静かな静かな深夜

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今、深夜十二時過ぎ。ホステスする店にはお客さんいなくて、スタッフは帰り、ママは外出中で、
ただいま、わたし一人。

広い店の中。
あの夏の週末の喧騒☆けんそう☆が嘘のよう。
店に一人きりというのは、珍しく、
非常に物音に敏感である。


そうだな、
この感覚、
懐かしいや。


わたしは、二十代を神田のカプセルホテルの受付で働いた。平日の休憩担当。

サウナとカプセルの休憩で、九十分千百円、テレビ、大人なビデオ付きでプラス二百円。

平日の昼間はサウナ好きな方、徹夜明けの編集者、たぶんノルマ達成した営業マンなどなど、常連客でにぎわった。

さて、普段は平日勤務のわたしも、誰かのかわりに日曜日に勤務した時があった。日曜日は社長もお掃除の方もいない。静か静か。

神田はオフィス街なので、街もひっそり。前の晩のお客さんを見送ると、休憩のお客さんさんなんて、ほとんどいなかった。


自分の仕事は平日に済ませているし、
最初は静かさに慣れなかった。
しかし、ホテル業もお客さん来なくては、始まらないなと感じた。

今、あの静かな静かな日曜日が思い出される。夕刻、夜勤の方が来るとすごい安心した。何事もなくて、よかったと。

久しぶりに、
携帯の着うたをダウンロードした。
ああ、あの歌にしようと思った。

この前観た映画の「容疑者Ⅹの献身」の主題歌。福山雅治と柴崎コウのKOHの「最愛」。映画のエンディングで、すごくあっていて。改めて歌詞を誰もいない店で読んだら、だめだった。
好きな世界観だなと。誰かを思い浮かべ、すぐに消した。

曲のオープニングがね、

♪夢のような人だから
夢のように消えるのです


一番好きなのは、

♪もっと泣けばよかった
もっと笑えばよかった
バカだなって言ってよ
気にするなよと言ってよ

あなたにただ逢いたくて


月曜日に、
わたしが記事に書いた「死ぬまでにしたいこと」の三つ目の願いに通ずるものがある。
わたしが、次に恋するなら相手と向き合いたいと切に願うのは、
逆に言えば、
向き合えなかったのかな。今まで。あの時が一番に。

別れた人に、
「もっと話したかったし、もっと一緒に飲みたかった」と言ったことがある。
その人とは、最後の方は、もう何かを求めることに、疲れきっていた。
いつものように逢いいつものように別れる。

でも、本当のわたしはいつものようにも好きなんだけど、

たまには、遠くに出かけたり、しっとりと飲んだりしたかったんだろうな。
幸いにも、趣味が合う友達が一緒に楽しんでくれたから、よかったが。

だけど、深層は、
その人と、一番にしたかったんだな。

そんな思いを封印するより、
却下されてもいいから、提案するばよかったと、聴きながら思ってしまった。

あの人に、それは「バカだなって」言われ、わたしは笑いたかったんだ。
そしたら、「じゃあ、これは」とまた次の楽しみを企画したかった。

なんて、なんて、
昔の恋をダメ出ししてる。次にいかせばいいよね。
身をもって、だんだん自分のツボや好みがわかってきた気がします、三十二歳、秋。

☆二六九四字☆

追記、写真は、江ノ島水族館のイルカのショー。相模湖親友撮影。


追伸、↓に取り上げた「最愛」の曲、貼りました。


参考記事 「死ぬまでにしたいこと」を書いた「今日こそは」

 「最愛」の曲はがエンディングテーマの「容疑者Ⅹの献身」を観た記事「私的に泣いた映画」

        

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膝枕☆ひざまくら☆

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今日のブログの画像は、わたしの膝枕☆ひざまくら☆の愛犬さいちゃん。
頭をのせて、ゆだね具合がわかるかな。さいちゃんの頭の重さが、体温が、甘えっぷりが、安心する。男の人に膝枕はしたことないな。

昔の映画みたいに、女の人が男の人を膝枕して、耳かきしたりに、憧れたり。

八代亜紀の「雨の慕情」という歌が好きで、昔から歌っていた。
サビは、
♪雨、雨、降れ降れもっと降れ
わたしのいい人連れてこい

だけど、わたしはサビより、イントロに心が、わしづかみされた。

♪心が忘れたあの人も
膝が重さを覚えている

膝枕だよね、これ。心が忘れていても、相手の仕草や好きな煙草は覚えてる。そして、わたしに言ってくれた言葉も。場合によれば、口説き文句より、ふとした言葉の方が。なんだか。

あまり食べないで、くいくい飲むわたしに、
「ちゃんと食べなきゃだめなんだ」とか、
デートに浮かれて緊張して、エレベーターの壁に寄っかかっていたわたしに、
「お前はだらしない」とか。まあ、昔昔のかけら。

