ハサミ男

テーマ:

著者: 殊能 将之

タイトル: ハサミ男


サイコサスペンス?というようなくくりになるのだろうか

もっと難しい話だったり、エグい気持ち悪さのあるものかと

思っていたが、ちょっとユーモラスでもある刑事たちの

活躍劇ともいえる内容。


ネタばれになってしまいますので、ここからは

これから読む人は読まないで欲しいのですが・・


この小説の一番のどんでん返しである部分は

私にとっては、なんだかなぁ~・・・としか思いようがなかった

ハサミ男は、ハサミ男でないっていう結論で、ここまで持ってくるなよ?!

みたいな。

もちろん、そんなどんでん返しがなくても、真犯人は誰であろう?と

いう立派なサスペンスにはなっているけれど。

うーーーん。

ハサミ男、という題名でここまで書くんだったら、せめてハサミ男であって

欲しかった。

それとは別な意味での面白みやスリルが欲しかった。

真犯人像にしても、登場人物の中で怪しいと思えるのは、結果その人しか

いなそうだし。

テレビの二時間ものサスペンスを見ているときのような感覚。。。


自殺願望のために毎週末薬物自殺を試みるけれど

必ず死ねない(そんなことあるのかな?)ただ寝てて、ゲロ吐いてるだけ

で人間て回復するのかな??と思ってしまったり。

狙いはわかるけど、全体的に狙いすぎなような。。


一気に読めるし、途中飽きることもなく話は進む。

でも、最後のどんでん返しが逆に、なんだかなぁ~と思わせて

しまう


惜しい!!の一冊でした。

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結婚

このブログを読んでくださってる方々で、結婚している方は

どれくらいいるのでしょうか?


私は9月に結婚する予定なのですが、まーったく準備に手をつけてない

状態。

最近、結婚の理由というか、結婚する動機?のようなものが

いまいちわからないでいるのです。


まさにグルグルしてる状態(笑)グルグル日記。


金銭的にも、仕事をする環境的にも(通勤時間が15分から一時間

に)日々の生活的(二世帯同居、彼の仕事終わりは平均22時

出勤7時)にもなーんか、大変になるばっかりじゃん?みたいな・・


そんな損得勘定で結婚なんかするでない!

ようは相手を愛してるかどうかよ!!

なんてことを思ってみてはいるものの、じゃぁ、愛とはなんぞや???

と思う始末。

ある意味マリッジブルーのようなもんだろうか?


仲はいいし、決してキライになったとか、イヤになったということではない

結婚してもいいと思ったのは彼がはじめて。


毎日顔を見れる幸せ、一緒にベットで眠れる幸せ。っていうのも

なくもないけど。。

週末逢うだけで満足、幸せ。

だったりもする。


うーーーむ。。。。グルグル・・・・・・・なのであります。


みなさん、どうでしたか?



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風味絶佳

テーマ:
著者: 山田 詠美
タイトル: 風味絶佳

大好きな山田詠美さんの最新作。

でもでも、最近、前よりはグっとこなくなった

なんていうんだろう、小難しくなったような??


それでも、恋の醍醐味、相手にどっぷりつかることの心地よさ。

そして、自分だけの価値観で男を選ぶ、という意思。

そういったものは健在で、読んでいて心地いい


私は小さいころから本を読むのが好きだった

恋愛においての考え方やスタンスを学んだのは、この山田詠美さんの

本であったといえる。

職業やお金、そういうもので男を選んだことはない。

そのせいで損もしてるけど(笑)



彼女の作品では、愛嬌があったりかわいい感じのするものを

好んでいるせいか。この集大成?ともいえる短編集には

ユーモアや遊びがなさすぎる気もした。

切実な感じが強すぎるような。

それは恋愛を過ぎ、結婚して成熟した恋に身をおいている作者だから

なのだろうか。


私は「夕餉」がよかったな。


でも彼女のような小説を書ける人はいない。

どんなものを書いても彼女がにじみ出ている。。。

その点が風味絶佳。





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日曜日たち

テーマ:
著者: 吉田 修一
タイトル: 日曜日たち

なんか、表紙のデザインがイマイチだったので(笑)

