このコラムの最終回となる今回は、がれき受入れに関する個人的な

見解を示しておきます。

東日本大震災のがれき受入れは、今、全国的な話題となっています。

地方議会の3月定例会に合わせて、この決議が全国で諮られた為、

マスコミ等を通じ、大きく報道され、みなさんの知る由となりました。


まずは報道のあり方についてです。

この期間における報道のスタンスとして、がれき受入れをしないことは

「悪」だとする論調が多く目につきました。

被災地の復興を行うには、がれきの早期の処理が必要であり、

それを全国の自治体が態度を率先して表明し、行動をするべきだと・・・。

これは地方自治を完全に無視した論調であり、与するに値しません。

いつかのコラムでもマスコミのあり方を論じましたが、ちょっと一方的な

印象を受けました。

次に民主党政府の対応の遅さです。

東日本大震災のがれきを広域処理する為の協力要請は各都道府県知事宛

内閣総理大臣の名前で3月16日に行われています。

震災から1年を経過してからの要請は、それが良いか悪いかを別にして、

あまりにも遅すぎます。


そして、次に萩市議会の対応です。

3月定例会最終日の本会議前の全員協議会で、この問題をはじめて協議

しました。かくも重要な議案が当日の当日になって、議員に諮られる・・・。

会派の代表ですら、当日まで知らなかったというあり様です。

それでは、いつ、この問題について、市民の声を聞くのでしょうかはてなマーク

議決の後では遅すぎます。


この全員協議会の場でも、市民・住民のコンセンサスは得ているのかはてなマーク

との発言もありました。

また今回のがれき処理は、放射能による汚染リスクもあることから、

拡散させず、集中して処理すべきだとの指摘もありました。

そして、小生からはなぜ急ぐのかということを問いました。

国からの具体的な説明は3月26日に行われるとのことでしたので、

その説明を前に議決を諮るというのは、少々拙速な感がします。

進取の精神には敬意を払いますが、今回は複雑な問題が介在しています。

最初に手を挙げるのではなく、様子を見ながら、市民の声を聞いて慎重に

進めていく問題と考えます。

前述の各議員の発言、指摘には大いに賛同できます。

特に清掃工場周辺の住民の理解が得られるかが大きなポイントです。

国は被災がれきは安全だと主張するかもしれませんが、どこまで担保

できるかは不透明です。

また安全基準が変わることもよくあることです。


最後に東日本の被災がれきをなぜに遠路はるばる萩まで持ってくる

でしょうかはてなマーク

輸送コストは国の全額負担とは言え、極めて大きなコストです。

それはすなわち国民負担にもなります。

財政が厳しい折、片や増税、一方ではコストを無視した政策を展開した

のでは本末転倒です。

ここは国がリーダーシップを発揮し、被災地を直轄地として買い上げ、

そこに被災がれきを集中して処理する施設を建設した方が効率的で、

経済的です。被災地の雇用も期待できます。


心情的には、被災がれきを受入れ、復興を手助けしたいとの思いも

あります。

これは小生だけではなく、萩市議会の議員みなさんに共通する思いです。

ただ、それを受入れるには、もっと時間をかけて、市民の声に耳を傾けて

慎重に判断すべきだというのが結論です。

「NO!」という声が多ければ、被災がれきの受入れをしないというのも、

一つの答えです。











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