白夜行

テーマ:
東野 圭吾
白夜行

テレビドラマ化されて、とても注目されていますね。

私も東野さんの本は何冊も読んでいますが、こちらは読んでいなくてドラマも

面白そうで、楽しみにしていました


一話目が、とても面白く、とてもこの作品に興味を持ちました

Amazonで調べてみて原作はまた違った意味でよさそう。

これはトドラマを見る前に、原作を読んでしまわなければ!!と思い本屋へ

(一応図書館でも検索しましたが10人待ち状態、これじゃドラマ終わっちまうよーー)


が、どこもかしこも売り切れ。。

結果職場に近い本屋で入荷日を聞いて、その日に買ってきました

文庫でもすごい厚さなので1050円也

なんで上下巻にしなかったんだ?という厚さです。


約一日で読破

面白かったです。

ただヒジョーーーに残念なのは、原作では最後にきて明かされていく過去の事件の

真相を、ドラマでは第一話にもってきちゃっているのですねぇ・・(涙)

なので、読んでいてもこの二人はこうなんだよね。と知っているので、点と点がつながっていく

ところで、驚いたり切なくなったりできなかった。

初めに本を読んだとしたらもっともっと面白かっただろうなぁ。。と後悔。


ほんとによくできていて、ドップリはまって、すごい厚さであるのに全然飽きませんでした

ドラマは純愛路線のようですね。

ドラマは別な意味で面白そうだけど、先に第一話を見てしまったことが残念としか

言いようがありません

むーーー。



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臨場

テーマ:
横山 秀夫
臨場

いくつかの短編がはいっているというので、読みやすいかな?と思い借りてみました


倉石という検視官が主人公

彼は、情けに厚く部下・仲間を大切にする

ぶっきらぼうのように見えて、自分の言動すべてに責任と誇り、そして優しさをもち

検視していく。

そしてどんな死に方でも死体でも、ほんとうの死因を、死の理由を追求していく

それが仕事である。というだけでなく、一本筋が通っているのだ

自殺をわかっている死体の、残された悲しみや死の動機。それを知ってやるために

わざと他殺と判断したりする。


こんなところで判断するの?と思うと、やはりフィクションならではのところもあるけれど

短編なのに、一つ一つがよくできていて、飽きさせない

殺人現場に倉石が赴き、犯人を探し当てる。という繰り返しにならず

さまざまなアプローチで臨場を見せてくれる。

天晴れだ。




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みずうみ

テーマ:
よしもと ばなな
みずうみ

とても楽しみにしていた本

どうやら図書館にはいってすぐに借りれたらしく、ピカピカ、新刊を買ったような

気持ちで読めたことが嬉しかった


心の傷を負った、小さいころにいろんな経験をした男女が主人公


自分が年をとったからなのか?それとも最近のばななさんがそうなのか。

読んでいて、一文も、一言も無駄がない文章

たった一文なのに、それだけで感動したり、涙がでそうになったりする。


ストーリーに関しては思ったよりも(?)前向きで正直びっくりした

猿の絵をよっちゃんがいつまでも幽霊だと思ってるあたりで

勝手に、中島君はいなくなってしまうのかも・・・なんて思って読んでました


人が亡くなることは、彼女の物語によくでてくるし永遠のテーマのような

ものだと思うけど。

今回はおもっかった。でもそれを分かりやすくて、丁寧な言葉で書いてくれるので

心にすんなり入ってくる。そして理解する。


人をかわいそうだと勝手に考えて涙することは、その人に対する侮辱だと思って

ガマンするところ。

それでも相手が愛おしくて、考えただけで涙がにじんでしまうところ。

そういう描写がいちいちかわいくて、せつなくて自分も泣けた


読んでいる間に、中島君がいなくならないでよかった。

そう思えた。


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ナラタージュ

テーマ:
島本 理生
ナラタージュ

これは人気の本みたいですね

上司図書館から借りました(笑)

自分だったらあまり選ばないものかも


主人公は高校時代の恩師のことを忘れられない。

それは自分がとても辛かったときに、唯一の救いになってくれたから。

ずっと忘れられない。何があっても力になってあげたいと思う。

私はプラトニックすぎる恋愛?(キスはあり)片思い?みたいなものにあまり共感できないからかなぁ。

その状態で相手をそこまで好きになれるのだろうか

まぁ、主人公は高校を出たばかりという年齢を考えればそういうこともあるのかもしれない

自分だってそのころは、ほんとうの一方的な片思いで熱くなってたりしたし(笑)


ただ小野君と付き合い始めたころは、よかった

自分もこんな風に人を好きになって、異性と距離を縮めて、付き合うって、恋人同士って

こんなことだよなぁ~なんて気持ちになって。

悲しい恋愛や、つらい出来事を新しい恋が癒していく過程はリアルだった。


でも、結果は想像どおり。

葉山先生は、奥さんのことが好きでよりを戻したかったんだろうか?