吉田修一さんだけど、借りるのを躊躇していた本


読んでみたらイメージと全然違う

様々な日曜日の短編集をつなぐ、小さな兄弟の存在が。


色んな場所で色んな人の、日曜日。


この作者は、男性が主人公の短編がとても上手ですね。

男性が主役のものが良かったです


最終話でこの兄弟たちの境遇もクローズアップされる

あぁそうか、この日曜日は同じ日曜日だったのだ、たった一日のこと

だったのだ。

パンを盗み、たこ焼きをもらい、寿司をおごってもらった。


自分にも当たり前だが毎週日曜日はやってくる

この本の主人公たちのように、恋人と家族と友人と

楽しいばかりじゃない、悲しいことやせつないことなんかを

感じながら過ごす日々。

こうやっている間に、この日本の、世界の人たちも様々な思いを

持ちながら日曜日を過ごしているんだなぁ。なんて

当たり前のことを考えてしまった

ちっぽけだけど、みなそれぞれに笑ったり泣いたりして、自分だけの

日曜日を過ごしているのだ。


サントリー大好き

最近ツイてる気がする、このわたくし・・


前にここに懸賞生活 という文章を書きました

あのときもサントリー様様!!だった

ほんとうにモルツはおいしくて!天然水で!

ビールを買えるときにはなるべく、モルツを買うようにしています!(笑)


そして昨夜・・・・


ま・また!

当たってしまったのですぅ

しかも

サントリー!!!!!


kensyo


今回はダブル搾り缶チューハイ6缶セット!!(涙)

イェーイ!


お酒はビール派のわたくしではありますが、実際酒ならなんでも

うれしい

酎ハイなら彼も飲めるので尚嬉しいっ

ビールのときよりみんなに羨ましがられましたっ

届けてくれた佐川急便のお兄ちゃんも、今回のはあたった人少ない

みたいですよ、と母に言い残したらしい(笑)


ありがとう、サントリー様


酎ハイもこれからは、ダブル搾り一本でいきます!!!

もうカロリなんかに目を奪われたりしません!(笑)←いや、カロリもサントリーだ!?


あーうれしっ。

うちの玄米ごはん

テーマ:
著者: 高山 なおみ
タイトル: うちの玄米ごはん

またまた一品も作ってないのに、勧めてしまうシリーズの(笑)

大好きな料理本です

これは、本屋さんで即買いしました。

写真もレシピもとても気に入りました


9月からの主婦生活のために料理本を集めている私ですが

高山なおみさん大好きです

料理本の中でのばななさんみたいな位置づけです(笑)

彼女のHPの日記 もすごく素敵。


レシピに添えられるちょっとしたコツなんかにも、やさしさっていうか

素朴さっていうか。そんなものが感じられてとても癒されます。


寝る前にベットの中で読む料理本が好き。

最近はいつもこれを見てます。小説と違って同じ本を何度も何度も

読み返します。


そして満足して眠りにつくのです・・・・。


グランド・フィナーレ

テーマ:
著者: 阿部 和重
タイトル: グランド・フィナーレ

またまた懲りずに阿部さんの本を手にとってしまう

インディビジュアル・プロテクションが好きだっただけにほかの作品も

いつかは。。って思うんだけど

やっぱりダメかも。


苦労して読破したシンセミアの舞台にもなった神町出身の

主人公。

またもやロリコンだったりして。

アブノーマルな趣味をもってる輩は、今の日本かなり多くて

逆に、その趣味以外はいたってノーマルだったりして、見た目も言動も

普通だから、怖い。

そんな現代の人をうまく描いているなぁ~という感じ


著者はどんどんうまくなっているのだろう

私にはどんどん難解?というか面白みに欠けていくような気がしてしまう


でも、次回作も読んでみたい(笑)