仲の良い人が、自分の結婚までの道を、全二十話でネットの日記に掲載していた。内容も面白いけど、こと細かな会話に記憶力にびっくり。あとで聞いたら、メールなど全部、残っているらしいから。わたしは曖昧にぼやけて、余白あるしか、書けないな、まだ。

昨日の記事「打ち上げ花火」は、ブログの読書の方から、「しんどいので、心の琴線に触れる文章読みたい」と初めてのリクエストでした。こたえられたか、わかりませんが、昔から書きたいことでした。小出しにはしてきましたが。ブログも十一月で四年目を向かえます。ひとえに読んでくれた皆様のおかげです。いつも感謝です。もっといい文章書けるように恋して旅して仕事に精進☆しょうじん☆します。
☆二五零四字☆
追記、画像は膝枕のさいちゃん。
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艶歌☆えんか☆

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まだお客さんがいない店で、準備をしつつ、二十四時間テレビのラストの加山雄三と谷村新司の「サライ」を聞きながら、
口ずさむ。

♪サクラ吹雪の
サライの空へ
いつか帰る
いつか帰る
きっと帰るから

サライとは、どんな意味だろう。毎年思う。
昨日はアフターするお店で、
「サライを聞くと、夏が終わった気がする」とわたしは言った。
エドはるみさんのマラソンのゴールの感動の余韻もあり、
だけど、
毎年、サライを聞くと泣きそうな気持ちになるのはなぜだろう。
終わりゆく夏、
その時の自分、
秋からの自分、
今までの夏、
いろんなものが、
ゆるやかにゆるやかにこみあげてくる。来年はどこで何人でサライを聞くのだろうか。
お正月に、紅白歌合戦を見て、ゆく年くる年の除夜の鐘を聞いても、こんな気持ちにはならない。
むしろ、新年に向けて希望があるけど。なぜ、夏の終わりはこうなんだろう。
わたしの好きな俳句で、芭蕉☆ばしょう☆の、
「夏草や兵☆つはもの☆どもが夢のあと」ってあるけど。
何かの残り香がほのかに匂う八月最後の夜。


土曜日は七時頃かな、NHKの「思い出のハーモニー」でしたっけ、昭和の名曲数多く紹介する歌番組を、またまた掃除しながら、見ていた。圧巻だったのは、作曲家の浜口庫之助の奥さんが、亡くなっただんなさんに手紙を読んでね、もう愛と優しさであふれたいい気持ちこもった手紙で、まあ、じんときていて、このあとにあの曲くるって展開は予想していたが、やはり手紙終わってあのイントロ。島倉千代子の♪人生いろいろ。浜口庫之助さんの曲。その時の島倉千代子のりんとした顔と歌が格好よくて、泣けてきた。また、氷川きよしと映像の村田英雄の競演の♪無法松の一生、良かった。これは、亡き祖父が、父の結婚式で歌った歌。結婚式ソングぽくないが、おじいちゃん思い出した。おじいちゃんは、和服で銀座や歌舞伎町に飲みに行き、本当におしゃれな人だった。おじいちゃんの遺影はうすい水色の上品な和服。親友のだんなが、その写真見て、「歌舞伎役者みたいだ」と言ったな。今の年でおじいちゃんと、飲んでみたかったな。
話はそれたが、歌番組で久しぶりに松坂慶子の「愛の水中花」聞いた。十代からのレパートリー。
♪これも愛
あれも愛
たぶん愛
きっと愛

十代から、自分に言い聞かせてきたかな。まあ、作詞が好きな作家の五木寛之でもあるな。歌は、詩から言葉から入りますね。これは難しいだろうと思っても、練習したくなる。

何だか歌に囲まれた週末でした。
カラオケとかで、あまり数は歌わないけど、歌うと気持ちいい。すっきりしますね。昨日も歌おうと思ったが、目の前の席のカップルのお客さんが、海辺の二人みたいに、フランス映画みたいに仲良くて、つい視界に入り、あたふた。愛って想いって、伝わりますね。まわりに。


☆二四三六字☆

追記、注、テレビばかり見てますが、うちのお店は週末は、少し遅い時間から混みます。終わりが二時だから。

画像は、相模湖の親友より頂いた誕生日プレゼント。わたしはこんなイメージかしら。

お詫び、今日は間違えて私信をブログに送信してしまいました。そんなに酔ってないはず。送信した本人がめちゃくちゃ驚きました。読んだ方は混乱したでしょ。面目ない。コメントして頂いた方も。削除致しました。ご迷惑おかけしました。やはり詰めが甘い筆者であります。
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最近、秋田近辺を旅した親友に凝縮☆ぎょうしょく☆した言葉を言われた。

