前回は、仕事の帰りに、残業だったことにして、せんとくんにナイショでなら燈花会に行ったら、そのことがバレてしまったわけで…。

 

 その前回のお話は、

 

 「なら燈花会~インド古典バンスリ演奏編 」(2016年8月13日更新)

 

まだ読んでいない人は、こちらから読んでみてね。

 

 というわけで(だからどういうわけやねん?)翌11日に、再びなら燈花会の会場にやってきたよ。

 

 

 

DVC00382.jpg

 

DVC00383.jpg

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、ろうそくの灯がついてないじゃないって?

 

 あのねぇ、せんとくん。まだこんなに明るいでしょ。明るい時間に燈花会をやってどうするの?

 ろうそくに灯をつけるのは、19時になってから。それまで大人しく待ってなさい。

 

 えっ?何だって?…お父さん、要するに、始まる前に来ちゃったっていうことなの?お父さんも使えないよねぇって?

 

 うるさい。

 

 …はい、結局、せんとくんを連れて、なら燈花会に行くことになったというわけね(これ、一部マニアからは絶賛される展開なんだろうね)。

 

 まだ明るい、始まる前の燈花会会場では、

 

DVC00384.jpg

 鹿さんがのんびりと草を食べていたよ。

 燈花会のカップは、シカだけにシカトして…。

 

DVC00385.jpg

 えっ?せんとくん、だから何?

 お父さん、「シカだけにシカトして…。」って、それ何?

 お父さんがつまらないダジャレを言ったせいで、真夏なのに、会場全体がサムくなって、凍りついちゃったじゃないって?

 

 ったく、あんたはそういう余計なツッコミをするんじゃないの。

 

 

 

 それでは、時計の針を一気に19時まで進めるね。

 奈良春日野国際フォーラム~甍~I・RA・KA~(旧新公会堂)を抜けて、裏庭に出たよ。

 

 会場に入ったすぐのところにあったのが、このオブジェ。

 流れ星をイメージして作ったんだろうね。

 この流れ星だったら、消えるまでに3回お願いするのは、楽勝だよね。

 

 恋愛成就、恋愛成就、恋愛成就…よし、これで今度こそ、お見合いパーティーで相手が見つかるぞ。

 

 えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、何、寝ぼけたこと言ってるの?寝言を言うのは寝てるときだけにしてよね。

 いくら流れ星に3回願い事をしたところで、お父さんみたいに頼りなかったら、相手が見つかるわけないじゃないって?

 しかも、それだけじゃなくて、お父さんは、どんくさいし、おバカだし、おまけにぶ男だから、話にならないよねって?

 

 そうだったよね。いくら流れ星に願い事をしたところで、お父さんじゃ、話にならな…って、コラ、せんとくん。何を言わせるの。

 ったく、お父さんの恋愛が成就したら、あんたにもお母さんができるんだからね。

 そんなことばっかり言ってないで、あんたも少しは協力しなさい。

 

 

 そして、庭の方に目を向けてみる。

 

 19時になってちょうど点灯したばかりに撮った写真ね。

 

 えっ?せんとくん、何なの?…お父さん、まだこんなに明るいじゃない。

 これじゃあ、燈花会の雰囲気、出てないじゃない。

 ホント、お父さんって使えないよねって?

 

 あのねぇ、せんとくん。暗くなる時間を調整するなんて、できるわけないでしょ。

 こればっかりは、自然のことなんだから、暗くなるのを待つしかないでしょ?

 

 えっ?何だって?…違うでしょ。こういうときに、暗くならないのは、お父さんの日ごろの行いが悪いからじゃないって?

 

 ったく、そんなわけないでしょ。それに日ごろの行いのこと、あんたにだけは言われたくないよ。

 

 せんとくんは、あれこれ言ってはいたけど、19時になって、ろうそくに灯がともされると、まだ明るいにも関わらず、たくさんの人が集まってきたよ。

 

 そして、せんとくんも、文句ばっかり言ってる割には、ちゃっかり写真のおねだりだけはしてきたよ。

 

 

 こちらが奥から見た裏庭の風景…そして大分暗くなってきたよね。

 それじゃあ、もう1枚。

 

 

 それじゃあ手前の灯を拡大してみるね。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、写真撮ってよって?

