選挙戦最終日。

スタッフの疲労も困ぱいですが、泣いても笑っても今日が最終日。

市民の皆さまに、せき 伸久から最後の訴え。

最終日ともなると、正直、政策うんぬんではありません。

「明日の投票日はせき 伸久をお願いします。」を連呼しました。

三見地区のおばあちゃんが、「足が悪くても、投票所には行くからの。」

と声を掛けてくれた時は、正直、涙ぐみました。

先日も違うおばあちゃんが、「手が痛くても、名前は書けるからの。」と

お声掛けを頂いております。

わざわざ、支持する候補の名前を書くだけに手や足が痛いのを我慢して、

投票所に足を運んでくれるのです。

本当にありがたいことです。

 

今回の選挙戦では取り立てて、新しいことを市民の皆さまに訴えるのではなく、

これまで議会で発言してきたことを私の口から直接市民の皆さまにお伝え

しました。

定数を大幅に削減したこと、明倫学舎・孔子廟にかかわる正しい事業概要、

高校生までの医療費無料は聞こえがいいが、皆さんの国保料が上る

可能性があること、萩市の財政状況、そして私的流用が報道された某企業と

萩市のかかわりについて、今後も調査していく姿勢を主に市民に訴えて

きました。

萩市の民意が二分されていると言われるなか、私自身もどんな審判を受けるか

大変気になるところです。

最後に支援者の皆さま、そしてスタッフの皆さまに感謝申し上げ、この

シリーズを閉じたいと思います。

皆さまの心温まるご声援、誠にありがとうございました。

 

「ブレない、最後まで!」せき 伸久

 

 

選挙戦6日目。

今日は、午前中のうちに周辺部(小川・紫福地区)をまわり、

午後は市内を中心に遊説しました。

過去2回の選挙戦では、アトラス駐車場をお借りして、街頭演説を

行っていましたが、今回は19日の2回のみ。

では、街頭演説をやめたのかというと、そうではなく、個別に

行っています。

今日も個別に街頭演説を行い、明倫学舎の事業概要について

丁寧な説明を行ったところです。

また萩市の観光戦略についても触れました。

今年は明治維新150周年にあたりますが、ips細胞の山中伸弥さんを

招いての記念講演や囲碁の本因坊戦、そして城下町マラソンに

シドニーオリンピック金メダリストの高橋Qちゃんを招いての事業は

すべて市民むけの内向きの事業であり、経済効果は期待できず、

市外から観光客を招き入れる事業にはなっていない、と主張。

今後、軌道修正を求めていきたいと私の考えをお伝えしました。

それと本日市民の方からお葉書が届きました。

以下、内容。

 

「明倫小学校3号、4号棟の保存・整備必ず実現。」(原文)

「日本建築(木造)による素晴らしい学舎として。」(原文)

 

何か大きな変化が起こりそうな気配がします。

 

「ブレない、最後まで!」せき 伸久

 

選挙戦5日目。

午前中は堀内地区を皮切りに城下町、そして江向地区を遊説しました。

堀内地区では、年輩の女性が

「明倫学舎を残して欲しいから、あなたに一票入れたよ。」

と話しかけてきました。

私は、「できるだけ残せるよう努力します。」と応じたところ、

その女性は、「できるだけ残すではなく、必ず残して!」と

畳みかけてこられましたので、我が意を得たりと思い、

「私の選挙ポスターには、必ず残します、と書いてあります!ご安心を」

と切り返しました。

そして、「想像してください。4棟ある明倫学舎が2棟になるところを。

みすぼらしいでしょう。4棟揃ってはじめて価値ある建物です。4棟は

必ず残します。」とお伝えしました。

 

その後、江向地区で遊説をしていたところ、藍場川越しに女性の方が

手を振られたので、応じたところ、

「ブログを見ています!」と話しかけられました。

とてもうれしくなりました。

 