そしてこれはよかった!と書きたいです

天国はまだ遠く

テーマ:
著者: 瀬尾 まいこ
タイトル: 天国はまだ遠く

大好きな瀬尾まいこさんの本だ


いつもどおり、のほほんと、でもいろんなことを感じてかみ締め

悩み、考えながら主人公は、先に進んでいくのだ

私も、主人公と同じように人間関係に疲れ、人に気を使ったり

いちいち気にするのもうたくさん!と思ったことあったなぁ。

今でも思うなぁ。

一所に長く居すぎるのってよくないのかも


田村さんとのやりとりがいい。

彼の、とぼけていながら実はなんでもお見通しのような

強引でいながら思慮深いような。

物言いもやさしくて

とても魅力的な人物だ。

そして、この二人に恋心が芽生えすぎないところがまたイイ


瀬尾さんが現役の中学の国語教師だというのを知って

なんだか、ほんとに「ははぁーん、なるほどな」と

思ってしまった(笑)

なんだか国語教師というのがものすごくしっくりくる

文章だと思う。

国語の先生らしく、誰にでもわかるように丁寧で読みやすい文

でありながら、誰にもかけない素敵な世界を書いてくれ人だ


私の大好きな「卵の緒」や「幸福の食卓」ほどのインパクト

はなかったけど、とても癒される、そして前向きになれる本だった


「何十年かけても変わらないこともあるけど、きっかけさえあれば

気持ちも体もいとも簡単に変化する。それにもっと敏感に反応して

いかなければならない」


私にもあてはまる言葉で、胸にズンときた。


私はまだ若い、悟るには早すぎる

自分の日常を作っていかなければ




追伸

この書評を書いて次の日「王様のブランチ」を見たら

なんと瀬尾さんが出ているではないか!

しかも、思ったとおりのルックス(ちょっとばなな似 笑)。はなし方

雰囲気。

素敵な人だった。

そして話していた内容が「図書館の神様」そのもので、ほほえましかったです

新作はまだ図書館の予約待ち。

楽しみだなぁ~。

半島を出よ

テーマ:
著者: 村上 龍
タイトル: 半島を出よ (上)

満を持しての登場(?!)村上龍氏の「半島を出よ」上下巻です


そりゃーもう楽しみで(笑)

うわさに聞きかじった内容では、コインロッカーのような、愛と幻想のような・・

5分後の世界のような・・・

と最近ご無沙汰していた、私の好みの作品が帰ってきたような

ワクワクして読み始めました。


今、リアルで北朝鮮や中国の半日問題がテレビをにぎわしてる中、

この本を読んでる間中、現実と小説がごっちゃになったような

不思議な気分を味わった

ほんとに小説どおりになってしまうではないか。


高麗遠征軍、イシハラ軍団(笑)以外の多くの人たちが

描かれているので、その人たちがどっかでつながっていくのかな??と

思うとそうでもない。

日本の色んな場所でそれぞれの思惑がからみながらの現状、という意味では

不可欠だったのかもしれない。

上下巻に及ぶ長編の中では珍しく、主役というものがはっきり

決まっていないようなところもあり

それぞれにおいて、生い立ち等は説明があれどあまり掘り下げて

なかったのが、残念。登場人物が多すぎて、散漫になっているような。

もっとこの人について、この件について、知りたい、という気持ちにもなった


それでも、このご時勢に、このテーマ、これだけのストーリーを

こんなリアルでありつつ面白く書けるなんてさすが!