 

 ったく、しょうがないなぁ。

 

 えっ?せんとくん、何?…お父さん、下手くそ。暗くなってきたからって、ぼくの顔まで暗くなってるって、どういうことなのって?

 

 ったく、あんたは撮らせておいて、文句ばっかり言うんだから…。

 

 

 …なんて言ってるうちに、真っ暗になってきたよね。

 せんとくん、お父さんの言ったとおり、待ってたら暗くなったでしょ。

 

 えっ?だから何?…お父さん、待ってたら暗くなるなんて、当たり前のことじゃない。

 夜になったら、暗くなるなんていうこと、幼稚園児でも知ってることだよ。

 それをドヤ顔で「せんとくん、お父さんの言ったとおり、待ってたら暗くなったでしょ」って、当たり前のことを、あたかもスゴイことみたいに言うなんて、お父さん、バッカじゃないのって?

 

 ったく、あんたは、どうしてそういう言い方しかできないの?

 

 そして、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~の建物と裏庭の燈花会の灯。

 

 これがまさに燈花会という風景だよね。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、「これがまさに燈花会という風景だよね」って、何もしてないお父さんが、何、ドヤ顔で言ってるのって?

 

 コラ、せんとくん。あんたは、そういう余計なことばっかり言うんじゃないの…。

 

 そして、こちらは…

 

花の形にろうそくを並べていたよ。

 

 あっ。コラ、せんとくん、おイタしちゃダメでしょ。

 

 そして、

 

木のまわりにも燈花会の灯が並べられていたよ。

 それにしても、きれいな風景だよね。

 

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、たしかに燈花会はきれいだったけど、お父さんの下手くそな写真じゃ、それがまったく伝わってこないよね。

 この写真だって、後の燈花会の灯がほとんど写ってないじゃないって?

 

 ったく、あんたはどうしてそんな言い方しかできないの?

 

 

 その燈花会の会場では、

 

一客一燈もやっていたよ。

 

 一客一燈というのは、決められたエリア内の好きな場所にカップを置いて、自分自身でろうそくに灯りともすもので、要するに燈花会の会場に自分の灯がともされるというわけね。

 

 この一客一燈は、

 

 心をこめて

 あなただけの灯りを

 灯してみませんか。

 

 奈良に集う人々の心が

 やさしく あかるく

 花開きますように

 

 パンフレットには、このように書かれていたよ。

 

 その一客一燈の協力金は500円。

 その協力金は、来年の燈花会のろうそく費用になるんだって。

 

 つまりは、一客一燈に参加することで、来年のなら燈花会開催にもつながるわけで、多くの人が一客一燈に参加することで、文字通り燈花会の灯を消さないことになるわけだよね。

 

 というわけで、NOBURINも一客一燈に参加してきたよ。

 

一客一燈のろうそくは、だいたいこのあたりに置くことになってるみたいだよ。

 

 そして、NOBURINもろうそくをカップの中に入れて、灯をともしたのだが…。

 なんか、ろうそくが悪いみたいで、すぐ消えちゃうんだよね。

 あわてて、スタッフがかわりのろうそくを持ってくる…こんなハプニングもあったよ。

 

 えっ?せんとくん、何なの?…こんなときに、ろうそくの灯がすぐ消えちゃうのも、ひとえにお父さんの日ごろの行いが悪いからだよね。

 お父さんの日ごろの行いが悪いのを、ちゃんと神様もお見通しで、お父さんもまさに風前の灯っていうことなんだろうねって?

