ひよこ精神科医 のらこ(・ω・) の日記

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のらこ@当直中です

(´-ω-`)



塀の外の病院で、最近、鑑定入院の患者さん(ワルオさん)の主治医になりました。

ヾ(▼ヘ▼;)



鑑定入院というのは、これから医療観察法による医療へ本格的にのせるのが適切であるかどうか、鑑定する間、一般の精神科病棟に入院するものです。



ただ・・・のらこは、またちょっと複雑な気分になっていました。





何か悪いことをしてしまい、警察に身柄を確保されたあと、


塀の外でこうしたルートにのる患者さんと、


まっすぐに刑務所へやってくる患者さんとの間に、


どういう違いがあるのか、


疑問に思うというか・・・


すっきりしないというか・・・


どうも引っかかってしまったのです。





塀の中の患者さんの中には、なぜこの人が有罪に・・・と思う人もいます。



逆に鑑定入院の患者さんは、少なくとものらこが最近主治医になったワルオさんは、

ヾ(▼ヘ▼;)

どう考えても、まっすぐ刑務所だったんではないんか・・・と思ってしまったのです。




でも、鑑定入院まで来てしまうと、もうここから刑務所へのルートはほとんどないらしく。


手厚い、医療観察法病棟へ進まれることになるかと思います。



医療観察法病棟は、まだローテートしていないので、よく知りませんが、

うわさとか、外から見ている感じでは、のらこは個人的には、


うぬぬ・・・

(`ε´)


という印象です。



ワルオさんにとって、どちらに進むのがよかったんでしょうか。

神のみぞ知る、というところでしょうけれども、

再び罪を犯した後では、取り返しがつかないと思うのですが。

ヾ(▼ヘ▼;)



警察に身柄を保護されたあとの精神鑑定は、鑑定する精神科医によって随分ばらつきがあるようです。

それと、この一連の制度には、政治的な背景、事情があるからね・・・と、上級医から聞きました。



医療観察法病棟は、とても充実した教育的治療のできる場所なのでしょうけれど・・・

法律家でない のらこがあれこれ言うことじゃないかもしれないですけれど・・・

精神障害を隠れ蓑に、実質的な法の裁きを受けないというのは、大変危険なことだと思うんです。

ヾ(▼ヘ▼;)




刑務所をはじめとした矯正施設は、そんなめちゃくちゃな場所じゃないと思います。

厳しい場所ではあるでしょうけれど、

自分がしてしまったことと対峙し、

内省を深め、

再び一人の人間として社会に戻るには、

やはり適切な場所だと思うのです。

(治療も含めて。。。)




ゴージャスな病棟で、手厚いケアを受けることが、本当にワルオさんにとってよい結果を生むのか。。。

ヾ(▼ヘ▼;)



のらこは、今はひたすら、日々の臨床を一生懸命するしかありませんが、

この領域はどうもまだ混沌としているようですので、

塀の中と外の臨床をこつこつ重ねる中で、自分なりに考えていきたい、と思います。

(*vωv)。



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