飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

IT業界のプロジェクトは技術の進歩やビジネス要求の変化に伴い、複雑化・複数同時進行型に変化しています。
そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。

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さて、まず最初はこちらの誤解について、解説したいと思います。




【PMは報われない仕事である?!】

正直、PMの頭数不足は、業界の深刻な問題です。

JISA(情報サービス産業協会)それを示すデータがありますので、ご紹介します。




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このデータからわかることは、
IT業界の人材の中で、プロマネが一番ニーズがあるのにも関わらず、一番「量」「質」共に不足感があるということです。



その理由の一つに、「なりたい人が少ない」というのがあるのではないかと考えています。


みんなが目指す人気職種ならば、当然優秀な人材も集まりやすく、競争によって更に切磋琢磨され質が上がります。


プロマネは、その逆の状態が起こっていると思料します。






なぜ、人気がないのでしょうか?


PMって、いつも顧客と社内の板挟みで報われなそう…




こんなイメージが定着してしまっているのではないでしょうか。





前回お伝えした通り、失敗プロジェクトは業界の7割と言われてますから、7割のPMは失敗プロジェクトの火消しに追われ、擦り切れているイメージがあるのも納得です。




では、本当に報われない仕事なのでしょうか?




PMの仕事は、QCDをコントロールすることです。


QCDをコントロールするということは、どういうことか?



それは、あらゆるリスクを想定し、それを防ぐための計画を立て、想定外のことが起こっても即座に対応し納期遅延が発生しないよう、事前に基準を決めておく、ということです。




なんか、当たり前のことだと思いません?


でも、僕が知る限り、これが出来ているプロジェクトは殆ど見たことがありません。




なぜか?


それは、みんな計画やルールを誤解しているからです。


計画やルールは、守るためにつくるのではなく、目安を作るために立てるのです。


日本人はマジメですから、「必ず守らなければならない!」と思っている人が多いです。


まぁ、学校教育がそうだから、仕方ないんですけどね…




この潔癖症なところが、多くの日本人プロマネを苦しめているのではないか?というのが、僕の仮説です。






もう一度原理原則に立ち返ってみましょう。


プロマネの仕事は、QCDをコントロールすることです。


でも、QCDはバランスにが大切です。



過剰品質にすれば納期やコストが跳ね上がり、コストを下げ過ぎると品質に影響が出る。


だから、大抵基準が明確な納期が優先されるわけですが、この納期に対する考え方が問題なのです。


基本的には、勿論予定納期を守るのが大原則ですが、「この場合は納期を延ばす」という基準を、予め決めておかなければならないのです。


品質優先で一旦止めるのか、品質は見送ってリリース優先なのか。




大抵は、納期が間に合わないことが分かってから、間に合わない言い訳を考えます。


でも、そんな直前にならなければわからないことですかね?




勘が良い顧客ならば、契約時に違和感を感じたりするものです。


そして、その違和感はカットオーバーまで決して消えることはありません。


契約時に感じた懸念は、払拭されることはないのです。

人はそんなに簡単に変わりませんから。。




だから、解決策は二つに一つです。

・契約しない
・リスク管理を徹底する




理想的には、ちゃんとリスク管理出来る会社か見極めて契約すべきなのですが、話が盛り上がったまま細部を詰めることもなく契約が進んでいくのが、この業界の特徴です。


なぜならば、営業は仕事が欲しいから安易に契約を結んでしまうからです。



本来ならば、取引は対等な関係性が原則なので、ベンダー側にも顧客を選ぶ権利があります。


でも、契約欲しさに顧客にリップサービスをしてしまう営業が多いのです。


これが、そもそもの間違い。


顧客に気に入られるのは必要ですが、顧客と対等の立場で契約しないと、必ず最後にモメることになります。




こちらはプロなんだから、自信を持って顧客に提言すれば良い。


わからない客なら、契約しなければ良いのです。


どうせ、説明しても耳を貸さない顧客は、プロジェクトが始まっても耳を貸さないですから。。



PMが苦しくなる要因を営業が作っている場面は、少なくありません。


だから、営業は顧客の言いなりにならないだけの知識と交渉力が必要なのです。


この点は、外資系企業から学ぶべきところは多いです。


外資系企業は、メリットが無いことはドライに切り捨てますからね。

それでも立場上、受けなければならない仕事であれば、テキトーな人材をアサインされるのがオチです。



ビジネスとはこのくらいシビアなものなのですが、日本人はそもそも甘いのです。


客もベンダーも、誰かが何とかしてくれると思っている。






少し話が逸れてしまいましたが、失敗プロジェクトの責任は、PMだけではありません。


だから、そんなに気負わなくても良いのです。





そして、何でもかんでもPMの責任にしている、あなた。


あなたが、失敗プロジェクトを量産する張本人です。




「ドキっ!」とした営業職や管理職の方。

失敗プロジェクトは、営業活動含め組織の問題です。


組織の問題なのに、属人的に仕事を進めるから、失敗するのです。


失敗を誰かのせいにする前に、「組織としてしっかり機能しているか?」しっかり点検し、問題点があれば積極的に「自分ゴト」として取り組んでください。



PMが報われないと感じるのは、自分のせいだけじゃないのに、責任を押し付けられる風土があるからです。




トヨタ方式で「なぜなぜ分析」をすると、問題点は大抵組織の問題にたどり着きます。


誰かのせいにしている時点で、問題の本質から逸れているのです。



そんな会社ばかりだから、失敗プロジェクトが減らんのです。


そして、嫌気がさしたプロマネは会社を辞め、それを見ていた若手はプロマネを目指さなくなる。



これが、プロマネ不足の本質的な要因ではないでしょうか?






さて、ここまで身もフタも無い話ばかりしてしまいましたが、一つだけこの状況を打開する魔法の杖があります。



それは、自己責任です。



プロマネを取り巻く環境は厳しいのは事実ですが、そもそも受け身だから問題が拡大するのです。




経営者と比べてみましょう。


経営者が経営がうまくいかないのを、会社のせいにしてたらどう思いますか?




会社がうまくいかないのは、経営者の責任です。

会社を良くするのも、経営者の意識です。




プロマネも同じ。


プロジェクトに対して受け身ではなく、全て身の回りに起こることは自己責任と考えてください。



逆に言うと、受け身の人はプロマネには向きません


一番不足感があるのは、その部分なのかも知れませんね。




ただでさえ、IT業界の人は、受け身の人が多いですよ。

色んな他業種の方とお話すると、そうした意見を沢山聞きます。


僕も、最初に業界に入った時、そう思いました。






自己責任で取り組めば、文字どおりプロジェクトは恐れるに足りません。


状況に流されず、積極的にリスク管理をしていけば、少なくとも「炎上」はあり得ません。



うまくいかないプロマネをよく観察してみてください。


受け身な姿勢に気づくハズです。





次回は、引き続き他の誤解についても解説していきます。





本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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