 

 そうそう、日ごろの行いが悪いお父さんは、まさに風前の灯というこ…って、コラ、せんとくん。何を言わせるの。

 ったく、あんたは、縁起でもないことを言うんじゃないの。

 それに、日ごろの行いのことは、他の人ならまだしも、あんただけには言われたくないよ…。

 

 そして、仕切り直しで新たなろうそくに灯をともす。

 

 こちらがNOBURINの灯したろうそくね。

 これを上から見たらこんな感じね。

 

 

その一客一燈の会場付近から見た会場の灯。

 

 そして、

 

やっぱりせんとくんは、写真のおねだりをしてきたよ。

 

 

 奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~の建物の前にも、こんな灯があったよ。

 

 

 

 ちなみにこの灯は、

 佐賀県の武雄市から贈られてきたものなんだよ。

 あおによし奈良の都になる奈良ホテルと武雄市にある武雄温泉楼門・新館はともに辰野金吾博士が設計したもの。

 そんなことから平成24年5月2日に「奈良市・武雄市連携誘客宣言」を締結した縁で、武雄市からこの飛龍窯灯ろうが贈られてきて燈花会の会場に展示されているというわけね。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、こうやって都市間で連携をして交流を深めていくのはいいことだよね。

 それゆえに縁あって、こんな立派な灯を武雄市から贈られてきたわけだからね。

 この友好の灯は、いつまでも消さないで灯し続けていきたいものだよねって。

 

 ホントにそうだよね。あんたもたまにはいいこと言うじゃない。

 

 えっ?何だって?…それに比べてお父さんみたいに頼りないわ、どんくさいわ、おバカだわ、おまけにぶ男じゃ、そりゃ縁があるわけないよね。

 だから、お父さんは、何回お見合いパーティーに行っても、相手が見つからないで、いつもスゴスゴと帰ってくるんだよねって?

 

 そうだよね。お父さんには縁がないか…って、コラ、せんとくん。何を言わせるの。

 ったく、さっきは、せっかくいいこと言ったのに、どうしてそういう余計なことをつけ足すの?

 さっき誉めたのは取り消しね。

 

 

 裏庭の灯を見た後は、北側の通路へと向かう。

 そこから西に曲がった道にあったのが、

 

石あかりの小径だよ。

 その入口にあったのがこちらの燈光ね。

 それでじゃあ、拡大してもう1枚。

 

 

 続いては、

 

 灯桶…お~け~?

 

 

 ふくろうだよ…ホ~。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、さっきから「お~け~?」とか「ホ~」とか、何、くだらないダジャレを連発してるの?

 お父さん、この暑さで頭がおかしくなっちゃったんじゃないのって?

 

 コラ、せんとくん。失敬な。この暑さで頭がおかしくなったってどういうことなの?

 

 えっ?何だって?…あっ、そうだったね。そうじゃなくて、お父さんの頭は、もともとおかしかったんだったねって?

 

 ったく、あんたはどうしてそういうふうに受け取るわけ?

 

 

 こちらは燈花会のちょうちんね。

 よく見たら、ちょうちんには、「なら燈花会」と書いてあるよ。

 

石仏もあったよ。これはありがたみがあるよね。

 

 って、コラ、せんとくん。あんたじゃないでしょ。

 ったく、あんたは、紛らわしいタイミングで出てくるんじゃないの。

 

こんなきれいな燈籠もあったよ。

 

 こちらは果樹園だって…ニャルホド。

 

虹輪…文字通り七色の光がきれいだよね。

 

 こちらには、仏像や塔なんかがたくさんあったよ。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…それよりお父さん、この下手くそな写真は何?散々撮りなおして、結局このデキなのって?

 

 うるさい。下手くそで悪かったよね。

 

 反対側にも…

 

 こんな石灯があったよ。

 

 そして出口に到着…次の会場に向かったけど、その話はまた次回。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、これだけ時間をかけて、これだけしか書けなかったの?

 これじゃあ、最後まで書けるのはいつになるのか、先が思いやれるよね。

 お父さんって、ホントにノロマだよねって?

 

 コラ、せんとくん。あんたエンディングまで余計なことを言うんじゃないの。

 

 

 

 そのなら燈花会は、本日が最終日だよ。

 燈花会のほの灯りを見ることができるのも、今年も今日が最後。

 この機会を是非お見逃しなく…。

 

 なお、点灯時間は19時~21時45分だよ。

 会場はこちらの地図を参照してね。

 

DVC00338.jpg

 

DVC00339.jpg

 

DVC00199.jpg