2016年11月26日

フラレの段取り

テーマ:アィホンから
いっぱいありがとう。

このお手紙を渡していると言うことは、わたしが全部あきらめることにしたってことやねんな。本当に本当に残念やけど。

いくつか恋愛してきて、病気にもなっちゃって40歳も過ぎて、こんなに人を好きになると思ってなかった。20代にドキドキした感じや、30代に感謝した気持ちの、全部全部超えて完璧に負け負けに惚れちゃったって感じのおっきなおっきな片想いをさせてもらいました。ほんまにありがとう。

わたしはあなたのお仕事を本当に心から尊敬しています。これからも、お仕事頑張ってね。
そして、時々、わたしをふっちゃって惜しいことしたかも?って思い出してください。

わたしは当分凹んで、食べれない、泣いちゃう、死んじゃいたい、とかぐぢぐぢ言って震えてると思うけど、きっといつか立ち直ります。
人生、若い時より誰かを好きになることなんてこの先ないって思ってたけど、あなたがそんなことないって証明してくれたから。

ほんまにめちゃくちゃ好きやってんで。ほんまに誰よりも、あなたを大好きだった自信ある。

ありがとう。

このお手紙はおうちに帰るまでに、どっかで捨ててね。どこにも名前書いてないから、そのまま捨てて大丈夫やよ。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年11月23日

のぞみ3

テーマ:アィホンから
彼のエッチは朴訥としたシンプルなものだったけれど、とても優しかったし、何しろ完璧な柔らかい筋肉が全身をキレイに覆っていてとても心地よいものだった。


休日の昼間の彼の部屋、カーテンは閉まっていたけれど、白い光が射し込んでいた。
のののおばさんボディが丸見えなのは残念だったが、その分彼の完璧なカラダが美しく映えていた。

あんなに美しい筋肉を40代でまとったおっさんなら、そりゃ周りのオンナは放ってはおかないだろう。彼女のひとりやふたりいて当たり前だ。


あたしは、そんな彼を驚かせない程度に、普通のエッチを心がけた。(普通ってナンだ?)

1)声は小さめに
2)あんまりエッチな単語は言わない
3)自分から誘導しない

余計なエロや演出はなくても、本当に愛情いっぱいすぎて満腹大満足なエッチだった。

それこそ、逢いたくて震えた相手が目の前にいる。
それこそ、触れたくてもがいた相手が腕の中にいる。
もう2度とないかも知れないけれど、こうしてベッドでふたりで抱き締め合っていられる。

猛烈にしあわせだった。

「すごぃ好きやねん」
「今すごいしあわせやぁ」

そうののは繰り返し言ったけど、彼は何も答えてはくれなかった。


前の夜の雑談で、ののはすでに妊娠する体力がないことを伝えたつもりだったが、彼はキチンとゴムをつけてくれた。(何のために?)

そのゴムがこの後彼女の部屋に行くリュックのポケットから出てきたものだとしても、少なくともあたしにとっては愛情いっぱいのエッチだった。


終わった後もふたりでベッドでゴロゴロした。

この時間をゆったり過ごしてくれる男性は少ないし、居たとしてもそんなのは最初の数回しかもたない貴重なものだということは知っている。

エッチの時は無口だった彼だが、ゴロゴロしながら何度も

「カワイイなぁ」
「いぃオンナになったなぁ」

そう繰り返し言ってくれた。

そして、

「チューしない自信あったんだけどなぁ」

そう言いながら何度もチューをした。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年11月20日

のぞみ2

テーマ:アィホンから
2人で部屋に突っ立ったまま、10分20分と抱き締め合っただろうか、

「なんか熱いね、ふふっ」

そう言ぃあってまた、ぎゅっと抱き締め合った。

本当に長い時間が過ぎた気がしたし、なんならののは心ん中で「ぇ、これいつまですんの?」と思いはじめたころ、彼の顔がののの首元に触れた。

彼はののの首元にキスしていた。

そんなエッチな感じじゃなかった、ただただ優しさとちょっとしただらしなさが混じったようなキスだった。
ずっと抱き締め合いながら、右の首元、左の肩といっぱいキスされた。

これ、ののが顔を上げたらチューしちゃうんやろな・・・これもぅチューしちゃうんやろな、いぃのかな・・・2、3度迷ってからそっと彼の顔を見上げた。


そこからどれだけチューして抱き締めてを繰り返したんだろう。


すっかりドギマギしちゃって、もう熱くてコートなんて着てらんない。「熱いね・・・」そう言って互いにコートを脱いでは、また抱き締め合った。

だんだん彼の手がののの背中全体を撫でるように動いた。全然エロくない感じで、優しく背中や太ももやお尻の近くを触ってくれた。


部屋に2人で突っ立ってから何分経ってたんだろう。

向かい合って笑顔で「これ、無限にこうしてちゃうね」と言って笑った。


小声で彼が「ょし、」と言ってベッドに腰掛けた。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年11月19日

のぞみ 1

テーマ:アィホンから
ごきげんよう。
ののは今、最終の新幹線で大阪に帰っているところです。

「僕にはパートナーがいるからね」

そう言った彼の部屋に泊めてもらうことになった。
高給取りで、天下り候補の彼の部屋は想像とは違って大学生みたいなトイレがシャワーでびちょびちょになるユニットバスだった。