そして本日はアトラスの駐車場で午前中と午後それぞれ1回街頭演説を

行いました。

話の内容は明倫学舎の正しい事業概要と高校生までの医療費無料で

後年皆さんの国保が値上がりする可能性があるということ、

そして、某民間会社の私的流用に関し萩市との関連についてです。

特に明倫学舎については丁寧に説明を行いました。

事業費の約7割が国の補助金でカバーされる予定であったこと、

運営費は約1億円かかっていますが、歳入(収入)も確実にうんでいる施設で

あること、萩市の年間予算は約300億円ですが、税収の割合は60億円も

なく、財源を国に依存しなくてはならない体質であること、それでいて、

合併後13年間で約269億円もの借金を減らしてきたこと等を説明しました。

 

夕刻以降は福栄地域、むつみ地域を周遊しました。

福栄地域では農業に従事していると思しき年輩の男性が、

「明倫学舎は必要ない、それよりも農道の整備をしてくれ」と言われるので、

明倫学舎の国の補助金は資金使途が決まっており、農道整備に使えない

とお答えし、こう付け加えました。

「萩市の人口は10年後40,400人。20年後は3万人を切ります。

人口統計は嘘をつかないので、必ずそうなります。

萩市は山口県の食料生産基地を自負していますが、人口が減れば、

農産物もここでは売れなくなります。

であれば、観光客も含めた交流人口を増やし、萩市を訪れる人たちに

ここで採れる農産物を食べてもらう以外、道はありません。

幸いにも、明倫学舎には年間30万人が訪れているわけですから、

少なからず第一次産業にも貢献できています。」と。

 

残すところ、あと二日。

毎日いろんな出会いがあります。

明日もできるだけ多くの人に会い、私の考えを伝え、お話をお伺いします。

 

「ブレない、最後まで!」せき 伸久

 

 

 

今日から選挙は中盤戦。

これまでは、市議会議員の定数を26名⇒20名に削減してきた実績を強調して

訴えてきました。

思い起こせば、当初は定数削減に反対の議員も多く、

テーブルについてもらうのも一苦労でした。

しかし、私は大幅削減を訴え、それが議員の資質向上につながると説諭して

定数20を実現しています。

実は、この考えに当初賛同してくれた議員はわずか6名。

これでは過半数にはなりませんので、説諭・説得を続け、最終的に14名もの

賛同者を得て、定数20名を実現したのです。

このことをこれまで強調して訴えてきましたが、今日からは、某民間会社の

私的流用について、萩市として公的資金を使って支援する考えなら、それは

慎重を期すべきとの考えをお伝えしています。

 

話は変わりますが、昨日、今日で選挙公報が配布されていますね。

この一年、明倫学舎や孔子廟の対応で萩市は議論を二分してきましたが、

公報を見る限り、このことに触れているのは、現職で私含め3人、新人で

1人だけです。

他の候補はこの事業の推進派も反対派も争点にすることなく、この問題には

敢えて触れていません。

これで市民は一体何を判断しろというのでしょうね?

 

 

 

この選挙戦で訴えていることのもう一つは、

この夏から予定されている「高校生までの医療費無料」はもろ刃の剣である、

ということです。

高校生までの医療費無料で萩市が負担するのは、子育て世帯の窓口負担の

3割だけです。

残りの7割は一体誰が負担するのか、ということを今一度考えてみる必要が

あります。

私は、国保、社保への影響は必至で後年、国保料等の値上がりにつながる可能性が

大きいと判断しています。

この政策を行うのであれば、すべての子どもを対象にするのではなく、

第三子以降に限定するなど、国保、社保への影響を軽微に抑え、即効性のある

政策に変更すべきです。

本日、選挙公報が配布されていますが、国保の引き下げを訴えながらも、

高校生までの医療費無料(所得制限の廃止)を求めることは、政策的に矛盾が

生じています。

私は、第三子以降に限定し、その場合は、医療費のみならず、給食費、保育料等の

公的負担を一切、市が面倒を見るとするインセンティブをつけた政策の方が

いいと考えます。

良識のある市民の皆さま、聞こえのいい言葉に惑わされることなく、物事の本質を

見抜いて、ご判断ください。