ほんとうにあっという間に読み終わってしまった。

日本の世界の中での位置付け、他国との交渉ができないところ

など現実そのものの箇所と、イシハラ率いる個性派集団の反撃という

現実ではありえない状況の、混ざった感じが面白い


実際、読んでる間、自分は高麗遠征軍に対しての嫌悪感のようなものは

感じず、どうなるのかな?と思うだけで、福岡を日本に返せーー!などとは

思わなかった

が、下巻にはいってから、どこかでやっぱり日本の国民性のようなもの

(上巻では日本政府の対応や責任の擦り付け合いで最悪だった)

が自分の中で、いいものとして思えてきたのも事実、なんかうまく書けないけど



イシハラが言う


「テロも殺人も暴力も素晴らしい、でも戦争はダメだ、それは戦争が多数派だからだ

少数派では戦争は負ける、戦争をしたがるのは多数派しかいない

モジョリティ(多数派)は最悪だ、村も町も国もモジョリティの利益を優先させるから。

国家はモジョリティを守るという必要性に迫られて生まれてきたんだよ

この国では多数派から遠く離れるのは本当に難しい

多数派にはいっちゃだめよ、多数派にはいるくらいなら人を殺したほうがモアベターよ」


これはもちろん、超ーー極論ではあるが、こんな風に思う日本人がほんとに

少ないのも事実(殺人うんぬんではなく、多数派という点で)

それによってこんな事態になっちゃってんの。


そんなこんなで、やはり村上龍さんは好きだ

もっとこの手の作品、もっと下品だったりエロかったりしてもいいけど(笑)

そういうのをどんどん書き続けて欲しい。


久しぶりにドキドキした本だった



著者: 村上 龍
タイトル: 半島を出よ (下)

コンスタンティン

テーマ:

きあぬ


最近読んでる本はパっとしないのが多いですが(笑)

早く見ないと終わっちゃうよーーと焦って、昨日見にいってまいりました

「コンスタンティン」

面白かったですねぇ~!


どうせ「マトリックス」と同じようなんだろうなぁ・・

という期待をいい意味で裏切ってくれました

CGを駆使して有りえない映像を見せてくれるのは同じですが

アクション重視のマトリックスに比べると、この世のものではないもの

(悪魔、天使、エイリアン、地獄)をリアルな描写で見せてくれる

ことがメインかも。

私的には、おどろおどろしいチンピラ悪魔たちよりも

ティルダ・スウィントン演ずる天使(ハーフブリード)ガブリエル、

ピーター・ストーメア演じるルシファ(サタン)の表現が興味深かったし

この二人の存在感がすごかった。


善と悪。天使と悪魔。その間にある人間界。

天使も悪魔も人間も、みんな神に愛されたがっている。

キリスト教をメインにかいた映画なので、それほど信心深くない

日本人にはピタリとこないところもあると思う

聖書の流れをおおまかにわかっていればもっと理解できるのかも

しれない


最後にきて真実の裏切り者が姿をあらわす

狂った天使。

でも私は彼女のいうことはよくわかった。

祈りをささげただけで、どんな罪も許されてしまうなんて

神は人間に甘い。

そして矛盾している。

どんな理由であれ授かった大切な命を自ら絶った人は地獄へ落ちるしか

ないというのに。



2


ジョン・コンスタンティンのクールっぷりがイイ!

嫌味で自己中で愛想がない

ある意味正義の味方であるんだけれども、その

勝手さがいい。


最後、地獄行き決定のコンスタンティンが

天国行きのキップを手に入れたところには感動した・・

神とはこういうものなのか。

自分が天国に行きたくて悪魔退治してたってダメなんだよね


がっ。このまま天国行ったら終わっちゃーーーう。

ってなわけでどんでん返しもあり(笑)

でも続編があったら見たいなって思ってた私は嬉しかったり(笑)

コンスタンティンを囲む主要な仲間達はみんな亡くなってしまった

パート2ではまた新たな相棒が登場したりするのかな。


マトリックスほど色恋沙汰に重点をおかないところが

さらによかった!

マトリックスでの二人のラブシーンは実際見てるのつらかったっす。


酷評もあり賛否両論であろうこの映画

実際、わかりづらかったり、うやむやなまま流されたりしてるとこ

も沢山ありそう。


私は面白かったし、好きですね。