【やさいやふうど】美味しい・採れたて野菜あります。

東急池上線・雪が谷大塚にある産直青果店“やさいやふうど”のブログです。
野菜や果物を食べること。もっともっと楽しめます!
店長ノムラが季節の採れたて食材と共に、日々のあれこれお伝えします。
good vegetables & fruits make us happy!


テーマ:
☆これまでのコラム → こちら

※2012.5初稿
※2014.7追記/スライド追加
※2014.11追記/段落分け


こんにちはニコニコ

当店、特に自然食品や自然栽培の店ではありません(産直の八百屋です)が。。
普段から気になっていたので改めてコラムにしたいと思います。
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広告や通販・各種メディアでよく見る「自然栽培」の文字。

なんとなく良さそうなイメージがありますね。

ただ、私自身の解釈で恐縮ですが、
「自然栽培」という言葉、私自身&お店のスタッフには使わせていません。

この「自然」という表現がどの内容を指しているのかわからないんですね。

さらに踏み込むと、
生産者が使う「自然栽培」と
販売者が使う「自然栽培」は、レベルが違うと感じています。


生産者・販売者がそれぞれ使っている「自然栽培」の違い、以下に記してみます。

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☆販売者が使う「自然栽培」☆


「青果・農産物・食料品販売者」が栽培に関して表記できる内容は厳密には以下2つのみです。

「有機JAS認証」→第三者がチェックして(自然由来の)農薬・肥料成分のみ認められている
         →栽培時に使用した器具/資材の履歴が追えること・設備が整っていること
「特別栽培農産物」(この言葉も紛らわしいですね)
    →その土地/地域で栽培された農産物の「農薬/化学肥料使用」が(夏/冬)基準の1/2以下

※きちんと栽培履歴が追える前提で『栽培時農薬不使用』という表現も可能。

つまり、上記を取得せずに
袋・看板・商品POPに自然栽培・無農薬・無肥料とだけ謳って販売することは
本来はNG項目、もしくは限りなくクロに近いグレーゾーンです。

 ※罰則規定が緩いため、特に通販では表記が多く見られます。
  →店の看板・店名・ポスターに自然栽培を表記→個別袋/商品別には表記ナシ。
  →通販では割とそのまま「自然栽培」と出てしまっているサイト/業者が多い。

また、小売店・通販といった販売者が「自然栽培」という言葉・表現を使用するにあたって、
有機JASのような『表示に関する法律』『ルール』もなければ、第三者がチェックするようなこともありません

販売する段階では「自然栽培の基準」が各業者で異なります。
※「独自の基準で」と記載しているのは、要は「統一基準がない」という裏返し。
※販売者自身が定める自然栽培というルールの中で営業しているというのが実情です。

農薬/化学肥料を「できる限り」使わず → 自然栽培、 という業者も現にあります。
※オーガニックストア、と呼ばれるスーパーや通販にもこれらの表現は見受けられます。

生産者の段階では“ある程度のルール”があります(後述します)が、
販売者の段階では統一性がなく、残念ながら「自然栽培」という表現だけが独り歩きしていると言って良いでしょう。


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一方、生産者皆さんが言う「自然栽培」とはどんなものでしょうか。


☆生産者の「自然栽培」☆

この“栽培技術イメージ”の図をご覧ください。

※イメージ図は自作です※
※かなり思い切って簡略化しています※


生産者の皆さんが言う「自然栽培」はいわゆる自然農法の範疇にありそうです。

ほぼ、この図の“無農薬”“無肥料”の枠内に当てはまります。
もしくはもう少し範囲が広がって“有機JAS”の基準に従った栽培内容となっています。

 無肥料の一例→ マメ科作物を“輪作”することで畑の養分を補ったりする →堆肥を使わない
 無農薬の一例→ 栽培途中にネットを被せる(防虫=家でいう網戸の役割)
        除草をこまめにする・苗を植える前に太陽熱で消毒/滅菌する など。

 有機JAS: 天然由来の成分がベースの農薬(の役割を果たすもの)や肥料を使用できる。
     (農薬)→ 銅・亜鉛・重曹(炭酸水素ナトリウム)・水あめ・善玉菌・石灰・虫など
           使用方法/用途がJAS法で認められているモノを“農薬扱い”としている
          参考:http://www.greenjapan.co.jp/yuki_hyoji_noyak.htm
     (肥料)→油粕・魚粕・糠・牛糞/鶏糞・植物のすきこみ・草木の炭や灰など
         →単発で使用したり、上記を混ぜこんで発酵させたもの=堆肥として使用

多少程度の違いはあれど、生産者の「自然栽培」には一定の基準やルールがあります。
 ※「無」かどうか、という議論はさておき。

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【まとめ】

有機JAS認証。無農薬。無肥料。有機肥料使用。特別栽培農産物。農薬使用○回/△割減 etc.

