ぐるりのこと。

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gururi



絶対観たい!と思っていた「ぐるりのこと。」

早速観てきました。


自然な会話と下ネタで、クスっと笑わせてくれるところ満載なのですが

しんみり。

木村多江さんの演技がすばらしく、ほんとにググっと引き込まれます。

彼女が心を病んで、自分がコントロールできず苦しむところはほんとに

リアルで胸が苦しくなります。



いつも飄々としていて、優しいんだかなんだか?だったカナオの

辛い過去も後々になって出てくるのでそこでなんか「あぁそうか」と彼の

言葉少な、感情を露にしない性格が理解できる気がしました


そんな夫の気持ちを、一緒に寄り添う年月で実感し理解していくとき。

つたない言葉でも一生懸命気持ちをつたえてくれたとき。

愛されていると自然に感じることができたとき

夫婦でいることの積み重ねで、大きなきっかけはないけれど、彼女の目が

輝きを取り戻していく。



夫のカナオが法廷画家のためさまざまなその時代の裁判の様子が

描かれるのですが配役が思いっきり豪華

俳優さんもその少しの出番に自分の個性を思いっきりのせてきます

なので濃いっていうか、ちょっと豪華すぎるかな。


リリーさんと木村さんの夫婦がいいので、そんなに豪華に

行かなくても充分見れます。


とにかくキャスティングが絶妙です

兄嫁の女優さん(名前を知らない方)なんかも、その役まんまで

夫婦や家族のやり取りはドキュメンタリーを見ているようだった


退屈と思う人もいるだろうし、好き嫌いはある映画だろうなぁ。


私は冒頭の「口紅つけてよ」のところですっかりハマってしまいましたね

やはり夫婦になって何年か、時を過ごした人が一番感情移入できるのかも

しれませんね。





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戸村飯店青春100連発

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戸村飯店青春100連発/瀬尾 まいこ
¥1,575
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大好きな瀬尾さんの新作書き下ろし

ガツンとやられました

もっと好きになりました。


冒頭、書き下ろしなのにこれなんか?読んだことあるような???と

思ったら1章だけは既出のものに加筆したんですね

以前に(多分アンソロジーのようなもので)読んだときには、短編なだけに

これで終わり?って思ったけれどあの兄弟をこんな一冊に書き上げるとは。



瀬尾さんは関西出身なのだけれど、同じく好きな西加奈子さんのように

関西弁ベタベタっていうんでもなかったし、プって笑っちゃうところも

少ないイメージだったのだけれど、今回は断然上をいってます(笑

関西弁のしょーもないけど暖かいような掛け合いを十二分に堪能しつつ

笑えて泣ける

まさに青春100連発なんだなぁ


家を出たくて仕方がなかった兄と、離れるとなるともったいなくて一時でも

無駄にしたくない弟。

どちらかといえば兄のヘイスケがメインの物語なのだけれど

後半、ヘイスケがウルフルズの歌にグっとくるところとか

「終わった」ときに開けるであろう封筒をコウスケと一緒に開けたときの

その感じとか。

あんなに苦手で居場所がなくて逃げ出したかった家が、どーしよもなく

自分を形作っている感じとか



飾り気なく、素で、普通なのにすごく優しい物語



親の心子知らず。これに尽きますね(笑)




登場人物を好きになって、このままもっと続けばいいのに

って思う本は「古道具 中野商店」と似た感じがありますね。


あー面白かった。

お勧めです

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悪人

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悪人/吉田 修一
¥1,890
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かなり好評価らしい「悪人」読んでみました