葉山先生という人がよくわからない

自分だったら、こんなあいまいではっきりしない大人は嫌いだ(笑)


最後の写真のくだりはよかったですね。

ある意味、それほどドラマティックでもないストーリーなのに、ここまで読ませてくれる

ということは、面白かったのかもしれない。

王国 ひみつの花園

テーマ:
よしもと ばなな
王国〈その3〉ひみつの花園

ばななさんのライフワークといわれる王国のシリーズ三作目


こちらに書くのを忘れてしまいましたが(笑)ちゃんと1も2も読んでいます。


雫石(このネーミング最高ですよね)の心の成長

今まではきれいごとばっかでもいられたけど、今回は初めての失恋・嫉妬

自分の本当の気持ちに気づいて、深く傷つく


恋を失ったときの気持ちは痛いほどわかる。

私は、雫石のように、正直でまっすぐにはいられない、無理して惰性で付き合って、続けて

もっとひどく傷ついてしまう。

でも、それが現実で、彼女は理想のようなものだな。

楓との関係、楓を思う気持ち。

とても尊くて、素敵だな。人を本当に好きになるってこういうことかな。

なんて思うけど。

もしかしたら自分は真一郎君であったり、高橋くんのお母さん側の人間なのかもしれない。


ばななさんの文章は、厳しいこと、目をそむけてはいけないことはハッキリと書き

そういうことが起きたときに、どれだけ自分自信を大切にできるか。

今が辛くても、心にウソをついてはいけない。

そういうことが、優しくてまっすぐな文章で書かれている


そうでありたい。

でもそれはとても難しい

それが雫石の生きかた

彼女のようでいたいけど、どっかでムリだとも思ってる


ばななさんの生き方。

ばななさんが伝えたいことが、一番端的に書かれている本だ。


大好きな物語、また大きく成長しましたね

次はどうなっていくのか、とてもとても楽しみです

居酒屋のご夫婦、敦子さん。もちろん楓と片岡さん。

特に今回は片岡さん!

素敵な登場人物ばかりで、自分も大好きになる。

悪意

テーマ:
東野 圭吾
悪意

これは結構前の本だと思います、何気なく図書館で借りてきたのですが
ハマりました。


どんでん返しにつぐどんでん返し?(笑)
刑事と犯人の手記という構成でなりたっているのですが、スゴイ!
真犯人が逮捕されるまでは、案外あっさり。かなり前半のほうだったので
えーこれからどうなるわけ???と思ったら、その本当の動機を探るべく
物語は二転三転していくのです。


「悪意」
という題名が徐々にあらわになっていくさま。
とても怖いし、一見簡単に見せた事件の本質は、
緻密に計算された犯罪だった。

人の悪意というものの、恐ろしさ。



この方はこういうのを欠かせたら天下一品ですね。
犯人探しという、ミステリーではなくその先を推理していく(?)
とても面白かったので一気に読めました。

キングコング

テーマ:

すごく久しぶりに映画をみにいってきました。


お正月のレイトショー、混んでますね
でも楽しかったので、来年も行こう。

結婚してから全然映画観れてません(泣)

お正月らしく(?)ということと、ロードオブザリングの監督が撮ったというので
これが見たくて行って参りました


kong

三時間にも及ぶ超大作のとこも、ロードオブ・・と同じ。

これでもかこれでもか?ってくらいの戦闘シーン。のくどさ(笑)も一緒!

でもそこがいいんです!!


