2011-12-11 21:20:50

ドイツ製ラートの〈ビス〉について。

テーマ:アイテム
ラートにとって,〈ビス〉といわれている部品は,あまり取りざたされませんが,非常に重要な部品です。

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↑〈ビス〉

多くのラートは4分割ですから,接合部を固定する部品が必要なわけです。

この接合部を固定する部品……それが,〈ビス〉というわけです。


さて,この〈ビス〉ですが,

ボクのように,1週間に何度も,ラートを分解したり組み立てたりを繰り返す者にとっては,とてもやっかいな問題があります。

それが,〈レンチ空回り現象〉です。


〈レンチ〉……というのは,ラート界の通称です。

〈六角棒スパナ〉のことです。

自転車業界では,〈アーレンキー〉とも言うそうです。


脇道にそれました。

この〈レンチ空回り現象〉ですが,つまり,

〈レンチ〉を使って,繰り返し〈ビス〉を回していると,徐々に摩耗によって(ビス)の内径が拡大していき,最終的には締められなくなってしまう……という現象のことです。


これが,どうして〈やっかいな問題〉なのかというと,

この〈ビス〉というやつは消耗品であるのに,なかなか手に入らないからなのです。

正確には,「手に入れ方がわからない」といったところでしょうか。


ボクのようにラートを持ち運ぶような選手の多くは,最初にドイツ製のラートをZimmermannさんから購入して以来,付属されてきた〈ビス〉(予備含む)を消耗していっているのが現状ではないかと思いますが,いかがでしょうか。

かくいうボクもその一人で,ラートを2台持っていますが,消耗し続けていっており,残る健全な〈ビス〉は10個を切っています。


そこで,

「この〈ビス〉というやつはいったいなんなのか」

調べてみることにしました。


はたして,Zimmermannさんが工場でねじ切って作っているのか。

それとも,規格品なのか。


ねじ切って作られている特注品なら手に入るよしもないのですが,

規格品であれば,日本でも手に入るかもしれません。


ならば,どこに行けば手に入るのか。


さて,まずは持っている〈ビス〉をノギスで測ったり,ホームセンターに持って行って探してみたりしました。

もちろん(!),ホームセンターには売っていなかったのですが,いくつかの有用な情報を得ることもできました。


そのリサーチによれば・・・


ラートの組み立てに使われる〈ビス〉は,

規格品であり

正式名称を〈六角穴付止めねじ〉といい,

通称を,〈ホーローセット〉,あるいは〈いもねじ〉というねじの一種。


〈ビス〉には,〈平型〉や〈くぼみ型〉など先端の形によっていろいろな型があり,

〈ドイツ製〉は,〈トガリ型〉と呼ばれる形状である。


そして,肝心のサイズですが,

外径10mm,ねじ山の間隔(ピッチ)1.5mm,長さ10mm,内径約5mm,先端の角度90°でした。

これを,ねじ業界では,M10×10というようです。


また,材質は,たぶんステンレス製だと思われます。


以上のリサーチに基づいて探せば,入手できそうな気がしてきました。


そこで,ネット通販をしらみつぶしに探したところ,何件か取り扱っているところがありました。


しかし,どういうわけか,〈くぼみ型〉は安いし,比較的手に入りやすいのに対し,

〈トガリ型〉の入手困難なことといったら,この上ないのです。

しかも値段が高い!!


そこで,今後も買っていくことになるでしょうから,

とりあえず,

① 上のリサーチが正しく適合する〈ビス〉を表しているのか
② 実際にラートに使って問題ないのか

を実験するため,数個だけ買ってみようと思います。


うまくいったかどうかは,また,ブログで報告したいと思います。

もしうまくいって,他にも必要な方がおられれば,おわけしますから言っていただければと思います。

今後の報告に,こうご期待!!



【ラート】 I Love WheelGymnastics ! 【大好き!】

コメント

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1 ■WOW

今日もマニアックで興味深い記事をありがとうございます!!アレンキー、アメリカではこの単語を使っていましたよ!
ビスの消耗具合なんて今まで気にした事がなかったけど、これから気にしてみます。
ビスで不自由したこと無いんですよね。

2 ■うらやましい!!

コメントありがとうございます。

ボクの場合,来年中には確実にビスが不足します。

結構,死活問題です・・・(汗

3 ■おひさしぶりぶり

一応、仕事で多少扱っているので、私の知識をよかったら参考にしてください。

機械等を扱っている業界にとってはイモネジは一般的に珍しくないですが、ラートで使用している尖がったタイプは珍しいです。
おそらく受注生産になると思うので値が上がるのだと思います。

空回り現象ですが、穴のねじ山とイモネジのねじ山がうまく合っていない(斜めに入り込んでいる)のに強引にねじ込み、ねじ山が潰れてしまう現象です。
ねじが入りにくい場合は強引に入れず、イモネジの挿入の傾きを確認して、易しく挿入しましょう!
また、しっかりジョイントに入っていないのに強く締めるのもよくないです。私はネジがゆるい状態(ある程度は締まってます。)でいったん斜転をして、各ジョイントに隙間が無くなってから強く締めます。

あと、取り扱いで汚れてしまいますが、ネジに油を差すことをお勧めします。ねじ山の磨耗を防ぎ、錆も防いでくれます。

4 ■Re:おひさしぶりぶり

>松本さん

貴重な情報ありがとうございます。

ねじ穴とあわなくて空回りする現象は、日本製ラートではよくありましたが、ドイツ製のラートでは発生していないです(僕の場合)。

むしろ、六角の穴が磨耗によって広がって、六角レンチが空回りしてしまうんです。

なので、ビスはねじ穴にはあっているのですが、締まりません。

そうなると、ビスはもうつかいものにならなくなってしまいます。

それにしても、ラート本体側の穴を磨耗させてしまうというのは、なんとも恐ろしいです。

気をつけます……。

5 ■Re:Re:おひさしぶりぶり

>のぶさん
私が空回りでしたね(*^_^*)
日本のラートは母体に対してネジが固い(母体が柔らかい過ぎる)ので、簡単につぶれてしまいます。不器用な人に組み立ててほしくないです。

安いレンチは直ぐに角が丸くなってしまい、空回りしてしまいます。角が丸くなっている状態で強く締めて空回りさせてしまうとイモネジまで角が削れてしまいます。
レンチで締めるときはしっかり奥まで差し込んで平行に回すことを心がけましょう。硬度の高いレンチを選び、ボールポイントでの強い締め付けはやめましょう。

ちなみにドイツラートでねじ山が潰れてしまったら6mm(六角サイズ)のイモネジを付けるように加工しなければならないですねー。それにはドリルとタップとイモネジを購入しないと…その時は相談してください。仕事でねじ山の修理等する時があるので!

以上、おじさんの余計なおせっかいでしたm(__)m

6 ■Re:Re:Re:おひさしぶりぶり

>松本さん

コメントありがとうございました!!

お返事遅くなってごめんなさい。

注文していたビスが届きました。

見た目は完全に一致しているので、週末に検証実験をしたいと思います。

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