一歩、一歩、地固め

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普段は夜に働くので、ほとんど夜に電話出来ないわたしだけど、休んでいる今宵、久しぶりに電話した。

まずは川口の祖母。大好きなおばあちゃん。郵送したわたし作成のカレンダーを喜んでくれた。

カメラのキタムラで注文した六月開始のカレンダー。

神田明神(祖父母は長く神田に住んでいた)

我が家のゆかいな仲間たち(犬二匹猫三匹)

おじいちゃんと犬二匹との昼寝姿

などなど。

作っているわたしも楽しかった。

祖父母が元気で何より。また秋に逢いに行きたい。

次の電話は、相模湖親友。

今回の入院への顛末☆てんまつ☆を、まず話す。

「nちゃんは(筆者)、見かけより真面目だねぇ」

「完璧を求めないで、六割、七割くらいの目で世界を見ればいいんだよ。疲れちゃうよ。」

秋の旅が具体性を帯びる。

ほんとに素で、思い浮かんだことや疑問が語れる相手って、なかなかいないな。

わたしは
わたし自身を
無意識だけど、徐々に積み重ねて、それが破裂してしまう。

自分のことをもっと大事にしていかなくてはと思うが、なかなか。

今は一歩、一歩、地固めしていきたいです。

☆一零八一字☆
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※うつ病の苦しさをつづった、15日付本欄の「なって痛感した『うつ』のつらさ」に対して、さまざまな意見が寄せられました。すべてに自らの経験と思いが詰まっていました。諸事情を勘案し、匿名で二回にわたって紹介します。

「焦らずゆったり自分のペースで」

うつ病になって5年目です。引きこもりになった時期や薬が効き過ぎ、寝てばかりのときもありました。人の視線が怖くて、何げなく、「あなたって暗いね」って言われると、病気のせいなのか自分自身の性格なのか、分からなくなったものです。

そんな、ぐるぐるした迷路や迷い込んだ状態に光が差したのは、インターネット上にブログを書き始めてからです。同じ病やさまざまな病気の方とネット上で交流し、「わたしだけじゃないんだ」と思えたり、温かい励ましの言葉をいただいたりしました。自分の中でもやもやしているものを文章にしていくと、何かすっきりしてくるものです。

そのころから少しずつ、昔から好きだった趣味の旅や登山に出掛けることができるようになりました。旧友とも会えるようになりました。

そして、何より自分にとって大きかったことは、「うつ」という病気を知る前より、人の優しさや思いやりが少しは分かるようになったことです。

わたしはわたしなりに治療を受けつつ、「うつ」という病と歩みたいと思っています。いつかは完治したいけど、焦りません。まったり、ゆったりが今のモットーです。

七月二十七日 掲載
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七月二十九日、木曜日、退院の日が決まった。前から話は合ったので、あまり実感はなかった。

病院での夕食後、小鼻用のホットパックを塗りながら、じんわりと沸いてきた。
ワールドカップのさかなから、一カ月と五日の想定外の入院生活。

また新たな日々が待っている。懐☆ふところ☆は寂しいけど、若い時分からお金がありすぎた記憶もないし、頼りになる愛犬が隣にいるだけで、くつろげる。

そして、後日にブログに発表しますが、今、住む秋田の「秋田さきがけ」新聞に入院中の、それも「うつ」についての投稿が採用されました。

わたしには書くということが、まだあるんだと。

どんな環境にいても、書き続けたい。

一つの光をまた頂けました。

☆七三六字☆

追記、画像は本日の頼りになる愛犬さいちゃん。
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宴の支度は、着々と。