「この部屋に女性を入れたのは初めてなんだ、彼女もまだ来たことないんだ」

会話の間でそんな話をサラリと挟まれた。

ののが、二番手でも浮気相手でもいいかはともかく、大好きな彼と2回目の食事の後だったから、めいいっぱい気持ちを飾るしかなかった。

ダブルガーゼの淡いピンクのパジャマを持ってった。ボトムは別の水色と白のストライプのショートパンツを持ってった。

「ちょっとオシッコしてくる」

と言ってトイレの後、洗面台でブーッと大きな音を立てて鼻をかんだ。飾らないフリを真剣に飾った。

さあそろそろ寝よかとなった時、彼はクローゼットから銀色のシートと寝袋を出してきた。ののはシングルベッドに寝かせてくれて、自分はゆかで寝ると言う。え

遠慮なんてしない、

「ごめんな、ありがとう!」ののはノーメイクの笑顔で言った。


寝袋の彼と、ベッドの上のあたし。
42歳と42歳、2度目のデート、仕事の話や昔話を修学旅行の夜みたいに話した。ののの失恋話には「大丈夫だょ、可愛いから」とお決まりのフォローをしてくれたし、「でも結局みんなあたしといると疲れて離れていくんゃん」と言ったののに、「・・・ぁ、うん、なんか分かる」と正直だった。

少し言葉を休めると、彼は小さな寝息を立て始めた。


翌朝彼は5時には起きていた。
早寝早起きが習慣化しているらしく、浅い眠りから目覚めたののに「まだ早いから寝てていいょ」と優しく声をかけてくれた。

ののは少しでも彼に触れたくて、ベッドの端に体を寄せていた。小さな部屋で彼はベッドのヘリにもたれかかってノートパソコンをさわっていた。

ののの頰が、彼の背中のジャージにちょっと触れたり触れなかったりした。彼がそれに気づいていたかは分からない。それでもしばらくそのまま彼の背中の温もりを頰に少し感じながら、ののは2度寝、3度寝をゆるりとした。

翌日は一緒に府中に行こうと決めていた。

誰も知らないレースしかしてないけれど、互いに特段気を使わずに時間を共有できそうだったからそうしようとののがあらかじめ提案していたし、彼も了承していた。

正午が近づいて、彼の頭に掛け布団をかけてちょっとまってねとののは着替えた。慣れない洗面台で冷たい水で顔を洗った。明るくない部屋でベッドの端に持参したミラーを乗せてメイクをした。

よぉし、準備できたなと、部屋を出ることにした。
そのまま夜の新幹線でののは大阪に帰る。

だからお荷物も全部まとめてこのフツーで素敵なお部屋とはサヨナラだ。彼と2人だけの世界もさぁおしまい。


ののはひとつだけ、欲張ろうと決めていた。

コートを着て、大きなリュックをしょってから、小さな声で言った、

「な、ギュッてして・・・」

ののが駆け寄ったか、彼が迎えに来てくれたのかは覚えていない。小さなワンルームののが部屋で、上着を着たあたしたちは抱き合った。ぎゅうぎゅう抱き締め合うというのはこういうことだと思う。

息ができないくらいに抱き締めあった。

1分、2分たっただろうか、15秒や20秒だっただろうか。本当に息が詰まってきて、抱き合いながらののが「息できんくて、苦しいわ」と言うと、彼も「俺もなんかダッシュした後みたいに苦しいわ」と答えた。

ののは、もうこれで大満足だった。
ぎゅうぎゅう抱き締め合えれば、もうそれで充分ぢゃぁなぃか。


そのまま、2人でお部屋に突っ立ったまま、10分20分と抱き締め合った。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年11月13日

呪い殺し巡り

テーマ:アィホンから
不倫はしたことない、
略奪したこともない、

泥沼の中で下品に清らかに生きてきた。

30手前で彼氏を奪われた、
彼氏は新カノとすぐ結婚した。

よくある話は15年も前のこと。

新カノはあたしの存在を知っていた、
それでも彼と付き合い続けた。
何も知らなかったののが、油断して怠けた隙に、

新カノは浮気相手から、
本カノになって、
嫁になって、
母になった。

奪うオンナを怨んだ、
奪ったオンナを死ねと思った、
彼氏もオンナもその子も不幸になればいいと念じた。

10年呪った。

時々自分がしあわせを感じた時だけ、
少し呪いは休憩したけれど、
あたしは我慢強く執念深い。



40を超えて恋に落ちた。

手も握ってないのに、1週間ハラが減らないくらいに恋をした。
見た目もスペックも変人具合も理想過ぎる男性に出会った。
仕事も実家も病院も、すべて捨ててもついて行きたいと思えるオトコに初めて出会った。



二度目のお食事デートを約束した次の日、

「僕にはパートナーがいるからデートじゃないよ、案内だよ。」

そんなズルさを優しさだと思うくらいには惚れている。

言ってくれてありがとう。
( ´ ▽ ` )ノやっぱいい男や!
パートナー激うらやま!

そう返すのが精一杯だった。

「それでも、土曜日会う?」

そう聞かれて、

「土曜日は正直迷ってる。今以上好きになっちゃったらわたしただの苦行だし。でも、楽しく過ごせたら楽しい一日はわたしの価値やもん!自分勝手に迷ってる( ´ ▽ ` )ノ」

泣きながら笑顔を添えた。

「僕ら、あんまり一緒にいないほうが良いかもね」

これに返信をしなければ、
メールは続いてやってきた。

「感謝してます。時間がとれたら、晩ごはんぐらいは案内させてな。」

どういうことだ。

感謝されることなんてしていない、
40も過ぎて勝手に好きになって、
ほとんど告って図々しくデートに誘って、
あなたはパートナーがいることを伝えて、

で、ご飯行くの?


次はわたしが呪い殺される番だ。


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。