確かにかなりの分厚さですが一気に読んでしまった

なのでうまいです。

真犯人は読者にはわかっているのだけれど、それでもなかなか

本当のところ(ほんとうに祐一が殺したのか?増尾なのか)というところの確信を

つかず読者をひっぱります。

その後は彼の悲しい生い立ちと、優しい心根、そしてようやく出会えた光代という女性との

逃避行へと物語りは進み。飽きさせません。


祐一・彼を育てた祖母・彼を捨てた母親

殺された佳乃・彼女の両親・彼女の同僚

それぞれが語り、思い起こす事件のあらまし。




被害者の佳乃という女性の、ずるさとか寂しさとか若さゆえのバカさとか

すごくうまい

ただ私的にはやっぱり、自業自得かなぁ~。。なんて(苦笑


娘を思う親の気持ちを知れ!とかいわれても実際の彼女は

若くて傲慢で浅はかで・・

なんというか、同情に値する感じでもないのだよね


勿論、だからといって殺されるようなひどいことをしたわけじゃない。

人を殺す。ということに正当な理由なんか存在しない。

そこなんでしょうね。

罪は罪。

そこに何があったか、どんな経緯か、なんて問題ではない

人の命を奪っていい人間なんかいない。それは罪人、悪人である。





彼らしくない、力作長編で飽きさせません

「静かな爆弾」も彼らしくてとてもよかったし、注目ですね

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神様のパズル

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映画1000円DAYってことで、特別みたいものがあるわけでなし

最近、市原隼人好きなのでとりあえず見てみました

っていうか公開一週間で、プレミア(少人数)で一日一回の上映って・・

なんかかわいそうだね



kamisa







これは、原作を読んでいないのでなんともいえないけれど・・・・・

こんな壮大?な話を映画に、しかも角川でするのは間違っているんじゃないか?

所々、かわいそうになるくらいに寒いシーン(ロック)があって、市原君が

かわいそうになる。

でもでも主演の二人は頑張っていたと思う。

寒くて陳腐な脚本とセリフなのにね。

谷村美月も、とりあえずエロ路線にさせられつつも頑張っていた

彼女は普段はどうというわけじゃない(好きな顔でもない)のだけれど

映画になるとキレイでいいね。魍魎のハコのときも良かった。


あと脇がねーー安っぽすぎるでしょ

お笑い(しかもオッパピーと岩尾)とかさー、松本りお&黄川田コンビもきつかったー

役者のせいか?演出のせいか?よくわかんないダメだ、安っぽさ。

そしてそれぞれの心境とかが唐突だよね。わかるけど、もっと細かく描いてよ!とねぇ・・


とにかく主演の二人は頑張っていて好感もてる!(笑

でも脇と雰囲気とかが3流っぽいんだよなぁ。とても



でもね、ちゃんと楽しめましたよ

なんかすっぱい青春って感じでいいよね

最後はハッピーエンドだし

ザ マジック アワー

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magic2

とにもかくにも、佐藤浩一の映画。


彼がすばらしく面白いです。


村田とデラ富樫、どっちをやってても笑えます!

小日向さんも相変わらずで、いい相方ですよね。



出演陣がすごく豪華で、見飽きないんだけどそういうサービスは

逆にそんなになくてもいいんだけどなぁ、という感じ

そんだけ、村田いやデラ富樫を演じる佐藤浩一がいいってこと。



まぁ、ストーリー的にはなんか微妙なところも沢山あったし、「有頂天ホテル」と

同じくなんか長くてダラっとしてしまうんで

俳優さんに助けられてる感じですね。




とりあえず、この役をよくここまでやりきったなぁ~と

佐藤浩一、尊敬です



そして村田の私服のダサさと安っぽさ。

寺島進とのからみあたりが個人的にツボでした




あー面白かった

そう素直に思えるの。こういうのいいですよね。

やさしいため息

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やさしいため息/青山七恵
¥1,260
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「ひとり日和」の青山七恵さんの三作目ですね。


受賞作よりさらに、なんていうか読む人によっては

つまらない、と思われそうなそんな文章


でも私はなんか好きですね。

不器用で人とうまくやれなくて

自分で考えすぎて奥手になってややこしくしてしまう。

私も自分をそんな風に思ってどんよりすることがあるのですごくわかるし

何も特別なことのない毎日のくりかえしにうんざりすることも。


でどうなの?って言われると、どうっていうんでもないんだけど

そういうの多いですよね、今って。



そして一緒に収録されている「松かさ拾い」

こっちのほうがなんか私にはしっくりきました。

実らぬ片思いの話なんだなー。


お勧めってほどではないですが、好きな人は好きそうな感じでした

私は、普通かな?






