は、起業と経営に分かれます。

バランスから言うと、起業は最初の期間だけ。
後の期間はずっと経営です。

実に、経営者の仕事の90%は、経営なのです。




では、経営とはどんな仕事か?


一言で言うと、組織化と組織運営です。




自分1人でやっていくならともかく、必ずどんな経営者も、会社を大きくするためには、組織化という問題と向き合わなければなりません。



組織化のポイントは、権限移譲です。


何時までも、自分が全てをチェックしている体制では、人が育たないし、身が持ちません。


そのためには、自ら社員が進んで物事を考えて行動する風土をつくることです。




組織には、仕組みが必要です。

でも、それはちゃんと働いてるか、監視するシステムではありません。



イチイチ指示をしなくても、積極的に目標達成のために考え、自ら結果を出すことに対するやり甲斐と責任感を持ってもらうことです。


そして、一緒に仕組みと成果を作っていく過程を共有する楽しさを分かち合う仲間づくり。




立場こそ違えど、経営者は孤独感に苛まれる必要は無いのです。


その前提条件として、理念とルールの共有があります。


別々の価値観を持っていても構いませんが、理念とルールを共有することが、組織には必要です。



混乱したり、迷った時に立ち返る場所。

それが、理念とルールです。






プロマネにも、同じことが言えます。


プロジェクトには、協力会社のメンバー含め、様々なバックボーンの人たちが集まって、一つの目標のために働きます。



その目標とは、プロジェクトの成功。

それを達成するためには、以下のことを明らかにしなくてはなりません。


・プロジェクトの目的とゴール
・プロジェクトの運営体制と役割分担
・プロジェクト運営ルール



違う文化を有する人たちが集うから、目線合わせをする必要があるのです。

上記を前提条件のように捉え説明を端折らず、丁寧に説明する必要があるのです。




これらが定まって無いと、みんな自分が勝手に考えた方向へ行ってしまいます。



そして、上記を一緒にメンバーと作り上げていくことが、プロマネの仕事です。


誰かが作ったルールを押し付けるのが目的ではありません。

皆んなで一緒に考えるプロセスそのものに価値があるのです。





組織には、色々ステージがあり、そのステージに合った運営方法があります。


ベテランばかりが集うプロジェクトと、若手が多いプロジェクトでは、前提条件が大きく異なりますから、運営方法も当然変える必要があります。



とは言え、人が入れ替わる度にルールを変えるとしんどいので、ある程度最初に大方針を設け、現場状況にフィットしなくなった時には、変更ルールに基づいて柔軟に対応していけば良い。




課題管理のしくみは、その原則に基づいています。


仕組みづくりが上手なプロマネは、課題管理が上手です。



メンバーから課題や問題を抽出しやすい風土をつくり、問題提起がある度に議論して、必ず立ち止まって方向性を決めてルール化し、紙に落として明文化する。


それを繰り返していけば、運営基準は時間軸が進んでいくごとに磨かれて、洗練されたものになります。

これが、組織化の基本的なプロセスです。


時間が無いから出来ないなどという、低次元の言い訳はプロマネになってからは卒業しなければなりません。




時間が無いことを言い訳に、その場その場で場当たり的な対応をし、ルール化と明文化を怠ると、いつまで経っても組織化は進みません。



そうしているうちに、そんな状況に嫌気がさして、マトモな人が辞める。

人が辞めるから、ノウハウが定着しにくくなる。

そして、PMや管理職が疲弊していく。


身に覚えがあり過ぎると思いません?





だから、PMが孤独感を感じなければならないのは、このようなプロセスを知らないからです。


そして、その活動にメンバーを巻き込まないからです。




組織化をポイントを押さえて運営していれば、PMは自分がやるべき仕事をどんどん権限移譲していくことができ、負荷が減っていきます。

ルールも明確になるから、議論や確認の手間も減っていき、もっと高次元の改善に手をつけることが出来るようになる。


こうして、良循環が生まれます。





自分が抱えすぎてもパンクしてしまうし、負荷を減らす目的で丸投げすればチームが崩壊する。


しかも、両方とも組織化はいつまで進まない。


冒頭に説明した、2パターンに属するPMは、どちらも組織化が出来ないリーダーです。


こんなジレンマに陥っている現場は、非常に多いと感じます。





自分のやり方が不味いのに、人のせいにして孤独感を強めていては、本末転倒。


ちゃんとメンバーに助けてもらえる仕組みをつくること。


そのためには、理念とルールを明確にすることです。


そうすれば、チームは一体感を増し、モチベーションも上がり、成果が上がりやすくなります。




一人一人の考え方は違ってていいんです。
考え方を合わせる必要はない。


逆に、考え方が違う人たちの方が、様々な視点を得られるので、リスクが減るメリットもあるのです。


考え方は違えど、それをお互いに受け入れ、同じ理念とルールを共有し、協力し合うマインドを育てる。



PMは、その仕組みづくりに専念し、前に出過ぎないこと。




このプロセスを地道に行っていけば、必ずチームは作られていきます。


チームづくりの秘訣は、今回だけではとても語りきれませんが、やり方次第でいくらでもPMが楽に目標達成が出来る方法はあります。


思考停止して被害者意識に陥る前に、うまくいくやり方が必ずあるということを、知って欲しいのです。





さて、次回は最終回として、シリーズのまとめを行います。





本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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