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先日、古着屋さんに昔の服を持参した。

もう充分着た服やちょっと若すぎる服などなど。

服はそのお店のポイントに計算され、お買い物半額券を二枚もらえた。

そしてそのお店で、久しぶりにリーバイスのジーンズを買った。

十代から好きなリーバイス。肌になじむ感じではけた。

思えば、十代にいいリーバイスを探しによく、原宿の古着屋さん巡りをした。

サンタモニカというお店が一番のお気に入り。

ラルフローレンのピンクと水色のボタンダウンに出会えたとき、好みだなと思えた。

古着屋さんの雰囲気も、何だか落ち着く。

ぐるっと眺めるのが好き。

リーバイスを着てまた新たな冒険に出かけたい。

今年買った一眼レフカメラも、もっと実践しなきゃな。

まあ、宴への支度は着々と。

あとは、体調を整えていきます。

では、病院へ戻ります。

皆さま、ごきげんよう。

☆八六四字☆

入院生活

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入院中のわたしへの便り。

相模湖親友からのメールは、

「隣室で休みたいくらいです」

読みつつ、らしい言葉だなぁと。

さすがの発想。

愛犬さいちゃんにしても、わたしはわたしのツボをくすぐるようなタイプに弱い。

小学校の同級生のMちゃんからは、お見舞に図書館カードを頂いた。嬉しかった。何の文庫本を買おうか、すぐ考え始めた。

小学校三年生の肺炎、中学校二年生のアレルギー鼻炎の手術、昨年の甲状腺と何度か入院生活を経験している。

総じて思うのは、ゆっくり考えられる時間は後々の人生に、影響をもたらす。

終わりなき日常に流されるのが少ないから、何が大事か好きか今、必要か透けて☆すけて☆くるような感じもある。

背中に愛犬さいちゃんのぬくもりを感じてしまうと、また別れが、どうしようもなくなるのも事実だけど。

待っていてくれるものは尊い。

♪一人で生きてくなんて出来ないと

泣いてすがればネオンがネオンがしみる

今年になって、歌いたいと思えた都はるみの「大阪しぐれ」。

来月末の誕生日までには、どこかで歌えるようになりますように。

☆一零六九字☆

追記、画像は秋田県の西仙北サービスエリアにて。
※Twitterからの依頼の今夏の参議院選挙におけるインタビュー記事です。いろんな職業の方の選挙への一票が趣旨の連載。六月末に掲載です。

「わたしの一票」

「自殺を減らしてくれる人を選びたい」


クラブホステス 三十三歳

六年ほど前から、両親が経営するクラブで働いています。投票は欠かしたことありません。有権者なら当然です。

生まれも育ちも東京都新宿区。お店には市議の方も見えるし、父親の代わりに衆議院選候補者のパーティーなどへも出ました。東京と違って、こちらは政治家との距離をとても近く感じる。

秋田はずっと自殺率ワーストワン。これはおかしいし、ひどい記録。少しでも自殺を減らしてくれる人を選びたい。自殺の裏には心の病とか、貧困とか、ギャンブル依存症とか、社会的な背景もある。
例えば無料のカウンセリングとか、依存症のセラピーとか、自殺を減らす、様々な方法があるはず。
私は犬を飼っているので、ペットセラピーもぜひ。

景気の回復も。2週間に1回見えたお客さまが月に1回とかに減っている。夜、タクシーはずらりと並んだままだしね。 農業問題もここでは大切でしょう。

将来の夢は作家になること。いまは、ブログでエッセーを書きためています。インターネットをやっているので、ネットの選挙運動を進めて欲しい。仕事で時間が不規則な私は、酔っていない昼間にネットで候補者の動画を見ながら政策をじっくり見定めたいから。
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あの劇場への行く道のりは今でも覚えている。

総武線の駅の改札で演劇部同期の親友Sさんと待ち合わせ。

劇場の近くのファミリーレストランでお芝居の前に、まず軽くご飯。

目指す劇場の名は、シアターX☆カイ☆。演劇部だった十代の後から二十代、つかこうへい原作、演出のお芝居をよく観た場所である。

初めて、つかこうへいの「熱海殺人事件」を観た衝撃は、忘れられない。

殺人事件の事情聴取の用の大きな机と椅子しかない、シンプルな舞台装置。

熱海で幼なじみのアイ子を殺した容疑者、大山金太郎。取り調べる木村伝兵衛刑事、婦警、富山から赴任した新米刑事。

実にシンプルな話の構成なのに、役者から発せられる熱にこちらまで、感染されてゆく。

様々なバージョンの「熱海殺人事件」を観たが、終幕間際から鳥肌が立つような感覚に襲われる。

そこで優雅に非常に流れるチェイコフスキーのピアノ協奏曲第一番の調べは、たまらない。

すべてが浄化されるような錯覚、そして生のお芝居のカルタシスを、沸々☆ふつふつ☆と感じるのである。

若い時に、前述の「熱海殺人事件」を始め、「飛龍伝」、「ストリッパー物語」、「蒲田行進曲」、「寝取られ宗助」、「いつも心に太陽を」など、つかさん演出の舞台を多く観れたことが、幸運だったと思う日がこんなにも早く来るとは思わなかった。