いろんな表記がありますが、これらの表現に
(販売では特に何も担保・保障されていない)
「自然栽培」という文言を加えることで“なんとなく良さそう”へ繋げているように感じます。

現行法では有機JASや特栽を取らずに「自然栽培・無農薬・無肥料」と表記して販売をすると違反となります。

諸々の事情やネット野放しの状況がグレーゾーンを作っている現在。
本来皆さんが知りたいはずの“安心できるのか”“農薬や化学肥料の使用”は「自然栽培・オーガニック」の表記だけでは判断できません。

「自然って何?」「無農薬って何?」と聞かれたら、どのレベルまでが自然/不自然・使用範囲なのか、おそらくひとりひとり答えが違うと思います。

「自然食品」「自然栽培」という表現が使われていたら、
「有機」「オーガニック」という表現も念のため気にしつつ、
【店・通販サイトのルール】がどういうレベルなのか見てみましょう。

きちんとされている生産者/販売業者さんは、必ず定義・ルールがあります。

買われる皆さんが納得できるものかどうか。
販売側が栽培方法とは違う視点、あやふやな表現/効き目がありそうな表現/(水の浮き沈みといった)科学的根拠のない実験で済ませてないか。
ひとりひとりの判断基準と照らし合わせて、購入するか否か、信じてよいものか決めていただければと思います。


※少しそれますが、
※自然栽培だから無農薬だから農産物が水に沈む・腐らないということはありません。
※農薬/肥料を使う使わない関係なく、手間をかけて質量重く育ったものは水に沈むのでしょう。
※腐る腐らないは、農産物の表面にあるわずかな傷等に(空気中の)腐敗菌がつけば腐ります。

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☆やさいやふうどで大切にしていること☆

産地直送・農家さん直送の店を掲げる当店では、
「誰がどうやって作ってお店まで届いているか」が大切と考えています。


生産者皆さんと普段からコミュニケーションをとりながら、
(「土づくり・栽培方法」「生育の途中経過」「収穫状況」など)当店においしい状態で届くまでの「工夫・こだわり」を
できるだけ正直に・正確にお伝えしたいのです。

※農薬・化学肥料の使用/不使用にかかわらず、これまで当店ブログに出てきた各生産者さんは
※各自たくさんのルール・基準を設定され、栽培されています。
※仮に、農薬や化学肥料を使わないAさんの野菜をお伝えする際、
※試食やお試しサンプルを配布して、その良さ・美味しさを感じてもらっています。
※興味/不安をもたれたら、Aさんの美味しく作るための工夫・努力・信念、
※(天候や畑の変化による)収穫状況なども正直にお伝えしています。

逆説的かもしれませんが、
有機/無農薬の野菜でも、農薬や肥料を使用して育てた野菜でもフラットに見て、良さを伝えるようにしています。
無農薬も有機も慣行栽培も、当店では同じレベルの野菜として捉え、販売しています。

あとは「買う皆さんの基準に合っているか、買って楽しめる範囲か」ということ。
販売する私たちはキチンとお伝えできるよう“準備”をしています。

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繰り返しとなりますが。

当店ではあいまいな表現を避けるべく、
「自然栽培」という表現を使っておりません。

表現方法の問題といえばそれまでですが、正確にお伝えしたい。

普段から良く知る生産者皆さんが丁寧に作る
届いたものを美味しい状態で販売する不安や期待に応える販売者。
いろいろ聞けて、味わって、楽しめて・安心して買えるお客様(購入者)。

その一連の流れが青果そのものの「美味しさ」をつくっているように思います。ニコニコ


美味しい野菜と、正しい情報がお届けできるお店に。
皆さんから「野菜ならここ合格」と、信頼してもらえるお店を目指したいですね。

当店フェイスブックでも見ることができます。
生産者さんをタグ付けしたり、HPを紹介していますので、興味をもたれた方はそのリンクに飛んで閲覧していただければよいと思います。

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※補足※

いわゆる自然農法を実践されている生産者はすごいな、と思っています。

農薬/化学肥料をつかわず、中には堆肥すら使わない方もいらっしゃいます。
で(さまざまな制約がある中で)おいしい方はもっとすごい。

ただ、自分としては「自然栽培」という紛らわしい表現に逃げずに、自信を持って販売してもらいたいです。
農薬・化学肥料をつかわずに丁寧に育てました。美味しいですよ~食べてみてください。」で必要十分ではないでしょうか。

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★慣行栽培・有機栽培何が違うの?というお問合せがありましたので
 簡潔に追加しました。以下更新版です。(2014.7.9更新)





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(以下、お知らせです)

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店主自己紹介 ~元・トマト嫌いの店主~
お店のコンセプト
野菜を買うとき
当店の特徴/採れたての良さ
農薬使用・不使用は美味しさと関連しない
有機JAS・農薬不使用・慣行栽培に関係なく『おくすり』=農薬 『サプリメント』=肥料
 ※気にするほどの差はありません

自然栽培という表示を使わない理由


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※他、当日入荷状況等詳しくはお店までお問い合わせください

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