古道具 中野商店

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古道具 中野商店/川上 弘美
¥1,470
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これ、出版されたときに気になっていたのにそのまんまになってたことを

思い出して借りてみました。


いいですねぇーすごく

読み進むうちにどんどん良くなる

もっと読みたくなる


最初はこんな淡々なわけ?と思ったけれど、どんどんそれぞれの登場人物の個性が

きらきらしてきて、全員のことが好きになる。

なんてことはない、女の子の話。なのだけれど店の情景や人物のさまが目に浮かぶような?

そんな感じ


ヒトミちゃんとタケオくんの関係は、お互い(?)大人になった最終章でイイ方向へ。

タケオやるじゃん、と思った

こういう風に時間をかけてお互い好きになるのっていいなぁ

とつくづく。

人ってそんな簡単じゃないからね。


それぞれがゆるくていい加減なようで、自分の物差しをきっちり持っていて

そこをはずさない感じもいい。

年齢カンケーなく、大人とかケンカーないし、恋もするし失恋もして失敗もする。


これは続編は難しいかもしれないけれど、番外編みたいな感じで

読みたいですね。中野商店メンバーの話を。


あと、「風花」という言葉か何度か出ていましたね。

川上さんの中では以前からのキーワードだったのかなぁ。なんて思ったり

静かな爆弾

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静かな爆弾/吉田 修一
¥1,365
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吉田修一さん、結構読んでいるのだけれど好きな作家さん

とまではいかない感じですが


Amazonのレビューを見てみると悪人との対比みたいなものが

書かれているのですが悪人を読んでないから(予約します)

わかんないなぁー


ただ、退屈じゃないですよ

読みやすいというのもあるのだろうけど、一気に読んでしまいました

主人公と響子という耳が不自由な女性との恋愛の様子は

静かながらも読ませます、そういうところは吉田さんらしくてうまいですね。

陳腐になりそうな設定なのに、そうは思わなかった

その彼女の静かさに、とまどったり恐れたりするんだけど、癒されてもいる。

それがわかります。


彼が(主人公が)取材している爆弾テロ事件とその恋愛を

「なんとなく自分は(自分たちは)大丈夫だと思っている」その不確かな確信には

何の裏づけもなく、脆いものだということ。

知っているようで知らなかった相手のこと。

必死で追っているうちに、その本質がわからなくなるところなどで

かぶせていきます。


最後に主人公は目的や経緯ではなく、自分の気持ちに「確信」を持つ。



よかったです。






夜明けの縁をさ迷う人々

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夜明けの縁をさ迷う人々/小川 洋子
¥1,365
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小川洋子さん、好きです

久しぶりに読みました。こちらは短編集です


私の好きな感じですねー


儚さがいいんですよね。

涙を売る少女やEB(エレベーターボーイ)どちらも悲しいんだけれど

美しい。

失う、ということを恐れていないというか。

ものによっては、怖いと感じるブラックなものもあります。


どれも絵本を読んでいるような、情景が(イラスト)思い浮かぶんです

挿絵の効果かもしれませんが

シュールな絵本。大人の絵本という感じでしょうか。


ほかにも小川さんの本をまた読んでみようと思いました


山のあなた 徳市の恋

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yamani



土曜日に一人で見てきました

こちらは随時1000円。

映画の日じゃなくってもいいんです。


たった数日間の出来事

温泉場で出逢って別れる、その淡い恋。

予告を見たときには、うーーんクサナギ君微妙?と思いましたが

こんな風に演じれる俳優もなかなかいないんじゃないかなぁ~

妙にイケメンでもおかしいし(笑

加瀬亮演じる福市とのかけあいや、お互いの言動の対比で

徳市の性格がよーく現されていましたね。


これはカバー映画なのですが、原作のほうを観ていないのでなんとも

いえません。

でもセリフやしぐさに、その当時がよみがえるようだったし、

物語に大きなクライマックスがないところも今の邦画とはまた違った

感じがして、その良さを感じました。

按摩の恋、だからか。それぞれの音がリアルで心地よかったです。



1000円で見れるのならば劇場に足を運んでも損はないと思えますよ