インカレが目前に迫っています。
今大会も盛況となって欲しいです。
さて,ブログの更新も久しぶりです。
ボクがこの数ヶ月間,いったい何をしていたのか…については,おいおい書くこともあるかも知れません。
それはおいといて,この記事では,ボクが第1回目のインカレで構築した〈審判依頼料〉の考え方について書き記しておこうと思います。
〈審判依頼料〉のシステムを構築したのはボクですから,この仕組みがインカレに関係する人たちに,うまく伝わっていなければ,その責任はボクにあります。
そこで,新しく〈今後の審判依頼料の在り方〉について検討する動きがあるそうなので,その一助となればと思って書いておきます。
さて,〈審判依頼料〉とは何なのでしょうか。
インカレを含み,ラートの競技会では充分な数の審判が必要不可欠です。
主催者は,審判を集めなくては競技会を開催できません。
そして,審判を集め,働いてもらうには,交通費,食費,宿泊費,謝礼などなど……
経費がかかります。
通常考えるとしたら,その〈審判を集めるために出場選手が負担する費用〉……と考えられるでしょう。
ですが,ラートインカレの場合,そのものズバリそういうことかというと,ちょっと違うのです。
この違いが,ちょっとのようで,すごく大きな違いなので,知っておいてもらいたいのです。
インカレの場合,インカレのOBOGが審判を引き受けてくれる場合が多いので,苦しい実行委員会の経済状況を理解した上で,さらに謝礼を要求する審判はあまりいないと思います。
ですが,実行委員会としては,泊まりがけで大会に駆けつけて審判をしてくれる人の宿泊費や食費はお支払いしたいのが気持ちというものです。
だがしかし,現実的に,審判がインカレに駆けつけてくれる経費全額をお支払いすることは,不可能です。
……いや,じつは不可能ではありません。
可能にするには,選手から集めるお金を多くすればいいのです。
それなら,選手からお金をたくさん集めればいいのでしょうか。
問題はそんなに単純ではありません。
選手からお金をたくさん集めるということは,選手の金銭的な負担を増やすことになります。
全日本選手権などではそれも場合によってはやむを得ないことでしょう。
ですが,特にインカレでは,選手として出場してくれる人たちが,大学生であることを忘れてはなりません。
安易に選手の負担を増やしては,参加したいけれど,経済的に参加できないという学生を増やすことになります。
ボクは決して裕福な学生ではありませんでした。
毎晩,ラーメン屋でバイトしながら,ラートの練習を続けてきました。
そんなボクですから,大会に参加する選手の負担は,できる限り抑えたいと思いました。
裕福な学生もいれば,そうでない学生もいます。
ボクは,インカレを〈裕福でなければ出場できない大会〉にはしたくありませんでした。
では,どうすれば,そういった問題を総合的に解決できるのか。
ある人は,スポンサーをつければいいといいました。
確かに,第三者であるスポンサーが大会の経費を大幅に負担してくれるのなら,いろいろな問題があっさり解決します。
ですが,この時代,そう簡単にたくさんお金を出してくれるスポンサーはつきません。
とは言っても,〈スポンサーをつけるのがいい〉といってくれた人の行動力は相当スゴイもので,これまで,プログラムに広告をのせることでスポンサーになってくれた会社もありました。
でも,ボクが考えたのは,ちょっと違うことです。
審判を各大学のOBOGにお願いすることで,問題が解決できると考えました。
つまり,参加選手・大学が,自分たちの大学のOBOGを審判として大会に連れてくることで,選手に請求する費用を割り引こうと考えたのです。
もちろん,
OBOGが大会に足を運ぶには費用がかかります。
OBOGに審判をお願いするのですから,この費用は各大学の出場選手が負担する必要があるでしょう。
それでは,参加選手の負担を軽減するどころか,かえって割り増しにすらなってしまいかねません。
だがしかしだがしかし,
「各大学のOBOGである」というところがポイントなのです。
これは,どういうことかというと,
「お金はあまり払えないけれど,お願いできますか?」という意味です。
要は,
社会人である各大学の先輩方に甘えちゃおうというシステムなのです。
各大学の学生さんに,OBOGの方が審判を依頼されたら,このことを思いだして欲しいのです。
社会人の懐で,後輩の負担を少し軽くしてあげて欲しいのです。
また,このシステムは,別の側面も持っています。
先述したとおりのことであれば,なにも,〈審判依頼料〉を特設しなくても,〈参加費〉と〈審判員を連れてきた割引〉で対応できるはずです。
なのにわざわざ〈審判依頼料〉を特設したことにも理由があります。
それは,参加選手の〈公平感〉を大切にしたかったからです。
審判を連れてくるのが容易な大学もあれば,難しい大学もあります。
特に,筑波大学などは,審判を引き受けてくれそうな先輩がたくさんいます。
大会開催地がつくば市であればなおさら連れてきやすいでしょう。
そして,つくば市近郊に住んでいる先輩にお願いすれば,厚意に甘えやすいという事情もあります。
それに対して,遠方からやってくる大学では,OBOGは連れてきにくいものです。
もちろん,厚意にも甘えにくいわけです。
それでも,引き受けてくれる先輩がいれば,大いに甘えさせてもらいましょう。
しかし,甘えられる先輩がいない場合,
あるいは,「それでは引き受けられない」と先輩に言われた場合はどうすればよいのでしょう。
そういう選手・大学のことも考えなければなりません。
この場合,OBOGを実際に連れてくるよりも安価に,審判をお願いできるシステムにすればよいと考えました。
先述した〈負担〉を抑えつつ,〈公平感〉を大切にすることを意図したシステムを構築すればよいのです。
そこで考えついたのが〈審判依頼料〉のシステムです。
そもそも世界選手権をひとつのモデルとしてインカレを作ったこともありますので,世界選手権に〈審判依頼料〉があったこともヒントになりました。
世界選手権も,審判を自前で用意するか,〈審判依頼料〉を払うシステムだったはずです。
さて,まとめます。
〈審判依頼料〉を特設すると,何が良いのでしょうか。
それは,全参加選手に公平な〈参加費〉の負担をお願いしながら,
OBOGを無償かごくわずかな負担で招くことのできる大学にとっても,
それができない大学にとっても,〈負担感〉を抑えることができるということです。
また,全参加選手・大学が,
審判を連れてくるか,
審判依頼料を払うか,
いずれかによって,審判の依頼を負担することになります。
このことが〈公平感〉を担保することになります。
さらに,これは,このシステムの別の側面ですが,
各大学が,審判員の選出に関わることができるメリットがあります。
例えば,ある大学のOBOGばかりが審判の競技会に参加した選手が,審判に不満が会ったときのことを考えてみて下さい。
ひいきされたと考えないでしょうか。
公平な審判が行われたと信用できるでしょうか。
そういうことは,どうしても起こりうるものだと思います。
こういうとき,自分の大学のOBOGが審判にいたら,見方もきっと変わるはずです。
自分の大学からOBOG審判を出せていなくても,審判依頼料を払った上で,自分の大学の代表が入っている実行委員会が選んだ審判となれば,信用も増すでしょう。
そういったことを考えて,〈審判依頼料〉のシステムを考えました。
まだ書き忘れていることがあるかも知れません。
説明が不十分なところ,わかりづらいところもあると思います。
そういったところは,質問していただければ,助かります。
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