次々に襲い掛かってくる巨大化した生物、ピンチにつぐピンチ。
この映画の登場人物たちはみんなタフだなぁ。と感心せずにはいられません。
私だったら、でかいムカデ?の触覚を見ただけで、気絶して一巻のおわり(笑)

その後、助けに出た男連中が谷底で虫?たちに襲われるシーンがほんとーーーーに
怖くて、旦那さまの手を捜して、目をそむけてしまいました。(私はそんなタイプでもない
んですけどね)


キングコングとアンの恋愛に関しては。
せつない気分にはなったものの、現実離れしすぎていて感情移入しがたいというの
が本音かな。

有名なシーンである、コングがニューヨークに来てからの死闘よりも、
決死の航海、地図にない島。そこに生息する怪物たち。
このリアルな映像と、船長の絶妙な登場での救出劇に、もってかれました(笑)
ところどころ笑えるところもあり(私だけ?)、冒険シーンはとっても楽しかった!
登場人物たちも魅力的でしたね


長いけど楽しめる。
また、名前は知っていてもどんなストーリーかわかっていなかったので
なるほど~こういうわけなのね。とわかってスッキリ

面白い映画でしたね。

魔王

テーマ:
伊坂 幸太郎
魔王

今日の帰りの電車で残りを読み終えました。

好きな伊坂さんの本

読んでる最中は感じなかったのに?表題作の「魔王」、その続編(?)ともいえる
「呼吸」の二作品がはいった、この本。良かったです

呼吸の後半がいい。
途端に今まで読んできたことが明確にわかってくる
心にメッセージがグワッと伝わるのだ。
呼吸の最後が、すごく良くて。もう一度魔王の後半を読み返した
そうすると魔王のよさが伝わってくる。
「魔王」は孤独だ、一人での心の葛藤、そして決断。という気がする

「呼吸」はもうちょっと優しい。暖かな気持ちになるし、希望をもてる

兄を理解する、深いとこでつながっている弟。


何で?どこで?とわからないけど、読み終わったら泣きたくなった。
実際、魔王のラストもすごーくいいんだよね。
宮沢賢治の詩も効果的だ。

今週のananだったかな?伊坂幸太郎さんが載っていて、思っていたよりも全然
若くてとてもビックリした。
彼のほかの作品も読んでいて、勝手に40代くらいのおじさんと思っていたから。
この作品でも、彼の作品に共通するような島というキャラクターが出てくる
彼の書く作品は、大人になりきれてない考えてばかりで屁理屈の多い(笑)

でも憎めない。
そういう男の子がよく出てくる。
石田衣良さんも好きだけど、やっぱり作家の個性が出るというか、自分の分身のような
人が出てくるのかもしれない。

自分なりに解釈して、考えることができた。

大きなものに立ち向かう、小さな勇気。こう書くと変な標語みたいだけど(笑)

心に重くのしかかるものと、小さくて清らかな光みたいなもの、

両方感じた。


ある意味問題提起な、この本。
これからは「自分はこういう人でありたい」という明確な考えを持って行動しないと
流されるばっかりになってしまうのだろう。


こんなストーリー、そしてこんな効果的な書き方ができるなんて
彼はすごく才能がある人なんだろうな

生協の白石さん

テーマ:
白石 昌則, 東京農工大学の学生の皆さん
生協の白石さん

新年初で職場にいったら、上司が自分が休み中に読んだ本を
無料貸し出し(笑)していた。
なかなか自分にはないチョイスなので、私もよくお借りしているのです。

今更ながら「生協の白石さん」
買うのはもったいないし、図書館じゃ予約待ちだろうし。。
ちょうどよいので借りてみました。

もう一冊は「信長の棺」これまた自分には興味がない時代劇ミステリー(笑)
しかも長編!たのしみーーー・・・・・

帰りの電車の中で読破しちまいましたよ。

でも、なんかよかったなぁ。
感動するとか泣けるとか、そういうんじゃない癒し?
みたいなものが感じられた。
白石さんのような答えは自分には出来ない。
ユーモアがありながら、真摯で誠実な白石さんのコメントは心が穏やかになる、

そして人に対して優しい気分になりました。

たとえば人の悪気のない言葉に傷ついたとしても、相手に悪意はないのだし、

それをこんなに根に持ってる自分自信が小さいな。と思わせてくれるような。

人に優しく誠実でいてほしければ、自分がそうならなくちゃね。って


電車男もそうだけど、流行るものには何かしら素敵なところがあって、
流行ってるだけでしょ?と興味を持たないのはもったいないなぁ~
なんて思ったのでした。