2015年05月17日

手紙

テーマ:アィホンから

おかあさん、おとうさんへ

 

実家に帰って直接言おうと思ったのですが、『転職』することにしました。
 

結婚とかじゃなくて、また心配をかける話で申し訳ないのですが。周囲の知人や彼にも「体力的に心配」と言ってくれているし、その気持ちもとてもわかるのだけれど、決断しようと思っています。

 

私が病気で休んでいる間に、私の勤める会社は毎年赤字になっています。それでも長くお世話になった会社だし、お給料もちゃんと支払ってもらっているし、私の体調にも配慮してくれるし、社長や役員をはじめ偉い方々もとても私のことを大切にしてくれています。
(大企業で赤字なんてところはいくらでもあるし、そんなに問題ではないのかもしれません)

 

20年も同じ会社で働くと、いろんな内部事情も見えてきます。
不満もあれば、上層部の意見に反対したいこともあるし、もっと改善すべき点をいくら提案しても聞く耳をもってもらえないストレスもあります。あわせて、今年から私は上司となった男性とは仕事のウマが合いません。人柄はよく素敵な男性なのですが、仕事の仕方や考え方が私とはまったく違うタイプです。

私がしたい仕事が今はここではできなくなっています。
赤字続きということもあるし、現状分析も社長や上層部と私とは意見が違うため、「わたしが会社のために、こうしたい」と思う行動が一切取れないのが現状です。

 

そんな中、この会社で商品企画をしたい、と思う会社が出てきました。
その会社が、商品企画の中途採用を募集していました。
 

何度も採用面接に行き、病気の話もしたうえで、課長代理職で採用してくれると返事をいただきました。今の会社も大企業だと思いますが、次の会社も知名度では劣っていません。一日中テレビCMもしている誰もが知っている会社です。

 

社名は電話ででもお伝えしようと思います。

 

病院の先生にも転職の相談はしました。先生は「普通に働けます」という診断書が必要あれば書きますよと、言ってくれました。転職時期はまだ決めていませんが、おそらく7/15からとなると思います。次の通院は7/10ごろです。
 

今の会社に辞めると伝えて、7/10に再発だった場合は、次の職場も辞退することになり、無職になる可能性もあると思っています。

 

もし、私に家族がいて子育てをしているなら違う判断をしたかもしれません。でもわたしは残念なことに、家族もいませんし子育てをする予定もまだありません。そうすると社会に残すこと、世間に残せるものは仕事だけです。今も多くの方に私の作った商品を手に取ってもらって喜んでいただいていますが、もっともっと、という想いに向かっていきたいと思います。

 

おかあさんやおとうさんにしたら、仕事なんてどうでも?よくて、まずは健康第一、ちょっとでも楽に長生きして欲しいと心の底からおもってくれていると思います。わたしは人の親になったことはありませんが、本当にそう思ってくれていると分かっています。

 

けれど、これは私の人生でもあります。

 

おとうさんは、死ぬのが怖いようなことを言っていましたが、わたしは病気をしてから「死」をマイナスなイメージとしてとらえなくなりました。人はみな死ぬし、人はみな病気になるものです。世間の人はみな「いつか死ぬ病」です。
一緒に闘病した人の何人かも亡くなりました。
けれど彼ら、彼女たちの人生が忌むべきものだったかというとそうは思いません。これはカッコつけたり、逃げたりというつもりはなく、本当にそう思うようになりました。

 

最も忌むべきことは、「病で苦しむこと」であり「思うように生きれないこと」です。

 

病で苦しむくらいなら死にたいと思うし、
思うように生きれないなら生きる意味はないと思っています。

 

もちろんそう思うのは私が独り身だからであって、家族や子供がいたら、どんな状況でも「娘が嫁に行くまで」とか「孫の成長を1日でも見たい」という気持ちがあるのは理解しています。

 

話がそれました。
 

次の職場は今よりハードかもしれません。今の会社みたいに、私の体調を親身になって考えてくれることはないと思っています。もし、本当に体力的に厳しければ、辞めてもいいと思っています。

極端に逆の話になりますが、病気をしたことで「仕事なんて」とも思えるようになりました。仕事を1年休んでも、誰も死なないし困りもしない。もちろん迷惑や心配はかけただろうけど、それが成り立つのが組織であり会社という形。私はやっぱりヒトツの駒でしかないのが仕事というものです。

 

仕事を楽しみにして、仕事を遊びにしていくために、転職をすることにしました。

 
結婚はしないのか、と思われると思います。
前にも話したかもしれませんが、20代からわたしはずっと結婚願望があったし、かっこ悪いから「結婚したい!」とはあまり言わなかったと思いますが、誰よりも結婚にむけて努力してきたと思っています。これが受験勉強だったら努力に結果も伴うものだと思いますが、相手のあること、運や縁もあったのでしょう。残念ながら、望む結果は得られていません。

 

これを努力が足りないから、とか、相手を選んでいるから、とか、いろんなことを言う人がいますが、全員に全部の事情を話すことはできません。ただ、言えるのは、努力はだれよりもしたと思うし、相手も選んでいません。ひとついうなら、私が人としてしっかり育ちすぎた、という部分かもしれません。

 

私から男性をふるようなことは、今までほとんどありませんでした。
私はいつも結婚するつもりでお付き合いしてきましたが、皆去って行きます。
仕事や趣味に取り組むわたしの姿に、男性は「自分ももっと頑張らねばならないのでは」とプレッシャーになって疲れると言った人が何人かいました。
アホでだらしなくて、ひとりで生きていけないタイプだったら、もっと早くに結婚できたかもしれないと思っています。

 

ありがたいことに、わたしはけっこうモテるタイプです。
結婚はできないけれど、ちゃんと助け合っていけるパートナーは時々現れてくれています。こういう生き方でもいい、と思うことで、心の平穏を保っています。
(本当は結婚も出産も今すぐ大慌てでしたいのだけど、そう思うとつらくて生きてられないので、そういうことにさせてください)

 

わたしの判断や気持ちを、尊重してもらえるとうれしいです。

 

もう40歳です。
親の言うコトなんてきかなくて当たり前の歳になりました。

 

おとうさんがタクシー会社の社長と喧嘩して辞めてきたのはいつだったでしょうか。わたしが小学校低学年の頃だったでしょうか。細かいことは覚えてないけれど、あの日のことはちょっと覚えています。状況はちがえど、おなじように衝動的に好きなように生きたいと思うのは血のせいでしょうか。

 

わたしだって、しあわせに生きたいと本当に思って、
さんざん考えて、迷って、決断しています。

 

 

親はいくつになっても親、
子はいくつになっても子、
それも理解しています。

 

孫の顔を見せられないことは、いつも本当に申し訳なく思っています。
互いに助け合いながら、これからも生きていければと思っています。

 

永沢のの
2015/05

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