「nちゃんは、マイペースなくせに、寂しがりや」と。
nちゃんとは筆者ね。さすがに十八年の付き合いである。

わたしはある歌が浮かんだ。親友とわたしが愛する中島みゆきの。「誕生」と言う名。誕生日の今宵にふさわしいかな。歌詞を引用すると、

♪ひとりでもわたしは
生きられるけど
でもだれかとならば人生は はるかに違う
強気で強気で
生きてる人ほど
些細☆ささい☆な寂しさでつまずくものよ

この歌は十代から知っていたが、
二十代後半からこそ、
何か意味がしみて、覚えたくて覚えた歌。

歌のサビは、

♪泣きながら生まれる子供のように
もいちど生きるため泣いてきたのね
Remember
生まれた時
だれでも 言われた筈☆はず☆
耳にすまして思い出して
最初に聞いたWelcome

今から三十二年前の夕方の六時すぎに、わたしはお茶の水の病院で生まれた。
内孫、外孫とも初めての女の子で、親戚や家族は、朝から、まだかまだかと待ってくれたらしい。
あれから三十二年。髪が多くて直毛な赤ちゃんは、
今はふるさとから遠い北国の街でホステスしている。

自分の三十二歳なんて、正直ね、想像なんて出来なかった。
十代は早く大人になって、
家をでたくて、
一人暮らしに憧れた。
まあ、二十代で親が北国での仕事がメインで、
実家でほぼ一人暮らしだったな。気ままな。
背伸びした十代の自分よりは、今は子供になっている気もする。ころんだ分、人に助けてもらった分、泣いた分、
少しは、ほんの少しは人に対して思いやりを持てていれば、幸いである。
人間って、
そんなにも強く、
そんなにも完璧じゃないって、
思えたきたかな。

履歴書に堂々と書ける職歴や資格はありませんが、

出会った人々、
一緒に飲んでくれる友達、
自分が旅して見てきた景色、瞬間、匂い、隣にいてくれた愛犬、家族、
そして、わたしを愛してくれた人、
ブログを読んでくれた皆さんが、

わたしの財産であり、宝であります。

来年の誕生日のわたしが、
この今日の文章を笑って読み返すような生き方したいです。時にはころび、浮かれ、怒られ、道に迷い、二日酔いになっても、それはご愛嬌☆あいきょう☆で。
七転び八起き、
やはり好きな言葉、座右の銘☆ざゆうのめい☆かな。

☆二零八零字☆

追記、画像は扇。まあ、書いている文字の「順風満帆」☆じゅうぷうまんぷう☆な道のりじゃないが、本人は楽しんでいるのかな。どっかは。


追伸、以前より交流あるはぐれスライムさんが、ブログでわたしの誕生日を祝ってくださいました。感謝です。

はぐれスライムさんは、若さ、感性、趣味、ユーモア、読んでいて面白い方です。

はぐれスライムさんのブログは、こちら


おまけ ↓の記事に、とりあげた中島みゆきの「誕生」の動画貼りました。初めてです。一定期間したら消えるのかな。聞いていただければ幸いです。


♪心を凍らせて 愛を凍らせて

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本日は歯の定期検診プラスクリーニングで、久しぶりになじみの歯医者さんへ。まあ、昨日からの偏頭痛と首の寝違えありの歯医者。予約だからね、仕方ない。しかし、今日の歯のクリーニング担当してくれた歯科助手の方は、通院四年目の違和感。何だろう、わたしが弱っていて過敏だったかもしれない。
歯科助手さんは最初は、クリーニング液をわたしの歯に塗ったのを、すごく強くわたしの首にまかれたガーゼにすり付けた。そんなところで、あれっと思ったことはつゆ知らず。最後には、口を開けつつ、酸素のチューブいれますよね。それが奥まで入り、はき気感じる。処置されつつ、厳しい亡き祖母なら、責任者の先生に何か言ったかなと思い浮かんだ。逆にわたしも、まだ水商売慣れない時に、わたしのつたない接客のクレームを、お客さんがわたしに注意するんじゃなく、直接にママに言われたことがあったな。その意味を、ややわかるかもしれない。上に言った方が、店のためになると思ったのかな。歯医者の処置に考えつつ、自分の仕事ぶりを振り返っていた、寝違え治らないわたし。


今日のホステスする店のラストソングは、高山厳の「心を凍らせて」。心や愛が凍れば、どうにかなるのかな。一番きれいな、二人が思いやり高めるままに。それは幻、錯覚、蜃気楼☆しんきろう☆なのかもしれないが。女友達が、自分が落ち着く前に、まあ結構出世して公務員の自分の元彼の今が気になり、元彼の名前をパソコンで検索したらしい。今の役職はわかったらしいが、おまけにある結婚雑誌に出る元彼と今の妻の写真も見たらしい。インターネットって便利だけど、ある意味、両刃の☆もろはの☆剣だよね。簡単に言えば、剣なんだけど、両方がとがり、傷つける。知りたくない話も拾う。不便な方が多々あるのかもしれない。世の中にはあけてはいけないものの、蓋☆ふた☆ってあるかも。あけた後の強さなければ。

☆一六八八字☆

追記、写真は、シャネルの口紅。