そういえば二十代の頃に当時、付き合っていた彼氏に、「つかさんのお芝居に出演した阿部寛が良かった。」と話したら、十代から演劇を志していた相手は、
「自分は風間杜夫が出た舞台を観たから。」と、返してきたっけ。

そのときに一番、わたしと彼氏との一まわりの年齢差を感じた瞬間で、妙に覚えている。

だけど、昭和五十一年生まれのわたしですが、つかさんのお芝居を観た後の熱い余韻は、後生忘れません。心よりご冥福をお祈り致します。

☆一六七八字☆

追記、画像は「小説 熱海殺人事件」つかこうへい 角川文庫より。

「浅い眠り」

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病院で初めて独りで泣いた。

iPodに入れた中島みゆきの「浅い眠り」を聴いて。

♪恋しさは 壊れもの
切なさは 壊れもの

十代でドラマの主題歌で知った歌。ねじれた関係の大人の恋愛が描かれていた。


十代で母が買ってきた中島みゆきの「大吟醸」というベストアルバムは、すり切れる程に聴いた。

そして、独りで泣きながら歌わずにいれなかった。

自分の夢を追いかけつつ、
見ない振りしても、
やはり夢を諦めきれなかった二十代。

三十代、Twitterから朝日新聞のわたしへの夏の選挙についてインタビューされた記事は、六月末に掲載された。

そして取材してくださった記者さんからの、丁寧★ていねい★な礼状を入院先で読んだ。

よく、インターネットの大海原から、わたしを見つけてくださった。いい出逢いをたくさんネット上では、味わっている。

さあ、スロースターターなわたしですが、次の一手は考えています。

入院が良い静養、思索★しさく★の時間です。

十代の時から、わたしが日刊スポーツに取材を受けた頃から、ずっとわたしの文章を見つめ、わたしの中の何かを応援してくれている、相模湖の親友にまず、永年の約束の出世払いのご馳走★ごちそう★が出来るようにしたいです。今は、それだけです。

★一一八九字★

追記、画像は自分の写真で作ったカレンダー。北海道の知床の海。

「のんちゃん、雲に乗る」

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最近のお気に入りは、入院中の病棟前の中庭。

お風呂あがりは、ベンチでごろん。

天日干しの魚のように。

iPodで音楽を聴きながら、微睡む☆まどろむ☆。

日々、違う顔を見せてくれる雲をぼんやりと眺める。

五年前の入院よりずっと、鳥のささやきやそよ風を肌に感じる。

のんびりのんびり風に吹かれるまにまに、このまま空まで飛んでいきそうな錯覚に陥る寝起きのわたし。

わたしと似た名前の女の子が主人公の「のんちゃん、雲に乗る」という本を思い出す。

わたしのことを「のんちゃん」と呼んでくれた、一緒に二十代で日本百名山に登った恩師と、
生まれて初めて一緒にゴルフコースをまわってきたSさんの柔和な笑顔が、まぶたを通り過ぎは、消えてゆく。

そんな七月の半ば。

いろんなものを振り返り、愛おしんでいる。

☆一八一零字☆

追記、画像は昨日の車中での愛犬さいちゃん。

初めての外泊日

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六月のワールドカップの日本対オランダ戦の日の未明から、理由あって入院中です。心労もありますが。

今日は持病の甲状腺 のパセドウ病の内科の定期通院日となりす。

こちらの病院には五年ぶりに二回目の入院。去年の六月、七月は甲状腺の病で入院したりと、なかなか夏山を楽しまない夏が続く。

だけど、あせらない。なるようになるだけ。秋には紅葉の山がまだあるから。

入院初日、何となく初対面ではない看護士さんがいて、わたしのジャージを見て、

「このジャージで思い出した」

と言ってくださった。

去年の甲状腺の病から、わたしの瞳の印象は変わり、最近、声も何となくハスキーになったような気がしていたのに。

ジャージが取り持つ記憶にじんわりときた刹那だった。

☆一七六九字☆

追記、画像は入院前日の夕方の空。